10 冷たい校舎村9
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― チャイムが鳴る前・渡り廊下 ―
[暮石と屋台の方を覗きながら 番代は先に戻っているのだと言う>>0:629 動揺のせいか酷く汗をかいていた彼女、 どことなく元気がないようだったので ちょっとだけ気にはなったけど。
上に行くなら皆いるだろうし、ってことで そのまま見送ることにした。 既にカッターは持ってるようだったし。
屋台を見ながら思ったことを口に出せば 暮石が考え込むような素振りを見せる。>>18 続いた台詞に一瞬、息を飲んだ。]
(80) 2021/06/08(Tue) 09時頃
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それは…………
[確かに、それはそう。>>19 文化祭の時死んだことが トリガーで止まってしまったなら、 「今日」まで動いている方がおかしい。
もしも「今日」死んでしまったのなら。 そうして、過去の楽しい文化祭が 送り主の拠り所になっているのだったら。
…小難しいことはよく分からないけれど 何となく辻褄は合う、ような気はする。]
………それは、なんつーか……… 切ないね。
[率直な感想をぽつりとつぶやいた。 だって、ものすごく現実で嫌なことがあって 思い出に縋るみたいにこの世界を作ったってことでしょ。]
(81) 2021/06/08(Tue) 09時頃
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…でも俺さ。
ちょっと分かる気もするんだー。 やなことあって、そこから先に進めない そこで時間が止まっちゃう感じは。
[まあ、でもそれだけあれば十分、なんて 浸れるほどの幸せな思い出はないかもな。 文化祭は楽しかったけど、普通に楽しかっただけだ。
そう言う意味ではちょっと羨ましいかもしれない。 なんて、不謹慎な話かな。]
(82) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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[レジとそれとどういう関係があるんだろう。>>20
視線を向けてもへらへら笑う暮石は、 のっぺりとした仮面で表面だけを覆い隠してるような そんな印象を受けた。 だって俺も似たような事よくするから。
ともあれそれ以上を話す気はなさそうで、 話は他の場所への探索へと移る。 部屋を一つ一つ見てみよう、ということで話は纏まり その場を離れようとした所でふいに暮石が振り向く。]
…………うん、寂しいね。
[何を思ってそう口にしたのかはわからないけど、素直に頷いた。
この文化祭の日に一人きり。 取り残されているのだとしたら、確かにそれは酷く寂しい。 独り言のように続いた台詞には、少しドキッとしてしまった。>>24]
(83) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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俺ら文化祭関係で集まって来たと思ってたけど、 そうじゃなくて、 寂しい奴らが呼び集められてきたってこと?
[選ばれし者。冗談みたいに番代はそう言ったけれど あながち間違いでもないのかもしれない。 心当たりはありすぎるほどあったから否定できなかった。 ここにいる皆、そうだって言うんだろうか。暮石も?
はあ。 またどこかでため息が落ちる。]
(84) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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…………寂しいやつを沢山寄せ集めても、 寂しさはゼロにはなんないのにね。
[自嘲するようにそう零し。 答えは期待してなかったから、 屋台に背を向けてその場を立ち去る。*]
(85) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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― 回想・文化祭と音楽室 ―
[春から始まった音楽室の30分は、 気楽で、奇妙な時間だった。
暮石とお互い何かを話すわけでもない。 気の向いた時だけ来て、碌に挨拶も交わさずに ただピアノを聞いて帰っていく。
約束とかそういう類のものではなかったし、 暮石も別に待っているわけじゃないと思ってたから 本当に好きな時にだけ来ることに、 罪悪感もなんもなかった。
ああ、でも、理由ももう忘れちゃったけど 偶々一ヶ月くらい間が空いたことがあった。 次に顔を見せた時に暮石が初めて 声をかけてくれたことは覚えてる。>>0:1036]
(86) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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……どーも。
[やあ、何て言うからそんな風に返して、 何となく妙におかしいような気持ちで目を細めて。
よくへらへら愛想笑いを浮かべてる暮石だけど その時垣間見えた驚きや安堵は本心ぽかったって言うのかな、 その反応がやたら嬉しかったんだ。
明らかに異物でしかない筈の俺だけど この空間に受け入れて貰えたような気がした。 特に来る頻度が変わるわけでもなかったけど ちょっとだけ会話する機会は増えたかも。>>0:1037
って言っても、いい天気だねとか、 今日疲れたねとか、そんな他愛ない話だけど。]
(87) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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[何も言わない、何も聞かない。 流れるピアノの音は静かに寄り添ってくれるようで いつしか勝手に居心地の良さを覚えていたんだと思う。
たった一人の観客として 存在を許されていることが嬉しかった。
だから、喩え暮石の寿命の指針に 使われているだけだったとしても、 俺は特に構わなかった。>>0:1038]
(88) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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[打ち上げが終わって、次の月曜日。 暮石から聞かれたことに俺は驚いた。>>545 文化祭の時のことを指してるんだろうなって、 すぐに予想はついたから。
醜態を見られていたこともそうだし、 彼女がそれを覚えていて、 今ここで触れたことも。
多少騒ぎになっていたから 知っててもおかしくないんだけど、 皆あの時は忙しかったし、 過ぎれば忘れてしまってもおかしくないことだ。
ぽかんとしていたら暮石がなんでもないよって言う。>>545
…乗って、合わせても良かったんだけどさ。 その時の俺はやっぱりちょっと弱ってたのかな。]
(89) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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…あんまり。 大丈夫じゃないかも。
[こんなこと言ったら暮石も困るかな。 いや、気にしないかも。どうだろ、分かんないや。
壁を背をして体育座り。膝に顔を埋めて。 暮石がいつも通りにピアノを奏でだせば やっぱりそれを黙って聞いていた。]
(90) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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音楽ってさ、すげーね。 ちゃんと喜怒哀楽はあるのに、 聞いてると落ち着く。
[演奏が終わった時に、小さく呟いた。
この頃には俺も春より少し耳が良くなって ちょっとしたミスくらいなら 聞き分けられるようになってたけど それでも心地よいと感じていた。
ピアノが好き? って問いには答えて貰えなかったけどさ。 少なくとも俺はこの時間が、 暮石のピアノの音が好きだった。 …んだろうな、きっと。**]
(91) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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― チャイムが鳴る前・探索 ―
[その後は、暮石と連れ立って 暫し1階を探索していた。>>37
会議室も職員室もやっぱり誰もいない。 つけっぱなしになってる音楽室の鍵を見て 暮石は不用心だなって言ってたけど、 まあ早々入る輩もいないだろう。
不思議なもので、食欲や排泄欲なんかの 生理現象は当たり前のように訪れる。 食べて大丈夫か?って思いはまだあったけど この頃には俺も腹が減って来て 飲まず食わずでいるのもしんどかったから 購買から幾つか余ってる食糧を失敬することにした。]
(103) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[ちなみに俺も緊急事態だし 多少パクっても許して貰えるんじゃね派。 なんだけど、財布ないからって遠慮してる 暮石見てると、流石にそれは言えなかった。>>38
コートのポケットに突っ込んでいる財布から 硬貨と一緒にメモを置いて カツサンドと焼きそばパンとツナマヨおにぎり、 あとお茶を貰っておく。
暮石も腹すかせてるようだったので 好きなの一個あげようとしたけど、 受け取っては貰えたかな。]
(104) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[時間の感覚は全くないんだけど そろそろ皆寝床をどうしようか考え出してる所らしかった。
女子は保健室で男子は休憩所で>>1:651 ってことで落ち着いたっぽい。 毛布は譲って貰えたんだろうか。>>1:659 布団代わりのマット運びに駆り出されたから、 多分その頃には暮石とも別れて 各々自由行動してたんじゃないだろうか。*]
(105) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[つんざくような悲鳴が聞こえたのは、 少しだけこの異空間も見慣れて 落ち着きを取り戻し始めていた頃だった。]
(106) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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― PM:8:50 ―
[直後、酷く場違いなチャイムが鳴り響く。>>#3 最初にえっ、て思って、 硬直したまま辺りに視線を走らせた。
辺りはすぐに何事もなかったかのように 先程までの様相を取り戻したけれど、 校舎全体に響き渡るような絶叫は 耳にこびりついて離れない。]
(107) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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……なに、さっきの……
[おそるおそる。 聞こえてきた悲鳴を辿って、 3-9の教室までやって来た。 ううん、違う、ここじゃない。
既にちらほらと悲鳴を聞きつけた誰かしらが 集まって来ていただろうか。 吸い寄せられるように10組の教室に立ち入って、 広がっている光景に絶句した。]
(108) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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[煌びやかな文化祭の装飾の中、 そこだけ異様な光景が広がっていた。
最初に見た印象は、人が死んでる。だった。 首元が大きく裂けた死体が だらんと四肢を投げ出して ぽつんと椅子に座っている。>>#6
その姿形、見覚えのあるクラスメイトを想起させ 言葉を失ったまま息を飲んだ――――]
(109) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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………… こ、 ここ、のえ、ちゃん………???
[掠れた声でかろうじて、呆然と呟く。
俺はここに来てから九重とちゃんと話していない。 オカルトとかそう言う方面には いまいちついていけなくて、 どう反応していいか困るから 普段からあんまり積極的に話しかけもしなかった。
でも、確かについさっきまでそのあたりに居て、 校舎の中を歩いていたのに。…なんで。]
(110) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[混乱して、動揺して、立ち尽くしていた中で。 いつの間にか側にいた鳩羽が ぽつっと呟く声で我に返った。>>76
………人形?
言われて恐る恐る一歩踏み出し、 それを凝視してみれば、 確かにそれは九重によく似た人形だった。 つるりとした肌に、作りものの関節。
少し確かめればすぐに人形だと分かるのに それだけこの人形には 鬼気迫るような迫力があった。 どくどくと流れ続けている真っ赤な血も まるで本物のようで………… 本物じゃない、よな?]
(111) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[目玉クレープなんか目じゃないくらい グロくて、悪趣味で、冒涜的な光景。
抑えた声から怒気が伝わって来る>>77 俺は鳩羽がこんな風に怒ってるのを初めて聞いた。
こういう場面で咄嗟に怒れるの、 やっぱりレンはいいやつだなあ、なんて 何だか酷く場違いなことを考えてしまって 自分の薄情さにもびっくりした。
俺はと言うと悲しみとか怒りとかの前に、 この状況に感情が追いついてこなくて ちょっと思考停止状態に陥ってしまっている。 まともに考えると恐ろしいから、 無意識にストッパーをかけているのかもしれない。]
(112) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[鳩羽が走り去っていくのを足音だけで確認して、>>78 ようやく身体を動かすことが出来た。
あれは人形。それ以上でも以下でもない。 だから大丈夫。大丈夫。怖いことなんか何もない。
自分自身に言い聞かせながら一歩一歩近づいて、 椅子の下に広がる血を踏まない所で立ち止まった。 つんと鼻を突く臭いはやっぱり本物の血液に見える。
……何故?
今更、誰がこんなことしたんだ、って さっきの鳩羽の疑問が遅れてやってくる。 尤もそれは怒りじゃなくて、単純な疑問、あるいは恐怖だ。]
(113) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[首元がぱっくり裂けた九重人形は 虚ろに真上を見上げている。
それを追って何気なく天井に視線をあげれば びっしり敷き詰められた御符が目に入って 今度こそぎょっとしてしまった。]
うわ。
[その瞬間に急き止められていた恐怖が一気にやって来て、 ぞわわっと全身が泡立つ感覚を覚えた。]
(114) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[え、もう、無理。無理無理。 まじでなんなのこれ!?
咄嗟にその場から逃げ出したくなったんだけど 辛うじてこれそのままにしとくのどうなのって 一欠けらの良心が勝った。
10組のカーテンを乱暴に剥ぎ取って、 九重人形の上から被せておく。 もう大分遅いかもしれないけど、 刺激の強い光景だしさあ。
もし誰か…メンタル図太そうな奴が来たら 手伝いとか頼んだかもしれない。 俺もあんまり手際よくないしね!**]
(121) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[そんなに手先が不器用ってわけでもないのに 震える指先じゃカーテンを剥ぐのにも四苦八苦して ああやっぱ俺動揺しているんだなって どこか他人事のように思った。
がちゃがちゃ金具と悪戦苦闘していると 後ろから足音が聞こえてきたから ばっと振り向いてその姿を見る。>>124]
………副会長。
[扉、閉めてから作業すればよかったなって 困惑している彼女の様子に今更思い至る。
何があったの、疑問も無理はないけれど、 俺も生憎その答えを持っていない。 浮かない表情で首を横に振った。]
(142) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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わかんない。
[マネキン?と言われれば、今度は首を縦に。 見ればわかる以上のことは何もわからない。]
………平気?座ってた方が良くない? 俺一人でもこんくらいなら出来るし。
[カーテンを外す俺の意図を察したらしい 黒沢は手伝ってくれるようだ。
足は震えているようだし、 図太くも何でもない女子に こんな手伝いさせちゃうの気が引けたけど、 平気だと言うのならば強くは止めない。
カーテンを受け取って改めて問われた言葉>>125に ううん、と再び否定の意を示した。]
(151) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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わかんない、し、何があったのかも知らない。
…副会長も、さっき、悲鳴、聞いた…よね。 それ聞いて10組に来たらこうなってた。
[俺よりも先に何人か来ていたっぽいが 時間にしてそんなに差はない。 多分状況はそこまで変わらなかったんじゃないかなって予測。]
あとさ、上。閲覧注意ね。 びっしり御札貼ってあんの。なんか。 関係あんのかどうかはわかんないけど。
[視線は向けずに上を指さす。 あんまり進んでみたいものじゃないよねって。]
(152) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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[―――そんな会話の最中だっただろうか。 樫樹が10組にやって来たのは。>>133]
えっ、あっ、おい樫樹!
[覗き込んできたかと思えば謝罪と共に走り去ってしまった。大丈夫かあいつ。マジの死体だと勘違いしてそうな感もある。 ポカンと見送ったのち、困ったように黒沢を見て]
……立ち入り禁止とか、入口に貼っとくべきかな。
[取り外したカーテンを人形に被せながら呟く。 もう遅いかもしれないけど。**]
(153) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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― 現在:3-10教室 ―
[もしかしたら黒沢が生徒会じゃない頃は 普通に名字で呼んでたのかもしれないけど 文化祭広報係として接している間に すっかりその呼び名が馴染んでしまって 彼女が役職を離れた今も何となく副会長と呼んでいる。>>155
じっとしている方が落ち着かない。 その気持ちはちょっと分かる気がしたから 黒沢の意思を汲んで手伝って貰った。
上を見かけた彼女が慌てて辞めるのを見て>>156 ホラーとか苦手ならやめといた方がいいと思う。 と重ねて忠告しておく。 大概物々しい光景だったので。]
(223) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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あ―――…… そういや、レンが探しに行くって言ってた…ような。
[鳩羽の声は物理的には聞こえてた筈だけど>>189 呆然としてて碌に耳に入ってなかったから 本物の九重、という言葉に ようやくちょっと現実感が戻って来たと言うか これが人形なんだなって冷静に思えた気がする。
校舎中を探し回った悪友が 結局九重を見つけることができなかったこと 今の俺は知る由もないんだけど。
どこかで見かけたかと問われれば やはりこれにも首を横に振って返した]
(224) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[顔を出してすぐに去っていた樫樹には 黒沢もやはり驚いたような声をあげる。
ホラー耐性はないようだったし 誤解があるなら解いた方が 本人の為かとも思ったが 取りあえずはこの場の処理を優先させた。
向井や炭蔵が此方を覗くことがあれば 人形に布を被せる所は見れたかもしれない。]
(226) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[カーテンを何枚か重ねて人形を覆い隠した後は そのへんのポスターを引っぺがして 裏に「グロ注意!」って書いておく。 正直どう注意していいのかも よく分からなかったので簡素に。]
ん?ん―――……
[そんな時、黒沢が何気なく声をかける。
気が付くのは事実だと思う。 でも、優しいかどうかは微妙だ。>>161
きっといつもの俺だったら ありがとってにこにこ笑っただろうけど… 今の俺は裏面を向けたポスターを教室の扉に貼りながら 少し困ったように苦笑を浮かべる。]
(234) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[優しさって何だろ、なんて 哲学的なこと言うつもりないけどさ。
それって他人の為を想って 動ける奴のことじゃないのかな。 ちょうどさっきの鳩羽みたいに。]
優しいって言うか、 怖がりなんだよ、俺は。
[カーテンで九重人形を隠すのは このまま曝け出しておくのが怖いから。
注意喚起の張り紙は、 この光景を見た人が気分悪くなると 何だか俺が落ち着かないから。
自分の為だ。 俺は俺が楽でいられるために 半径2mの気遣いを振りまく。]
(235) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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苦手なんだよね。
人が目の前で怒ったり、悲しんだり ヤな気持ちになってるのが分かっちゃうと なんていうかすげー息が詰まりそうになんの。
俺の気遣いで目の前の人が 上機嫌で居てくれるなら その方が楽かな……みたいな。
[こんなこと普段人には言わないのに。 なんで口にしたのかは、自分でもよく分からなかった。*]
(236) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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― 回想・いつかの綿見 ―
[次からは気をつけるってことで その話は一旦区切り。>>1:674
何気なく尋ねてみた綿見の家庭環境。
返事からそこまで嫌悪の念は読み取れないけど>>1:675、 仲悪い、とまではいかなくても 時折家族が煩わしくなること、 多分俺達くらいの年代にはよくある話なんだろう。
分かんないな、フツーの家庭で生まれ育った フツーの高校生の親との距離感。 振った話題を間違えたかもしれない、なんて 内心ちょっと思っていたけれど。]
(244) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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……もっといい子に、かあ。 それは、しんどいね。
[フツーの距離感が分からなくても その状況がきついのは想像がついた。 実際に言われてるわけじゃない、ってことは 無言のプレッシャーとかそんな感じだろうか。>>1:676
もっといい子でいなさい。 もっと素直な子でいなさい。 もっともっと。期待を裏切らないで、愛するのに楽な子で居て頂戴。 全く簡単に言ってくれるよなって思う。]
(248) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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子どもってさ、 親の期待には応えたいって 思うように出来てるじゃん。
無償の愛とかそんな綺麗なもんじゃなくて、 自分一人で生きていけないこどもは 庇護してくれる大人に見捨てられると死んじゃうからさ。 一種の生存本能ってやつ。
[夢も希望もない話だ。 どこで聞いた話なのか忘れてしまったけど、 でも事実だと思ってる。]
(249) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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身体的に1人で生きて行けるようになったらさ、 世界中の誰に認めて貰えなくても 気にしなくなれたらいいのにね。
そうなってないの、人類のバグだよねー。
[なんて、だんだん俺も何言ってんのか よく分かんなくなってきたから。 あんま気にしないでって言って、 取り繕うように笑ったんだっけな。*]
(250) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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ん―――……
[黒沢から返ってきた言葉を肯定も否定もせずに 益々俺は困ったように眉を下げる。>>247
まあ、言葉にすればそうなのかもしれない。 そういう解釈もあるのか、とは思ったけど すんなり納得は出来なかった。
でも食い下がった所で黒沢を困らせる…っていうか あんまり伝わらない気もして、 へらりと口元だけ笑いを浮かべる。
素直に引き下がればいいのにもやもやして、 口から出た声がちょっとだけ硬くて、初めて気づいた。
今俺は少しムッとしている。]
(263) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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副会長的にはさあ、 気を遣うイコール優しい? 自分に優しくしてくれる人は優しい?
誰かが不機嫌にならないように立ち回ることを 優しいって表現するんなら、 確かに俺は優しいのかもね。
じゃあ副会長的に優しくないってのは たとえばどんなやつなのかな。
[少し突き放すような言い方になってしまったけれど、 マジになりすぎないラインを保ちはしたつもりだ。 こんな時でも俺は打算的だ。]
(264) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[愛想笑いを浮かべて空気を読むことも、 目の前の相手の機嫌に一喜一憂することも、 好きでそうしてるわけじゃない。
俺はさ、そうするしか出来なかっただけだよ。 こう言う風にするしか生きてこれなかったの。
だから、そんな簡単に、勝手に 綺麗な言葉で括って片付けないでほしかった。*]
(265) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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― 文化祭・綿見 ―
うわっ、
[飛び出した所で綿見に見つかって>>10 咄嗟に怒られるかと思って見を竦めたけど 息を飲んだ彼女は俺を調理室まで引きずってった。
自分ではあんまり自覚してなかったけど 多分酷い顔色だったんだろうなあ。
静かに調理室まで連行される間も 俺の頭の中はずっとぐるんぐるんしてて、 どうしようどうしようって そればっかりだった。]
(290) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[幸いと言っていいのか、 人の出払っている調理室は閑散としていた。>>11 のろのろと椅子に腰を下ろして、 差し出されたジュースを受け取る。
ああ、多分迷惑をかけてる。 俺が勝手なことしたせいで困らせてしまってる。 ちゃんと笑ってごめんねって もう大丈夫だよって、言わないと駄目だ。 駄目なんだけど、そう思えば思うほど表情筋が動いてくれない。]
…………、
[仕方なく渡されたジュースのタブを開けて、 無言で口をつける。 冷たい甘さが一気に喉から腹に降りていって、 少しだけ頭がクリアになったような気がした]
(291) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[すう、と息を吐いて、口を開く。]
あ、ははは。ごめんね〜探させちゃった? あっち騒ぎになってるよね、マジでごめん。 副会長にも謝んないと。 あっジュースありがと! 叫びっぱなしですげー喉乾いてたからさあ〜
[一度言葉を発してしまえば今度はべらべらと 自動音声みたいに謝罪が出てきた。 ごめんね、ごめんねってへらへら笑って繰り返す。
そのくせ、もう大丈夫だから、 その一言がどうしても出てこなくて 持ち場に戻んなきゃって思うと 鉛を飲んだみたいに胃が重かった。]
(292) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[逃げたい。 戻りたくない。 万が一にでもあの子と顔を合わせたらって思うと またあの目で見られたらって思うと、 怖くて怖くて、足がすくむ。]
(293) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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………あの。さ。 もーちょっとだけ、ここに居てもいい?
[一頻り喋って静寂が訪れた頃に、ぽつりと尋ねる。
今、出来るだけ人と顔を合わせたくなかった。 生クリーム泡立てるくらいは手伝うからさ。 おずおずと窺うように綿見顔を覗き込んで。*]
(294) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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― 現在・3-10教室 ―
[分かってるとも。 黒沢が褒めるつもりで言ってくれたことくらい。>>275 そんな深い意味で言ったわけじゃないことくらい。 むきになる方がそれこそ「空気読めて」ないってことも。
なのに黒沢に謝らせてしまった俺は あーーって自己嫌悪に陥る。 もうこの話は終わりにしよう、そうしよう。 そう言うつもりで口を開いたけれど、 それよりも先に返答が返ってきた。]
(306) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[静かな言葉は明瞭でゆるぎない。>>276 ああこの人は自分が正しいって思ってる。 自分に自信があるんだろうなって思った。>>277
人に認められたくて、愛されたくて、 他人の顔色に怯えたことなんてないんだろうなって。
だから多分そこだけ聞いていたら 副会長はそう思うんだね、で 俺は話を終わらせていた、と思う。]
(307) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[明らかに黒沢の様子が変わったのは、 「優しくない」の定義について話し始めた時。>>278
一転してたどたどしくなった言葉に、 俺は驚いたように瞬きをして顔色の悪い黒沢を見た。
やけに具体的な台詞は なんていうか一般論じゃなくて、 特定の誰かを思い浮かべて言ってるみたいに 俺には聞こえたから。]
―――……… 確かにそれは、優しくないね。
[言い切った黒沢に一拍置いて、静かに頷く。 いつの間にか、むきになっていた気持ちは落ち着いていた。]
(308) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[俺が優しいか優しくないかは一旦置いておくとして。
彼女の身近にはきっと「優しくない」人がいて、 その人と比べて俺を「優しい」って 言ってるんじゃないのかな。
そんなことまで考えてしまったものだから、 理路整然とした台詞の意味合いも変わって来る。 感じていった怒りも何だかスーッと消えていった。]
(309) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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…なんで副会長が俺を優しいとか言うのか、 それ聞いてちょっとだけ分かった。
自分勝手で、気が使えなくて、他罰的な、 優しくない人に怒ってるんだね。
[俺の知らないどこかの誰かに。**]
(310) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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― 現在・3-10教室 ―
[少し、黒沢に籠っていた熱も冷める。 はじめて気づいた、って言いたげな態度は 自分でもよく分かってないって感じだった。>>318]
や、わかんないけどさ。 なんか聞いててそう思った。 誰か特定のムカつく人がいて、 その人のこと言ってるみたいだなーって。
[冷静で、真面目で、けど頭が固すぎるってわけじゃない ちゃんと人の話を聞いて考えることが出来る 典型的な優等生な、しっかりものの副会長。 俺から見た彼女はずっとそんな感じだった。
それがどれほどの努力で成り立ってるのか俺は知らない。>>316>>317]
(395) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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[別に比較して、でも 俺的には納得したから良かったんだけど 黒沢は違うって言ってくる。>>319 結構頑固だなって思った。いや、俺の方が頑固なのかな。
でも黒沢が笑ったから、 今度はちゃんと穏やかに笑みを浮かべる事が出来た。>>320 すっかりその場を取り繕う癖がついている俺は 怒ってるとこなんてやらかしたなって感じだから ぶっちゃけ忘れて欲しいんだけど 彼女的にはそんなところも新鮮だったみたい。
そんな黒沢は何気ない調子で>>321 またチクッと俺の柔らかい所を刺してくるから、 やっぱりちょっとだけ眉をさげた。]
(396) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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んーん、いーよ。 むしろ俺が勝手にむきになっただけだし。
でも、んー……それはどうだろな。 誰も、ってのはちょっとポジティブ解釈じゃない? 副会長はいい子だからそうなのかもしんないけどさ。
[いつもにこにこしてる友人が急に情緒不安定になったら やっぱり俺はびくびくして 場合によっては遠ざけようとすると思う。 だからあんまり同意できなかった。
せっかく話が収まったのに なんかまたまぜっかえしてしまいそうだけど、 少なくとも彼女は嫌な気持ちにならないらしいから もう少し突っ込んで言ってしまう。]
(397) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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副会長はさ、いつも頑張ってるよね。 文化祭の時もそうだったし、今も。 怖いのに足震わせながら手伝ってくれて。
[彼女が優等生であろうとしてることは知らないけど。 努力家で、自分に出来ることをやろうとする、そんな彼女。]
今日からがんばらなくてもいーよ 優等生じゃなくてもいーよって言われたら すぐに今までのやり方を捨てれる?
ほっとするかもしれないけど、 正直戸惑っちゃうんじゃないのかな。 じゃあ今までは何だったのって。
[これはまくしたてるようにじゃなくて、 彼女の顔を見て淡々と尋ねてみたつもり。 言いながら、そうなんだなって自分で再確認するみたいに。]
(398) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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[そう、そうなんだ。
黒沢の言葉、別に嬉しくないわけじゃないよ。 でもやっぱり俺はずっとこうやってきたからさ、 どう受け取っていいのか戸惑ってしまう。
俺は自分のことも信じてないし 他人のことも信じてないから。]
(399) 2021/06/09(Wed) 11時頃
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…なーんてね。
てか、それ言ったらそっちこそ。 副会長が誰かの愚痴っぽいこと言ってんの はじめて聞いたよ。
副会長こそ「優しい」でしょ。 いつもみんなのこと気にかけて、 力になろうとするじゃん。
[黒沢的論法で行くと 喩え動機が自分にあっても 気遣いをしようとする人は優しい。
しようとする気持ちで言うのなら 黒沢だって十分にあると思うんだけど。 って言うのは、まあいいんだけどさ。この際。]
(400) 2021/06/09(Wed) 11時頃
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俺は逆に、副会長のそういう…愚痴? ムカつく奴の話とか、 もうちょっと聞いてみたいと思ったけどな。 なんとなく親近感湧くじゃん。
[自分に負の感情を向けられるのは苦手だけど 自分とは全然関係ないのが分かってる、 見知らぬ誰かに対する愚痴は平気。
って言っても、はいそうですかとは 言わないんじゃないかなってこれは俺の予想。 だからきっとお互いさまだ。]
(401) 2021/06/09(Wed) 11時半頃
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[そんな話をしたりしながら。
10組から立ち去る少し前、黒沢が礼を言う。>>341 なんかあれこれ言ってしまったけど 黒沢が助かったのは事実なのだろうから、 そこはにっと笑って素直に受け取ることにした。]
どーいたしまして。 また何かあったら頼ってくれていーよー? 気遣いの出来る柊くんなんで。
[何て言う頃にはすっかりいつもの調子を取り戻していた。 休憩所に支給された毛布の施しは 有り難く受け取らせて頂きます。**]
(402) 2021/06/09(Wed) 11時半頃
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/* 柊くん、「目の前の人間の機嫌は取るけど、本質的にそこまで他人のことを心配しない」という制約を課してしまったせいでほんとうに動かしづらい男になってしまってる
(-51) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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/* 動かしづらいんだよ!!!!!! 思考や行動原理が動かしやすいPCと乖離してるんで、喋る前にPLがちょっと立ち止まって思考を修正する必要があるかんじ。
(-52) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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― ―
[柊家の由樹くんになって暫くは 穏やかで幸せな生活が続いていた。 と言っても俺は当時を断片的にしか覚えてないから これは聞いた話を繋ぎ合わせた記憶。]
(441) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[広い家、優しい両親、温かい食事と寝床。 何不自由ない生活は身に余る贅沢だったのに、 それでも幼い俺は不安だった。 いつか捨てられるんじゃないだろうかって。 いつか見放されるんじゃないだろうかって。
施設に居た頃はやたらと愛想が良くていい子だった俺は 家に来た途端に豹変したのだという。 我儘で、落ち着きが無くて、言うことを聞かない。 気に入らないとすぐ暴れたり泣き喚いたり。 物を盗んで怒られたこともあったらしい。
養父母は辛抱強く俺に付き合ってくれたけど それでもそんな日々にだんだん、だんだん、 疲弊していっていたんだろう。]
(442) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[ターニングポイントになったのは それから数年後、弟のススムが腹に出来た時だった。
「この子が真っ直ぐに進んでいけるように」だってさ。 幸福そうに目を細めて名前を考える母親に どうしようもなく心がざわついた。 俺の名前はそんな風に願って貰えてなんかないのに。
ただでさえ不安でいっぱいで、 気を惹こうと必死だった俺だから、 当然そんな弟の存在に焦った。
思いつく限りの悪さをして、 その次の日には全力で媚びてみせた。
子育てしながら仕事で忙しい父と、 新たな命を抱えて大変な母と、不安定な子供の俺。 全員余裕が無かったんだろうなって、今なら分かる。]
(443) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[……ちょっと背中を押しただけだった。 そんな大事になるなんて思ってなかった。
蹲って大きな腹に必死に話しかける養母と、 本気で怒った顔で俺を睨みつける養父。
普段穏やかな2人が血相を変えているのを見て、 あ、やばい。ってその時直感した。 殴られた頬は痛いのに、 危機感に支配された頭は冷えていた。
それは俺にとっての禁句。 決定的な一言を"お父さん"が紡ぐ]
(444) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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「―――いい加減にしろ!! いい子に出来ないのならお前はうちの子じゃない。 だから養子をとるなんて俺は反対だったんだ!」
(445) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[幸いにも弟はどこにも異常なく生まれたから 柊家は平凡で平穏な4人家族。
その日から目に見える悪さをぴたりとやめた俺は、 それなりに家族とも上手くやってきたんじゃないかな。 空気を読んで迷惑をかけない、ムードメーカーとして。 だって、そうしないと捨てられてしまうから。
無償の愛は枯渇する。>>323その通りだ。 俺は知っていた筈なのにね。**]
(446) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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― 文化祭・綿見 ―
[いつかの綿見との話。 そんな話をするのは"珍し"かったから、>>324 その時のことは何となく覚えていた。
何というか彼女には みっともない姿ばかり見せている気がする。 それを恥じらう余裕すらなかったのは 良かったのか悪かったのか。]
(469) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…………そ、っか。
[大丈夫、と言われて張り詰めた肩の力が抜けた。>>327
俺とは対照的に淡々とした口調の綿見は 薄っぺらい誤魔化しなんか全部見透かしてるみたい。 自然と尻すぼみになって、部屋の中に沈黙が落ちる。
此方を見つめる静かな眼差しを感じ 居心地悪そうに視線を彷徨わせた]
(470) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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――――疲れてる、 ………そう、見える……かな。はは。
[ぽつ、と呟く。 笑い声もいつもより弱弱しかった。
選んでくれた言葉も、手渡してくれたジュースも、 彼女なりの気遣いなんだろう。そのくらいは読み取れる。
文化祭準備中、黒沢と揉めているっぽい時は まだ「煩いのが苦手」って印象も残ってたから 接し方にも気を付けていたけれど――
ただお疲れ様でした。と労ってくれる、 その淡々とした温度が無性に有り難くて、 ちょっとだけ泣きそうになってしまって。 でもそれは流石に情けなさ過ぎたから 子どもみたいに俯いた。]
(471) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…………ん。ありがと。
[追い出されなかったことにほっとしながら 生クリームの入ったボウルを受け取る。
手が足りないのもあるんだろうけど、 居心地悪くならないように 気を回してくれてるのもあるんだろう。
綿見はおとなだな。すごいな。って思った。]
………うん。 まあ、って言っても、 大したことじゃないんだけど、
[今更そんなこと言っても白々しいだろうか。 かしゃかしゃと生クリームを泡立てる乾いた音が調理室に響く。]
(472) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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中学の時にさ、酷い喧嘩別れした子がいたんだ。 客引きしてたらその子の姿が見えて、 咄嗟に逃げて来ちゃった。
[三行で説明できてしまった。
口にすると本当に何でもないような話で、 俺ほんと情けねーなってまた自分で 笑い飛ばしそうになってしまったけど、堪える。
綿見は多分茶化さずに聞いてくれてる、 ような気がしたから。]
(473) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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―――……俺は、 その子のこと好きだったんだけど。 色々あって、向こうには嫌われちゃって。
[未だ口にすると鈍く痛む、手痛い記憶。**]
(483) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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/* 鳩羽サンドイッチちょっとわらった
(-57) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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― 3-10組・黒沢と ―
[黒沢が譲歩してくれたけど>>486 俺的にはそれでも多いなって感じで せいぜい「黒沢は」とか、せめて 「今日集まってきた連中は」くらいならまだ… ああ、でも九重ちゃんとかそんなに話したことないし やっぱり何とも言えないや。
……九重のこと考えると 急に現実に引き戻された気がして暗い気持ちになる。 いやそもそもここは現実なのかって話だけど。]
(547) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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いい子じゃないんだ?
[鸚鵡返しに聞き返す。 黒沢が自分のことどう評価してるのかは分かんない。 でも少なくとも俺にはいい子に見えるよ。 それこそクラスの大多数はそう答えるんじゃないの。
人に自分の価値観で 綺麗な評価を受け取らせようとしておいて 自分のこと言及されたら そうやって棚に上げるのは ちょっとずるいんじゃないのかな。
何となくそんな風に感じて彼女に問いかけたのは ちょっと意地悪な気持ちもあったかも。]
(548) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[少し考えるような間の後、 想像してるような理由じゃないって言うから 何だろうって黙って耳を傾けて。>>491
………――――ああ。>>492
その言葉を聞いた俺は 咄嗟にどんな顔をしていたか分かんない。 小さく拳を握りしめた。爪が掌に食い込む。]
(549) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[
この子は全然俺と違うけど。 でも、きっと俺と同じだ。
]
(550) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……………
[だから苦笑と共に続く台詞も 神妙な顔で聞いてた。>>493
訂正されなくても彼女が 何を言ってるのか"わかって"しまう。 彼女に命令する「優しくない人」は 俺の親よりも随分と理想が高くて厳しいみたいだけど。]
俺もいっしょ。
[だから、気付けばそう答えていた。 つまりは親近感を湧かせるのには成功したってことだ]
(551) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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決定的に見限られたくなくて 捨てられるのが怖くて そうしないと生きていけないから 愛想振りまいて優しくしてんの。
俺は優しくない人に命令されては無いけどね。 皆優しいけど、俺は悪い子だから。 ありのままだと嫌われちゃう。
[自嘲めいた台詞と共に笑う黒沢に ゆるゆると首を横に振って俺も笑った。 何の笑いだろうな。 どうしようもない現実に対する諦めの笑いかな。
寂しいやつを寄せ集めても寂しさはゼロにはならない。 でも、傷を理解するくらいは、きっとできる。]
(552) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……だからさ、ひどいなんて言うなよ。
捨てられたくなくて頑張るの、何かおかしい? 自分を見て欲しくて虚勢を張るのは滑稽かな?
ただ必死なだけなのに。
[だから、そんな風に自分で自分を傷つけるなよ。 俺まで何だか哀しくなってしまうじゃないか。]
(553) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ぱん、と黒沢が掌を叩く音で空気が切り替わる>>497
ちょっと俺も突っ込みすぎたって言うか、 ディープな話をしすぎた感もあるから 切り上げて貰えたのは有り難かった。
普通に学校で会ってる分には 絶対こんな話しなかったんだろうけどな。 この非日常がそうさせるのかもしれない。]
(554) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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ごめんね。なんか色々言って。
[随分話し込んでいた気がするけれど、 時間はどれくらい経っていただろう。 鳩羽は無事に九重を見つけられたのだろうか。 そろそろ皆と会って情報共有をしたい所だった。]
でも、こーゆー話、 副会長と出来て良かったなって思うよ。
[相手がどう思うかとか、 機嫌を損ねるんじゃないかなとか、 途中からそんなことが気にならなくなっていた。
笑みと共にそれだけ最後に残して、 10組の教室を後にしただろうか。**]
(558) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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/* は〜〜〜〜〜なるほどなあ…… めいちゃんの背景ほんますき
(-84) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* っていうかメイちゃんのロールめっちゃすきなんだよな〜〜 マナちゃんのロールも好き……… なんか温度感が……
(-86) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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― 次のチャイムが鳴るまで ―
[黒沢と別れた後は どこかのタイミングで3年9組に一度顔を出して すっかり賑やかになった黒板に 「10組の天井に御札いっぱい」って追加しておいた。
何だか妙に頭を使ったような気がして疲れたので クレープ>>254の文字に目をつけて 食べ物を求めて食堂へと向かったことだろう。
向井はクレープを食べきる前だっただろうか。>>578 まだ残っていれば集まってきた面々と分けあって 食事にありついただろうけれども。]
(648) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[結局九重が見つからなかったこと、 それとついでに精神世界がどうたらって話も、 探してた鳩羽かもしくは誰かから聞くことは出来たのかな。
結局大したことは何もわからないまま 夜は更けて、眠りに就こうとしていた。]
(649) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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………止まってしまった校舎、か。
[早く大人になりたいね。黒沢はそう言った。>>606
そうとも、大人になれば今よりも世界が広がる。 文化祭より楽しいことだってきっと見つかる。
このメールを送ってきた誰かも、 もうちょっとだけ、ほんのちょっとだけ粘ってみれば 何か変わったかもしれないのに――――]
(650) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[―――なんて、大嘘。]
"ごめんなさい、もう限界でした。"
[欺瞞もいい所だ。]
(656) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[昼間話した内容を、ぼんやりと思い返していた。**]
(660) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* あっ落ちロルに挟んでごめん!!!
(-93) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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