33 桜森高校同窓会
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ーー数ヶ月前ーー
『誕生日プレゼント?ニジノ御姉様ならなんでも喜んでくれると思うけど。』
[あっけらかんとした言葉を吐くのは妹の詩織だ。
ここは火浦家の一室。少年の召集により妹と御曹司、羽柴が集められている。輝くような金髪の持ち主である妹の婚約者が卓袱台に肘をつく様はなんだか不釣り合いだ。]
『宇宙旅行とかはどうです? ロケットを貸し切って二人で乗るんです。
ロマンチックですよ。』
[経済感覚がまるで違う金持ちボンボンの意見はまるで役に立たない。
そんな金どこにあるんだ!]
(250) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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『指輪でいいじゃない。まだ指輪はあげてないんでしょ?』
[まだ妹の意見の方がましだ。しかしそれにも少年は渋面を作る。]
……前にあげようとしたら、スケート滑る時は指輪つけらんねえって突っ返されたんだよ。
『そうなの?』
[きょとんとする妹。これは少年の解釈であり正確ではない。
彼女は”付き合い初めてすぐ指輪のプレゼントなんて重たい”という意味で駄目だと言ったのだ。
しかし少年は上記のように解釈した。スケートのことは詳しくないから、きっと彼女がそう言うならそうなのだと。
指輪はスケートの天敵。やまとおぼえた。
そこで石だけのプレゼントを提案したのは羽柴であった。
石や箱だけをプレゼントするという方法が流行っているのだそうな。 理由は、女性に好きなデザインを選んで貰えるからなんだとか。]
(251) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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『僕はダイヤモンド鉱山ごと彼女にプレゼントしました。
まず好きな石を掘るところからーー』
[御曹司の戯言は無視して、少年は妹から二月の誕生石を聞き出した。
以前に用意した指輪は、まだ少年が貧乏な頃のものだし、クリスマス用だったから今回はあげずに取っておこう。
何しろスケートをしていたら指輪はつけられないのだ(思い込み)。
石だけならそもそもつけられないから問題なかろう!(ずれた解釈)
こうして今年の誕生日プレゼントが決定しーー今、まさに。
彼女が箱を開いて石を目にしている。]
(252) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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ーー思い出の場所ーー
[言葉を詰まらせる様子を見守る少年。
また突っ返されたらどうしよう?喜んで貰えなかったら? そんな不安を抱えるも少年は黙っている。彼女の言葉を待つ。
1つ、また1つ。舞い散る雪がちらついて。 はらはらと落ちていく。
その不規則な動きとは異なる一筋。 ーー彼女の頬を伝う透明、それは。
消え入る言葉はそれだけ十分だ。この涙が悲しくて泣いてると勘違いするほど少年も鈍くはない。
一歩踏み出して彼女に近づく。 傘のカーテンが二人を真っ白な世界から隔絶する。
鼻水だって舐めれるほど愛しいって言ったら引くだろうな? 少年は彼女の濡れた頬を指で拭った。]
(253) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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……ばぁか。泣くなよ。 や、泣いてるお前も可愛いけどさ?
可愛いからーー俺以外には見せんじゃねえぞ。
[ハンカチというお洒落アイテムを忘れたので指で失敬。それから掌で冷えた頬を包み。]
……好きだ、ニジノ。
[唇を軽く重ね、目尻を弛めて微笑んだ。このぐらいの気障は許されるはず。]
ーー俺の誕生石?そうなのか。 エメラルドってどんなのだろ。
あん時の?ああ、お前から貰ったオルゴールの横に置いてあるけど。
いいよ、わかった。
(254) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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[クルーエル社から脱出後に渡されたクリムゾンレッドの石は正直取っておくか迷ったが、まだ部屋に置いてある。 彼女が望むのなら勿論、交換に応じよう。]
(255) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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[通帳なんて他人に見せるものではない。しかし未来の奥さんにはどうせ預ける品なんだというのが少年の感覚である。
貯金額が気になる?そこはご想像に任せます。
彼女がプレゼントを受け取ってくれたことで少年は安堵の息を吐いた。
ーーのだが。]
へ?
[なんだなんだ。
差し出された二つの封筒は一体? 封筒と彼女の間を目線が往復する。]
(256) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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……わ、悪い方かな?
[悪いって……まさか。
中に入っているのは医者の診断書で実は助からない病気とかじゃないよね……?
少年の顔が雪より青白くなった。 良い方もあるって言われたけどすぽーんと右から左へ以下略。]*
(257) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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[若さに溢れる少年の男芯は一度の射精ぐらいで萎えたりはしない。 彼女の体内にて依然硬度を保ち串刺し状態を続けている。
火照る肌に浮く水滴は、その熱で上気へと変わってゆらゆらと上っていった。
まるで蜃気楼か何かのように。視界がぼんやりするのは、全身運動の疲れのせいか。
頭に軽く霞がかかったような感覚なのに、彼女と繋がる肉の塊だけがビンビン元気一杯なんだから始末が悪い。
(-71) 2024/02/19(Mon) 19時半頃
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[彼女は脱力し湯釜の縁に身を預け、ボリューミーな胸を身体で押し潰していた。実に満足そうに。
もう終わりだと思っているのは明らかだがーー甘い。 背後に迫るのは混沌だけではないのだよ?
ゆっくりまたピストンを開始する少年の顔は悪戯をする際のどや顔だ。背を向けており状況がわからない彼女がビックリするのは必然。]
だってお前のアソコまだキツキツだぜ?
こんな咥え込んで離さねえんだもん。
[まるで彼女のせいだと言わんばかりの責任転嫁。ぬるぬるを楽しみながら腰を動かすと、目尻に涙を残した彼女と視線が合わさった。
サーセン!(反省の色なし)
(-72) 2024/02/19(Mon) 19時半頃
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[繋がりを解かずに身を半転させる技をやってのけるのは彼女の柔軟性が体操選手ばりだからだろう。
くるりと向かい合わせになると圧迫から解放された豊満な胸を漸く拝めた。眼福。
伸びてきた腕はしなやかに少年の後ろ頭を包み、キスと相成るかと思いきや、額と額でごっつんこ。 優しいヘッドバットにくすりと笑って。]
……おうよ。たっぷりやらあ。 お前のやらしい身体の疼きが収まるまで、ヤリまくんぞ!
ニジノ!!
ーーしっかり掴まれ。
[虚を突いたのはわざとではない。勢いよく叫んだのには理由がある。
桃尻をわしっと掴む。そのままよっこらしょと彼女の身体を持ち上げ、立ち上がったのだ。 今までの前傾姿勢から背を伸ばして起き上がった事になるか。 なんですとー?!]
(-73) 2024/02/19(Mon) 19時半頃
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[ざはーと湯がまた激しく波打つ。少年の胸にしがみつく彼女は大木にとまる蝉のよう。
鍛えた両腕には軽々、風呂の縁を跨いで湯から上がる。
子供をだっこするお父さんが散歩するみたいに鼻唄を歌いつつ移動。当然揺れに合わせて結合が深くなったり浅くなったりし液も漏れでるが気にしやしない。
挿入を維持したままうろうろ歩き回るなんて正気か!]
どこでしようかな〜
[そのまま窓際の方まで大股に歩く。窓には簾がかかっていたので片手で持ち上げる。元校庭のぼんやりとした灯りが遠くに見えた。]
ほらニジノ、見てごらん、綺麗だぞ。
[そんな余裕あるか!と怒られそうだ。
さてお遊びはこれぐらい、いよいよお姫様を広い床へと。 ベッドじゃなくて申し訳ない。]
(-74) 2024/02/19(Mon) 19時半頃
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冷たいかな?
[板張りだし先程から湯が流れているからタイルよりはひんやりしないだろうけど、ご容赦。 相変わらずポタポタと二人の愛の証を滴らせつつ、抱き抱えていた彼女を床に寝そべらせる。
やっと解放された彼女はなんと言うだろう。
間髪入れずまた少年が体重をかけて組み敷くしか、文句を言う暇はなさそうだが。
結局ずっと繋がりを維持したのだから天晴れだ。正常位にて彼女を見下ろし。]
……そういやお前、ずっとツルツルにしてくれてんのな?
[何を言い出すか?
ぬちぬち粘液をかき混ぜつつの言葉なんだからわかるだろうけど。]*
(-75) 2024/02/19(Mon) 19時半頃
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ヤマトは、ぬかるんだ地面でもやります!
2024/02/19(Mon) 20時頃
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[妄想炸裂ボーイの真骨頂を見せる時が来た!
悪い知らせと言えば……
1:好きな人が出来ちゃったの☆ミ 「その人はちょっと老け顔なんだけどぉ、恋愛には積極的でぇ」 いやねえな!あとなんで封筒に入れるんだよ!
2:不幸の手紙 「この手紙を受け取ったら三人の人に同じ文面を回さないと不幸になります……」 嫌がらせにしては手がこみすぎなんだが?そんな恨まれてもない。]
(276) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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[3:金貸しからの督促状 『ニジノさん、そろそろ利息ぐらい払って貰えませんかねえ? 金がないってんならカラダでーー』 あり得、る……?貯金が飛ぶのか?!
少年の手が小刻みに震える。 その中身はーー。]
はい?
[なんだこれ。読めない。エーゴ。ワッカリマセーン!
ん、ここは彼女の名前かな?まじまじと紙切れを見つめるが意味がわからず。]
性癖表?
[耳が悪すぎる。ナチュラルにエロ惚けた少年を置き去りにして彼女はーー。]
(277) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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ちょッ?おおおいニジノ?! 汚れるだろ手!や、やめろ!
[いきなりの土下座にびびる。慌てて少年も膝を折るが、覚悟を決めて頭を下げる彼女にどうしていいやら。 しゃがみこんで、せめて彼女が雪に濡れるよう傘を差し出すしかない。]
留年?
[ぱちくり。卒業してから久しい少年は一瞬言葉の意味がわからなかったが。
そうだった。 彼女はまだ学生なんだ。
シアトルを訪れた際も寮や学生生活を見せて貰ったではないか。]
……。
(278) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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[止めても無駄だろう。覚悟を決めた人間とはそんなもんだ。
額もぬかるみにつけているなら泥だらけになるじゃんか……という心配で頭がいっぱいの少年は、彼女が吐露する言葉をただ聞き入る。
まるで棄てられた子猫の入った段ボールでも前にしているような。
なんでそんな、消え入りそうな声で鳴いてるんだよ……。]
……顔、上げろよ。
[言葉が途切れたタイミング、彼女の頭上からそう声を掛ける。
掌は勿論、額にも泥がついてるか。雪だとしても濡れ汚れた事には変わりないか。
はーッと盛大に溜め息をつく。 誤解されるかもとは思ったが、それでも。
彼女の綺麗なおでこがそんな風に汚れて嘆息しないなんて無理だ!]
(279) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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……あのなあ、ニジノ。
そりゃ俺はお前が帰って来るのを楽しみにはしてたよ?
スケートも勉強も。やりたいこと精一杯やった、やり遂げたお前を迎えようって準備してたさ……。
だけど、たかが半年やら延びたぐらいで怒るほど心狭くねえよ。
お前はさ、頑張り屋だよ。 そんなん俺が一番知ってる。
でもスケートだって勉強だって。 ……それこそ俺の仕事だってさ。
頑張ったら頑張っただけ成果がついてきたり、成功するとか単純じゃねえだろ?
上手くいかない事があるのなんか当たり前じゃん……。
(280) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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[彼女は自分にとても厳しい。少年から見れば十分な努力をしているように見えても満足せず高みを目指していた。
そんな目標の高い彼女だから、スケートの猛練習と勉強の両立は大変だったに違いない。
彼女が遊び呆けたり手を抜いたのではないことぐらい、この数年の付き合いで少年が一番わかっているのだから。
傘を持たぬ左手を延ばして、額の汚れを拭ってやりたい。 それから立ち上がり、掌を見せる。]
ほら、もう立てって。 手だって汚れただろ?
……俺は待ってるって言ったんだ。別に期限は決めてねえよ。
お前が日本に帰って来てからも、スケートやりたいってんなら待つつもりだったしな。
(281) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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[彼女は立ち上がってくれたろうか。叶うならば、罪悪感ではち切れそうになっている細身を抱き締めたい。
強く、強く。]
……だからそんなんで謝るな。 謝る必要なんかねえっつの。
な?
[少年が怒る事はない。ただ、縮こまる彼女をむしろ元気づけたいと願うのみだ。]*
(282) 2024/02/19(Mon) 21時半頃
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ヤマトは、鷹を夜なべして手作りする決意をした
2024/02/19(Mon) 22時頃
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[堰を切ったように泣き出す彼女をよしよし、と宥めて。 いつも強がる彼女のこんな無防備がとても可愛い。
立ち上がる頃には涙の痕は消えていただろうか。
小さな囁きは雪の音に消え入る。 ただ頷く事を答えとしておいた。 恥ずかしいのだろうから。]
(300) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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[心配症な少年は良い知らせの方をすっかり忘れていた訳だが、むしろ彼女としては此方がメインだった?
それがスケートの観戦チケットなのはすぐわかった。]
おお?
[言いたくて仕方なかったんだろう。溢れる言葉の渦に面食らうも、彼女が偉業を成し遂げた事に理解が及ぶ。
少年の顔がパアッと輝き。]
すげえじゃん! ニジノ、すげーよ!!
[立派な表彰状の写真は彼女の努力が実った証だ。
これを得るために、どれだけ練習を重ねてきたんだろうか。 それで勉強まで頑張ったら寝る暇もないのでは?]
(301) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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[むしろ週一少年とのビデオ通話の時間を取ってくれたのに感謝せねば。
彼女の顔が喜びと誇らしさに満ちている。 思わず少年、傘を放り出してその細い胴を掴み高々持ち上げて。]
ニジノ、やったな! お前は凄い、めっちゃ凄い!
[その場でぐるぐると回る。スケートのリフトようにはいかないが、犬は喜び庭駆け回りの如く。
彼女を下ろしたら慌てて傘を拾うけど! もう雪に汚れるのもどうでも良くなってきた。]
(302) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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[アマを引退する。オリンピックは無理。久しぶりに椿姫を演じる。
中々の情報量だから少年はうん、うんと頷くに留まるが良い報告というのには納得だ。
ただーー実際引退すると聞くと喜んでいいのかは複雑な気持ちになるが。
あんなに愉しそうに滑っていた彼女が氷上を降りるのか。 それはいつか来ることと思っていたし、すなわち少年との交際がやっと自由になるとはわかるのだけど。
勿論彼女が決めることなのだから少年に異論はないが……。]
そっか。引退……な。 ああ、うん。ワカナと清佳に? いいと思うぜ。
[二人は彼女の親友、幼馴染みだ。その役割に相応しい。
フムフムと聞いていたのだが。 耳元に、外気より熱い息がかかって。]
(303) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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[少年は少年で、指輪を彼女が貰える時期を待っていた訳だが、彼女は彼女でキチンと考えてくれていたのだ。
プロポーズに等しい指の誓約を受け取る事を。
雪よりも白い彼女の肌がほんのりと朱に染まっている。 羞じらいながら、少年の答えを待っていた。]
……もちのロンだ。
(=3) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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[もう一度抱き締める。 ーー椿姫の悲劇はもう繰り返されない。]
て、風邪引くぞ!
雪止むかな〜?とりあえずバーベキューやタイムカプセルの準備しとこうぜ!
急げ!
[くしゃみをする彼女を見たらもう屋外タイムは終了だ。 余韻を味わう暇もなく、二人は駆け出す。
そんな姿を椿はただ見守ってくれていた。]*
(304) 2024/02/19(Mon) 22時半頃
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ーー 元校庭/バーベキューとキャンプファイヤー ーー
[幸い雪が積もる事はなく、陽が落ちると晴れて綺麗な夜空が広がった。
勿論地面は霙状態にはなったが、気をつければバーベキューやキャンプファイヤーが出来なくはない。
少年はキリノと野々花にLINEを送る。]
(LINE/キリノと野々花)
雪止んだからバーベキューとキャンプファイヤー決行するよ!
タイムカプセル用の頑丈な箱も貰ったし、埋める許可も得たから入れたいもんがあったら持ってきてね。
(306) 2024/02/19(Mon) 23時頃
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[LINEを送る前に仲居さんに逢って話をしたところ、段ボールでは腐るからと言われてプラスチックで出来たお菓子の箱を貰ったのである。
元校庭にはバーベキューコンロが設置され、炭も用意された。 キャンプファイヤー用の丸太は拍子木型に組まれている。そこそこの高さがあるから燃え盛る火がきっと綺麗だろう。
食材は串に通してあり、テーブルの上に。食器やつけダレ、ドリンクもある。まさに至れり尽くせりだ。
勿論少年も従業員さんたちだけに働かせずお手伝いをしたが。
さて、みんなが来たらコンロの炭火を燃やしたり、キャンプファイヤーに点火したりしなくては。]
(307) 2024/02/19(Mon) 23時頃
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キリノ、楽器用意できたかな……無理言っちゃったかな。
[何しろVRではないから勝手が違うし。
一緒に歌うと言ってくれたサラの事を考えると、あの時と同じようにキリノの素敵な演奏が是非聴きたいが。
心に染み入るあの曲を。]*
(308) 2024/02/19(Mon) 23時頃
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ヤマトは、あたしのお祝い㊗️かしら……?>赤飯
2024/02/19(Mon) 23時半頃
ヤマトは、妹にハンドクリームお土産に買おう……
2024/02/19(Mon) 23時半頃
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[バーベキューコンロは中が空洞になっており、その中で炭火を燃やす仕組みだ。
着火は中々素人には難しいのだが、少年は幼い頃ボーイスカウトにいたからキャンプ関連はお手のもの。
新聞紙を使ってちゃっちゃと火をつけた。 炭火の上に網を置いたら後は食材を乗せて焼くだけ!]
(315) 2024/02/19(Mon) 23時半頃
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ヤマトは、6を焼いた。焼き加減は2
2024/02/20(Tue) 00時頃
ヤマトは、鶏肉……うま
2024/02/20(Tue) 00時頃
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