人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 ビール配り フローラ

 
 ×月〇日

 好きな人ができました。

 ボールをつかむ骨張った大きな手が好き。
 声変わりの終わった低い声が好き。
 鼻筋の通った横顔が好き。
 笑うと細くなる、その目が好き。

 私、毎日が幸せです。
 

(50) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ むかしのはなし、 ─

[ あ。あたしにも彼氏、居たことあったんだ。
 中学校の頃の話だよ。
 高校はもう、ぜんぜんダメだったけどさ。

 男子バスケ部の先輩。一個上。
 エースでも部長でもないけど
 レギュラーはってた、尊敬できる人。
 はじめはそんな印象だった。

 練習熱心でよく残って練習してたから、
 同じく残って練習していたあたしは
 自然と話す機会も増えて、仲良くなって。 ]
 

(51) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ はじめは、ただの先輩で後輩だった。
 それこそ男女とか関係なく。
 あたしは女バスの先輩と同じくらいのノリで
 まじ上手いですね!って接してた。

 でもそんなノリ、周りが許さなくなっていく。
 中学生ってそんな感じだ。そんな感じでした。
 好きなの?付き合ってんの?
 あんなに仲良いんだからさ。って、ねー。

 だから、あたしも、意識しちゃった。
 「そう」なのかな。って、彼を見上げながら。
 あたし、好きなのかな。彼も、好きなのかな。 ]
 

(52) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 目の合った先輩が、すこしぎこちなく笑って
 照れたように目を反らしたのを見て、

 あ。あたし、この人となら
 付き合ってもいいかなって。
 そう、思いました。 ]
 

(53) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 告白されたときは舞い上がった。
 練習も、いつも以上に楽しくなった。
 どきどきが増えた。わくわくが増えた。

 色気づいて、化粧なんて覚えて先生に怒られて、
 でもこっそりバレないように
 薄くメイクしたりするようになった。

 一緒に帰ったり、手を繋いでみるだけで、
 胸が高鳴って、囃し立てられても笑ってた。

 おとな。こども。という区分は曖昧だけれど
 当時のあたしが幼かったのは、確かだ。 ]
 

(54) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 ■■が好きでした。
 でももうそんな気持ちは、消えてしまいました。
 本当に未練など、無いのです。
 なのに、なぜ、こんなにも、
 

(55) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ シャープペンシルの芯が折れる。 ]
 

(56) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ おはよう、みんな ─

[ チャイムの音で、目が覚める。
 開いた薄目に映るのは、
 昨夜食べたポテトチップスのゴミ。

 夜にそんなの食べるの?とか肌荒れるじゃんとか
 文句はとっさに思いついたんだけど、
 ここが精神世界って言うのなら
 どんなにポテチ食べても平気なのかもね。

 そう思えば、食べない理由はなかったよ。 ]
 

(57) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 莉子が校長室の外見てくるって言って、
 琴子がトイレに行くって言って、
 あたしは、 ]


  あーい……いってらー…


[ ねむいよ。だってまだ、眠いじゃんか。
 うとうと、閉じそうな目で
 校長室を出る人々を送った。

 あたし、もうひと眠りしよっかな。
 だって、授業もないんでしょう? ]
 

(58) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 一度目の、朝のチャイムは
 誰も“消えたり”しなかった。
 だからあたしは、大丈夫だと思ってたんだ。

 思って、いたのにさ。** ]
 

(59) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 03時半頃


ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 22時半頃


【人】 ビール配り フローラ

 
─ ねむいよ、琴子 ─

[ 夜更かしもそこそこしたし、眠いよ。
 眠くない?あたしはねむい。

 うとうとして、また寝て、
 だって、学校ないんだからさ。
 どうせ出れないんなら、
 てきぱき起きてる意味もないじゃんか。

 そんなわけで、あたし、寝てました。
 お寝坊でゴメンね。 ]
 

(325) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ンぐう……
  うえぃ、なにぃ…くぎい?


[ ゆさゆさ。
 あー揺れる揺れる。
 あと五分。ってテンプレなセリフを
 流石に吐きはしないで、目を開ける。

 琴子のお顔が見える。おはようございます。 ]
 

(326) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ ぎゅっと抱きしめてもうひと眠り。
 ……なんて、思わなくもないけれど
 両手いっぱいの釘を見て>>212
 そんなこと、できやしないわ、ってね。 ]


  え、なにそれ
  どーしたの、琴子


[ いつまで寝てるやつはソファに打ち付けんぞ。
 ……って、キャラでもないでしょ。

 一気に目の覚めたあたしは瞬く。 ]
 

(327) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 呆気にとられたけれど、
 釘は廊下に落ちていたものらしい。

 もしかすると、突然現れた蝶や花と
 同じ種類の現象、なのかもしてない。 ]


  ちょうちょ、おはな、ってきて
  今度は釘ぃ…?
  急にイメチェンすんじゃん


[ 今までの、女の園、でもないけれど
 メルヘン的な創造物?とはイメージが変わる。 ]
 

(328) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  なんで釘なんだろ
  ……琴子ぉ、あぶないから置きなあ?


[ 両手いっぱいに掬って持って、
 ふとした瞬間に刺さっちゃいそう。

 とりあえず、あたしはあくびをしながら
 ふわふわしてそうなクラスメイトにそう言う。 ]
 

(329) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ その後、教室にお菓子があるって言われて
 あたしはのこのこ着いていく。
 だって、お腹減ってるのは確かなんだし。

 ここ、精神世界だって言うのに
 お腹が減るんだもんな。不思議だよ。
 空腹になるってことは
 あたしは、この世界作ってないんじゃ。
 って思うけど、みんな空腹になってるみたい。

 なんだかねー、そうかー、
 そんな簡単に特定させてくれないんだー。 ]
 

(330) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 慣れない校長室から出て行って
 慣れた教室へと歩いていく。
 花蓮も居たかな?なら一緒に行こってするよ。

 教室だけが、装飾されてなかった。
 いつも通りの空間に戻れるんだ。
 そんな期待が、あったんだろうな。 ]


  ……なにこれー

 

(331) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ バリケード。動かされた机。……人形。 ]


  琴子、


[ まず、動いていった琴子が
 怯えたみたいに後退りするから駆け寄る。

 近づかずにも、あたし、分かるけれど
 落ちた黒板消しを拾いながら
 横目で一瞬マネキンの方を盗み見る。

 黒板消しを握りしめる、指先が冷たい。 ]
 

(332) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ のっぺらぼうの、ゆり。
 ゆりもさ、この世界で死んじゃったのか。
 黒板消しをもとの場所にもどして。
 ゆりも、現実にもどったのかな。 ]


  だいじょうぶ?琴子
  ……ゆりも、こうなっちゃったのか
  やばいねー…ハハ
  かしこ組、減んのつらー…


[ あ。
 これ、笑うとこ、じゃなかったかも。* ]
 

(333) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ わらおうよ、琴子 ─

[ どんどん、減っていくんだー。ってね。
 そういう、映画みたいだね。

 そっかー。朝も消えちゃうのか。
 じゃあまた誰か、居なくなるのかな。
 次はだれが、死んじゃうのかな。

 他人事みたいなこと、考えてた。
 だって、他人だもん。
 ここを作ったのがあたしだったら、
 もし、あたしだっていうのなら、
 他人事で済ませることはできないけれど。 ]
 

(364) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あたしも、これから死ぬのかな。
 それとも、死のうとした後なのかな。 ]
 

(365) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ ──ぎゅう、と腕を握られて>>340
 あたしは現実に引き戻される。
 あ。ここ現実じゃないんだっけ。 ]


  ……っくりしたぁー

  死んでー…ないんじゃないかな
  あたしも、よくわかんないけどさ


[ 百合亜は死んでしまったか
 現実に帰ったかの二択なのだろう。
 そのどちらかであると、断言することはできない。
 希望だけで、あたしは後者を選んだ。 ]
 

(366) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ どうして、笑えるの?>>341
 琴子が子供みたいに聞く。 ]


  え?どうしてって……
  んー、どうしてだろ

  でもさ、もう諦めるしかないじゃんか
  百合亜みたいな、
  「私、自分の納得できないことは受けません!」
  って人ですらやられちゃったんだから
  たぶんあたしたちは、この世界のルールに
  逆らうことなんてできないんだろうな

 

(367) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  だからもう、諦めの笑顔ー…みたいな?
  あえていうなら、逆に笑えてくるよ、って感じ


[ べつにさ、マジでウケてるわけじゃないよ。
 でももう、なんかもう、
 あたしたちはホラー映画の登場人物みたいに
 振り回されるしかないのかなー。
 そんなことは思って、笑えたのかもね。 ]
 

(368) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 振り回されるのは、つらいなー。
 振り回すのも、つらいけど。* ]
 

(369) 2020/11/14(Sat) 19時半頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/14(Sat) 21時半頃


【人】 ビール配り フローラ

 
─ わかんないね、琴子 ─

[ 後味、悪い展開になるのかな。>>376
 あたしにはまだ、分からない。
 でも、いつかは、見ることになるんだろうな。
 あ。本当に死ぬのなら見なくていいのか。 ]


  今はだといいなーって祈っとこ


[ あたしは、そう言って、困り眉で笑う。
 やっぱさ、ここまできちゃったなら
 笑うしかないんじゃないかな。 ]
 

(429) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 逆らえないルールに抗い続けるほど
 あたし、気力に溢れたひとじゃない。 ]


  どーだろ
  怒られるかなー
  怒ったらこわいもんな、ゆりぴよ


[ ふらふらと、教室を眺めて、
 ここもいつも通りじゃなくなっちゃったね。 ]
 

(430) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 文化祭、楽しかったよ。
 みんなとやれて、嬉しかった。
 副委員長、やれて、ラッキーだった。

 飾り付けた教室。綺麗な衣装。
 心から笑って、終わったら寂しくて、
 何度も写真を見返して、大切な思い出。

 このクラスが、学校が、
 好きなんだな。って認められたのは
 文化祭があったからなんだ。そうなんだよ。 ]
 

(431) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ でもさ、“いつも通り”がなくなったら
 あたし、やっぱり、つらいな。

 変わらない時間の中で、
 消えていくクラスメイトの中で、
 どういう顔、すればいいの。 ]
 

(432) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  どうだろうね
  あたしにもまだ、わかんない

  でも……たぶん、違うんじゃないかな
  なんとなく、なんとなくだけどさ


[ 蝶とか、花とか、……釘は違うけれど、
 あたし、あたしね。
 きっとそんなきれいなもの、うみだせない。 ]
 

(433) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あたしは、腕を掴む琴子の手を
 反対の手で掴みかえす。
 冷たいかな。冷たかったら、ごめんね。

 遺書を書いたかもしれないひと。
 次マネキンになるかもしれないひと。
 でもいま、あたしも、琴子も
 肌があって、肉があって、血があって、
 いつも通り、生きているように見えるよ。

 そう思えば、いつも通り振舞えるよ。
 振舞えるの。振舞えるのにさ。 ]
 

(434) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 文化祭の楽しげな音楽が聞こえる。
 非日常の音が反響してる。
 掴み返した手に、力が入る。 ]
 

(435) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ……なんでこんなことなっちゃたかな

  あたしさー、昨日寝る前考えてて
  今までのこと、思い返してたの
  ここに居る、…居た、みんなのこと

  学校来てたとき、別に普通だったよなとか
  なんか可笑しいとこ、無かったよなーとか

 

(436) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 黒板を振り返る。
 非日常な報告の数々。

 琴子は、手を放してくれたかな。
 放してくれなきゃ諦めて掴まれたまま、
 あたしはチョークを手に取った。

 蘇ったこの文化祭を見て、あの時を思い出して、
 みんなのこと、だいすきだなって思って。
 あの時の感情が蘇って、
 だから、泣きそうになった。

 どんな顔すればいいのかな。なんて、
 考えなくてもよかった、あの時間が好き。
 あたしの、みんなが呼ぶあたしの
 思った通りの顔で笑えてた、あの時間が好き。 ]
 

(437) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 大切な時間を穢さないで。
 あたし、マネキンを見る度に叫びそうになる。 ]
 

(438) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  だって、もしも、もしもさ
  この中に、死にかけてるやつがいるのなら

  それがあの遺書を書いたやつってなら、
  ここに呼ばれたあたしたち、
  もしかしたら、止められたのかなー…ってね

  まあさー、起こったことは、変えられないし
  自殺の原因聞いたとしても
  解決できるかなんてわかんないけど

  でも自殺なんてするんなら、
  悩み、打ち明けてくれたっていいじゃんか…

 

(439) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ いい言葉が思いつかなくって、
 「ばか」って、その二文字だけ
 ふざけた文字を、黒板の隅に刻む。

 チョークの白い粉が、削れて、落ちた。 ]
 

(440) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ ここが本当に精神世界で、
 誰かが本当に自殺しようとしてるなら、
 あたしは、ばか、って言いたいよ。
 そう言って、抱きしめてやりたいよ。

 そんなことする資格、ないのにさ。 ]
 

(441) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  …──なんてね

  誰だって人に言えない悩みの
  一つや二つあることくらい、
  あたしも、よくわかってるよ

 

(442) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ それは、本当に、分かってるんだよ。
 だから「遺書メールの送り主」候補から
 いつまでも自分を外せないでいる。* ]
 

(443) 2020/11/15(Sun) 00時頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/15(Sun) 00時頃


【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 琴子が衣装を作ってくれました。
 うれしい。いよいよ文化祭も近いです。
 うまくいくか、不安もあるけれど、
 本当に楽しみです。
 

(580) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 文化祭。>>381
 目の前にひらひらと揺れるワンピースの衣装。
 あ。マジであたしのも作ったんだーって
 ちょっと笑った。すごいな。 ]


  ヤバじゃん、かわいっ
  頑張ったんだね、琴子
  あんがと、もちろん着させていただきまーす


[ こんな可愛い服、久しぶりに着るな。
 筋肉落ちた分、似合うようになってそう。
 流石にノーメイクは合わないかあ。って、
 化粧道具、引っ張り出したりした。 ]
 

(581) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 楽しかったね、文化祭。 ]
 

(582) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ がんばろうね、琴子 ─

[ ぎゅう。と琴子に抱きしめられる。>>452
 背中をさする手は、
 まるで子どもをあやしているみたいだ。

 ほら、やっぱり、あたしたちみんな
 生きているようにしか感じないよ。
 精神世界で生きている、ってことは
 きっと、心はまだ生きてるってでしょ。

 なら、全員帰ってもいいじゃんか。
 みんなで一緒に帰ろうよ。
 文化祭、一人で残ってやっておいてね、って
 押し付けて帰るの、そんなの虐めじゃん。
 なんで、一人は世界を閉じなきゃいけないの。 ]
 

(585) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ そんなの、信じられないよ。
 そんなの、信じたくないよ。 ]
 

(588) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ……うん


[ 琴子の言葉を聞きながら>>453
 あたしは、そう返事するしかなかった。

 ねえ、死んでしまいたいくらいの悩みを抱えて
 それをクラスメイトに相談できる?
 あたし、出来ないよ。

 手遅れじゃないと、いいよね。 ]
 

(589) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 琴子は鞄をガサゴソしたかと思うと
 なにやら包みを取り出して、渡した。
 中身はどうやら、こんぺいとうらしい。 ]


  …ありがと、琴子


[ 受け取りながら、前もおんなじこと言ったなって
 文化祭の、衣装をくれた時を思い出した。

 文化祭の装飾は今も同じなのに、
 なつかしいな。と感じるのは
 あたしたちの時が進んでいる証拠なんだろう。 ]
 

(590) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ なのにあたしは、後ろ向きになって
 副委員長だってのに、琴子に心配かけて。

 ……なにやってんだろう。
 そうだよ。悲劇的になりすぎてたかも。

 「もしかしたらまだ間に合う」>>457
 そんな夢みたいな言葉に
 あたしは、頷いて、笑った。 ]
 

(591) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 冷たい両手で自分の頬をぺちんと叩く。
 いたいけど、目が覚める。 ]


  ──だね!
  まだ、間に合うかもしれないんだから
  楽観的に考えるかー


[ 楽観的に考えるのも、暢気でいるのも、
 あたしの得意技なんだから。 ]
 

(592) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 琴子はいい子じゃのー!なんて言って
 わしゃわしゃーって、
 そのまんまるな頭を撫でまわした後。 ]


  ごめん、ちょっと、顔洗ってくんね


[ そう言って、あたしは教室を後にするだろう。* ]
 

(593) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 また、からかわれました。
 本当に、みんな、
 恋愛話がすきだよなあ、と思います。
 

(603) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ もっと、むかしのはなし、 ─

[ 先輩と付き合っていることは
 部活やクラスのみんなに知られていた。
 一緒に帰ったし、隠してもいなかった。

 先輩と、付き合っていることを隠すかどうか
 なんて話したことはなかったし、
 そもそも隠そうという選択を知らなかった。

 そして、中学生は、恋愛に興味津々だった。 ]
 

(604) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  へ?


[ いつも通りの恋愛トーク。
 不意にあたしに矛先が向いたときに
 先輩とどこまで進んだの!?って、身を乗り出されて
 あたしは、間抜けな声を出す。

 今まで、なんとなく意識はしていたけれど
 楽しいから一緒に居る、付き合う、みたいな感覚で
 ああしたい、こうしたい、ってのは無かった。 ]
 

(605) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ べつにどこもいってないよ。
 手つなぐくらいですー。って答えたあたしに
 降りかかるのはブーイング。

 キスくらいはしたでしょ?って質問に
 黙り込んだあたしに、大盛り上がりの友達。

 手を出さないのはヘタレなんじゃない!?とか
 來花からぐいぐい行きなよ!とか
 他人事のアドバイスが飛んでくるのを
 あたしは、呆れた顔で聞いていた。

 やっぱり、年上と付き合うってすごいね。
 そう、誰かが零した言葉を、きっと、
 あたしは自慢げに抱え込んで、聞いてたの。 ]
 

(606) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 先輩の部屋に遊びに行った。

 同年代の男の子の部屋なんて、
 あたし、幼馴染もいないしさ
 もうずいぶん遊びに行ってなかった。

 そこそこ綺麗にされている先輩の部屋。
 こんな感じなんだな、ってにやにやする。
 座る椅子もないからって、ベッドに腰掛けて
 あーだこーだ、しばらく雑談して、

 先輩の手が、あたしに触れる。 ]
 

(607) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あ。
 先輩の手って、ほんと大きいな。* ]
 

(608) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 ×月〇日

 それを間違い、と呼ぶのなら
 私たちは皆、間違いから産まれたのでしょうか。
 

(609) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ ずっと、むかしのはなし、─

[ 何度だって間違いを犯した。
 同級生よりも進んでいるという優越感、
 恋人らしい行為、というものに
 嵌っていくのには時間がかからなかった。

 あたしは、特別なんだって思った。
 あたしは、愛されているんだって思った。

 まるで秘密の関係だっていうみたいに
 小声でこそこそ話すのが楽しかった。

 あたしと先輩は、幼かった。
 でも、それで罪が許されるとは、言わない。 ]
 

(626) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 生理が来なくなった
 

(627) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

  
[ 誰にも言えなかった。
 言えるわけ、ないじゃんか。

 そんなのありえない、って自分で否定して
 通販で検査薬を買って、
 何度だって線が出てくるから震えてた。

 病院に行った。医師の姪だと嘘を吐き、
 罪悪感を紛らわせながら待合室に立った。
 医師は私の意図を汲み、会ってくれたが
 当然の行為として親を呼びつけた。

 すべて、バレちゃったんだ。 ]
 

(628) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 母は泣き、父は黙り、
 あたしはその両方をした。

 幼いあたしは、産むなどと口走った。
 両親は堕ろしてほしいと懇願した。
 産むリスク、育てる大変さ、
 あたしたちがまだ子供であること、
 彼は受験生で、この妊娠すら知らなかったこと。
 懇願というよりも、切実な説得だ。

 あたしは感情的に反発したけれど、
 やがて二人の希望に頷かざるを得なかった。

 だって、二人の言うことのほうが
 どう考えても、正しいんだもん。 ]
 

(629) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ バレてしまってから、
 あたしは先輩と一言も喋れなかった。
 会うことも、なかった。 ]
 

(630) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 双方の希望もあり、
 事態は最小限に、収まったと思う。

 あたしは部活を辞めた。
 親は辞めてとも言わなかったけれど
 そうするべきだと思って、辞めた。

 友達にもバレてはいなかったようだけど、
 あたしは気まずくて、段々と一人になった。

 父が片月のパンフレットを持ってきたので
 あたしは入学することに決めた。
 部活を辞めてから勉強ばかりしていたから
 学力のレベルは問題はなかった。 ]
 

(631) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 無事入学して、あたしは女子校の生徒となった。
 父も母も、喜んでいた。
 弟だけはあの騒動から、あたしを毛嫌いした。
 当然だろう。と思う。父と母は大人なだけだ。

 やがて、片月にも、バスケ部があると知って
 あたしはやんわりと、入部を仄めかした。

 女子校だし、たいして強くもないのだ。
 もしかしたら、という淡い期待は
 両親の硬い表情を見て、打ち砕かれた。

 あ。って、あたしは思う。
 ごめんね。なんでもない。って、言って、
 よくわからない表情のまま、嘘ということにする。 ]
 

(632) 2020/11/15(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 私の命は、二人分だった。
 もう、一つしかありません。

 ほんのすこしの間でも、私は母でした。
 

(633) 2020/11/15(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あの日から、あたし、
 蛭間家の“娘”の顔が、分からなくなった。* ]
 

(634) 2020/11/15(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ さよなら、みんな ─

[ 外はすっかり、暗くなっているみたいだ。
 文化祭の装飾も、音楽も、
 チャイムが3回鳴った後も変化はない。

 ただ、蝶が増え、花が増え、釘が増え、
 段々と形に歪さが垣間見える文化祭は
 相も変わらず、続いていく。

 曇った窓ガラスを袖で拭えば、外は雪。
 窓ガラスに映った自分の顔は
 よくわからない顔をしている。 ]
 

(652) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ みんなと居る時は、
 こんな顔にならないのにさ。
 もっと、いつも通りにできるのに。
 学校に居るだけじゃ、ダメだなー。

 自分の頬に触れる。冷たい指先。

 まだ、あたしは生きてる。
 まだ、みんなは生きてる。
 まだ、間に合うかもしれない。

 そう思って、歩き出す。 ]
 

(653) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 不意に、誰かの人影が見えた。 ]
 

(654) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ べつに、誰の人影でも可笑しくはないはずだ。
 この校舎には、まだ人が残っている。

 それでもあたしは駆け出して、
 その人影を追う。今度は見失わないように。
 息を切らし、階段を駆け下りて、走る。

 文化祭の装飾が施された体育館に、その影は居た。
 文字通りの影だった。
 あたしの形をした、影だった。

 影はすっと、ステージの上を指さす。 ]
 

(655) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ そこには、先の丸くなった縄がぶら下がっていた。 ]
 

(656) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ……そっか、そうだよね、
  あたし、死ぬんだ


[ いつの間にか、影は居なくなっていた。
 あたしは、ステージの上へ、
 吸い寄せられるように進んでいく。

 ご丁寧に、縄の下には踏み台が用意されていた。
 チャコールブラウンのその木目を眺めて
 あたしはステージの上で顔を上げる。 ]
 

(657) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 観客のいない、文化祭のステージ。
 本当はね。
 中学校の頃は友達に誘われて
 文化祭でダンスを踊ったりも、した。

 高校に入ってからは、そういう目立ち方が
 こわくなって、もう出来なかった。
 親に怒られるかもしれない、と思ったし
 それを言い訳にしている節があった。

 いつ、だれに指をさされるか分からなくて
 あたし、ずっと臆病になって、
 それでも心のどこかで他人を馬鹿にしながら
 生きてきて、しまった。 ]
 

(658) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 踏み台へ顔を戻すと、
 あたしが昔からつけている日記帳がある。
 ずぼらながらに、そこそこ忘れず、
 日々を記している、日記。 ]
 

(659) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ うさぎの描かれた表紙をそっと撫でて、
 あたしは最後のページに綴っていく。 ]
 

(660) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 恋を病とするのなら、
 きっとこの苦しさはその後遺症なのでしょう。

 ふとした時に、自分が分からなくなります。
 誰かに恋をすることが怖く、怯え、
 どう振舞えばいいのか、迷子のようになる。

 堕ろしてしまえば、終わり、ではないのです。
 この痛みは今も私を蝕み、三年間苦しめ続けました。
 年月が傷を癒すなど、嘘だと、私は思います。
 

(661) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 だったらいっそ、と思ったのは
 最近のことだったはずです。
 自ら命を絶つ権利など、私にはありませんが
 選択はそれ以外ないように思うのです。


 さよなら、みんな
 

(662) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ ぱたん。と閉じて、横に置き
 あたしは踏み台へ登る。視線が高くなる。

 頑丈なロープへ手を伸ばし
 首に掛けようと──… ]
 

(663) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 温かい雫が、あたしの手に落ちる。 ]
 
 

  あ、あれ……


[ あたしは泣いていた。
 涙が頬を伝って、落ちていく。
 熱い、と思うくらいだった。

 唇や歯が震えて、縄を握る手だって震えている。
 どうして。と思うのに、
 頭の中に浮かぶ言葉は、怖い。たった。 ]
 

(664) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ そうだ。あたし、怖いんだ。
 死ぬのが怖い。死んでしまうのが怖い。

 こんなにも他人に迷惑をかけたって言うのに
 まだ生きたいなんて思ってるんだ。
 思ってしまっているんだ。

 なんにも正しくなんて無いじゃん。
 ためになることも言ってやれないし、
 誰かのためのいいことも、してやれない。
 生きている意味も、生きてく意味も分かんない。
 そんなのあたしが、一番わかってんだよ。

 でも、怖い。死ぬのは怖い。 ]
 

(665) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ だからあたし、あの遺書の送り主じゃない。 ]
 

(666) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ それでもあたしは泣きながら、
 首に縄をかけようとする。
 誰かが世界を閉じなきゃいけないのに、
 あたし、また、逃げようとしてる。 ]


  ねえ、止まって、
  止まってよ…ねえ…!


[ そう零しても、あたしの手は止まらない。
 あたしの手じゃないみたい。

 いやだ。
 死へ、以外の恐怖が、あたしの頭を過る。
 そのまま心を満たして、涙があふれる。 ]
 

(667) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

  ─…止まってよ!!


[ まだ、間に合うんでしょ。
 間に合うかも、しれないじゃんか。
 まだ校舎に残っている子たちを思い出す。

 死ぬべきならきっと、あたしじゃんか。
 あたし、ひとごろしなんだよ。
 みんなに言ったこと無かったけど。
 言えなかったけど。

 ねえ。お願い。 ]
 

(668) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あたしの足が、踏み台を蹴る。 ]
 

(669) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
  あ。
 

(670) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ おちる。 ]
 

(671) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ おやすみ、ばいばい ─

[ がらんどうの体育館に、チャイムが鳴る。

 あたしはもう、そこには居なくて
 ステージの上、あたしに似たマネキンが
 照明器具から下がる縄から
 首をぶらんぶらんさせて、吊られている。

 傍には、うさぎの描かれた表紙の日記帳。
 嫌な思い出は全部なかったことになっていて、
 さよならのページももちろんなくて、

 3年1組になってからの楽しいあたしの思い出だけが
 だいすきだよ、って、綴られている。** ]
 

(672) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/15(Sun) 23時半頃


【独】 ビール配り フローラ

/*
いっこ発言の区切り間違えた…と読み返して思いました>>664

(-54) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:フローラ 解除する

処刑者 (4人)

フローラ
21回 (4d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.101 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび