8 Solo Assembly Letters
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[ところで、この異界化したダブリンのリフィー川は、東から西に流れている。
東から西に流れている。
・・ ・・ つまるところ、下流から上流へと流れている。
そんな奇妙な川に見事落ちたデアドラの、デュランダル・レプリカを握った右手が川面に突き出される。 そのして、栗毛のミサンガを嵌めた左手もまた、突き出される。 されど両手はゆっくりと――しぶとく――リフィーの流れに沈んでいく。 こうして、ジェニファー/デアドラはどんぶらこっこどんぶらこっこと上流へ流れていき、“死んだ”。]
(+0) 2021/04/17(Sat) 12時頃
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[――否、正しい意味での“死”は、この世界の“選手”には訪れまい。 それを主催者からの手紙でジェニファー/デアドラが知ることはなかったから、いま、彼女は自分を“死んだ”ものだと思い込んでいるのだが。 ともあれ、リフィー川の上流を塞ぐ形で広がる霧の壁の側に、彼女は宙に浮きながら三角座りをしている。]
…………やだな。 絶対家に帰るって、 いつもおばあちゃんと約束してたのに。
[「己の伝説に語られるところの人生」のラヴァーカムではなく、カルデアのねねのことを呟く。]
(+1) 2021/04/17(Sat) 12時頃
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ニーシャ。 結局、あなたにも、会えなかったよ。
(+2) 2021/04/17(Sat) 12時頃
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[ちなみにポストの爆散についてはそこまで感傷は抱かなかったものの、「ポストに持たせていたお土産が全部パーになった」くらいの悔しさは、あった。]
手紙とか預けなくて良かった。 ……って言ってもなんだかなあ。
[座にも帰れない幽霊の状態になっても、懐に仕舞っていたこれまでの手紙はきちんとカタチを為していた。 無論、聖剣のチャームも、栗毛のミサンガも。それに異世界のティーバッグも。
そして――こんな有様に成り果ててなお、ふたつの封筒がぽんと新たに膝の上に載る。 手紙を吐き出すポストが無くとも、届くものは届く、ということらしい。]
(+3) 2021/04/17(Sat) 12時頃
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[ちょっぴり厚みを感じるその封筒を彩るのはユニオンジャック。 そして、封筒を閉じているうさぎ型の封蝋。]
あ。かわいい。 時計塔にはこんなお土産……あるのかな。ないかも。
[こんな幽霊の有様でさえなければ、盛大にはしゃいでいたことだろう。 デアドラは覇気なく封をびりびりと開け、蝋のうさぎをぼろぼろと砕けさせた。 そしてユニオンジャックと同じ色の派手なストライプを纏った便箋の文面を、黙々と読み進めていく。]
(+4) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[読み進める途中、便箋を広げる両手にぎりぎりと力を籠める。 握りしめた箇所が軋み、破れ、穿たれ――。 引きちぎりきる前に、がくっと力なくこうべを垂れて蹲った。]
殺すにももう殺せないや――。
[そこで漸く、ヴィクトーリアの屋敷の項に何か書いてあった気がする、と思い至る。 あの冊子を便利に持ち歩いていたポストはもうここには無かったが、ちょっと念じてみたら、何故か冊子は手元に出てきた。 幽霊は、妙なところで便利だ。 そうして『郊外の屋敷』の文面を改めて読み直し、納得した。]
最初から死んでるし。
[ぽつり零してから、手紙の続きをまた読み進めていく。]
(+5) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[それから、同封されていた小さな袋を摘まみだす。 2枚入りのウォーカーズのショートブレッドからは、納豆の匂いは特に感じなかった(一応、納豆の匂いについては知っている)。
無言で袋を開けて、ぼり、と1枚齧る。 現界して以降の日々でとても馴染みのある、塩気とバターの風味、微かな甘み、少しほろっとした食感が、口内を満たしていく。 ……そのまま、あっという間に2枚ともぺろりと食べてしまっていた。
キリトからの紅茶を合わせなかったのは失敗だった気もしたが、食べてしまったものはしょうがない。 (当然ながら、ティーセットや加熱器具は、川の上にはなかった)]
あなたって、ベルみたい。
[それは単に「ウォーカーズのお菓子をくれた」ことについてのみだったが、なんとなく口から零れた。 仮にベル――デアドラのマスターが今でもマスターであったなら、フィールド周回の方にも励んではいたかもしれないが、それはあくまでifの話だ。]
(+6) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[それからデアドラは、霧の壁のそばで三角座りのまましばらくぼんやりとしていた。
ややあってから、冊子の時のようにちょっとばかし念じてみて、便箋を一枚手元に出した。 それこそまるで幽霊のようなそれに、指先で文字をなぞっていく。]
(+7) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[この手紙が、果たしてきちんとあなたの元に届くかはわからない。 もしかしたら、届くことはないのかもしれない。
それは、何の装飾もない、真白な紙飛行機。 紙飛行機を開けば、淡い墨色のサインペンで綴ったような文字が表れる。その筆跡は、まるであたかも砂の上に指先で文字を綴ったよう。 一字一字はっきりとした字体の、丸みを帯びた文字が並ぶ。]
(-4) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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ブリテンと日本、ふたつの故郷のマスター、 ヴィクトーリアへ
この返事が、あなたに届きますように。
カルデアでは、聖杯戦争ではないけれど 人類史を守る戦争みたいなことになっていて レイシフト (タイムトラベル) しながら マスターが戦いに出ているのさ。
でもわたし、この世界で死んじゃったから カルデアに帰れなくなっちゃった。 今のわたしは幽霊みたいになっているけど そのうちどこかで座に還ると思う。
でも、あなたは最初から死んでいる。 それなのにこの世界に呼ばれて、 文通までできているなんて、ふしぎ。
(-5) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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水戸の聖杯戦争のことは、わたしは 何も知らないけれど(別の世界だし) それでもあなたも、夢や願いを抱えて 最期まで戦ったのかなっていうのは わたしにも想像できる。
ヴィクトーリアには、どんな願いがあったのかな。 どんなコと一緒に戦ったのかな。 もし気が向いたら、わたしに聞かせてほしい。
(-6) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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わたしは、デアドラは、間違いなく この世界に希望を持って戦った。 自由を、幸せを、求めて戦った。
そして勝って、聖杯を手に入れて、 ちゃんと受肉して人間になった。 「ニーシャと一緒に暮らす」っていう願いは この人生でついに叶わなかった、けれど。
それでもわたしは不運なんかじゃない。 誰が(あなただって)わたしの物語を 「かなしい」だとか言ったって、 わたしは、「哀しみのデアドラ」なんて 絶対に言われたくないもの!
(-7) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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なんか お手紙 長くなっちゃった。
ヴィクトーリアもおみやげありがとう。 ショートブレッド、紅茶無しだったけれど それでもおいしかったよ。
納豆は本当は苦手なんだけれど (匂いとか、ねばねばとか) そういえば水戸って納豆の産地だったっけ? 封筒に入らないのがざんねん、だけれど あなたの故郷の味なら、頑張って食べたかったな。
マスターにしてバーサーカー、 エリン、アルバ、カルデアが故郷のよくばりセット (って言われると確かになんだかかっこいい!) ジェニファー・バトラーズ、デアドラより
(-8) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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ついしん
わたし、現界して初めて食べたのが ウォーカーズのショートブレッド(丸いの)だったんだ。 うそつきのベル (わたしのマスター) がくれたの。 あの時もすっごくおいしかったなって なんだか思い出しちゃった。
(-9) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[ちなみにこれらの文章は、追伸も含めて全て、一枚の紙飛行機に――つまり「A4サイズの紙1枚に」綴られている。 紙面をびっしりと埋め尽くすように綴られた文章は、大分読みづらくなっているかもしれない。]
(-10) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[手紙を投函するポストはもうここにはない。 だから、まるであたかも「蜘蛛の糸めいた、一縷の望み」に懸けるかのような形で、その手紙は虚空に飛ばされた。
なおこの時、ジェニファー/デアドラは、 『キミたちみんな、元の世界に戻れるようにはする』 という妖精の約束をすっかり忘れていたという。 無論、「元の世界に帰れる=この世界で“死んで”も帰還時には復活できる」、という考えにも至っていない。
そしてこの手紙の紙面に流石に入りきらなかった二つ目の追伸は、結局出さずじまいのままに終わる。 実際のところ、追伸のためだけの二通目を送ろうとはしていたのだが――。 それを記していた丁度その時に、川沿いの道路に“あのランサー”の亡霊を発見したことで、手紙ははらりとリフィー川の中に落ち、消えていく。]
(+8) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[それは丁度、こんな追伸だった。]
ついしん
わたしのフィールドには セイバーとライダーとアサシンと、あと ランサーのシャドウサーヴァントも残ってる。 狩りに行くなら今のうち (って書いちゃった↑けれど、行けないと意味ないよね)
あなたは多分、大丈夫、だとは思いたいけれど ランサーは海賊・盗賊にひたすら強いから気を付けて。
三枝槍はリーチがかなりあるし、 わりとしぶとくて何度でも戦ってくるけど、 神性とか秩序とか、オトコだとか、 そうした属性を突く攻撃がおすすめだよ!
(-11) 2021/04/17(Sat) 16時頃
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[その亡霊とここで邂逅するまでもなく、相手の正体――真名は初めから解っていた。 それどころか、あの“ダブリン聖杯戦争”での思い出も、カケラではあったけれど既に思い出していた。
デアドラがダブリンで出会った“あのランサー”は、 ジェニファーがカルデアで出会った“わたしのランサー”と同一の英霊だったのだから。]
召喚した時と同じ。 やっぱり、ランサー。 あなたはわたしに気づかないんだね――なんて。
[“あのランサー”の亡霊は、三枝槍の柄を地面に着けたまま川の方――つまりデアドラの方を向いている。 しかしその亡霊がこちらに襲い掛かる気配は一向にない。
幽霊の状態のデアドラにその亡霊が反応しなかった理由は、デアドラには定かには知れない。 “ランサー”ではない別の亡霊にデアドラが気づかれる可能性自体はあるし、 もし仮に、やはり幽霊のような状態と化した別の“選手”がこのフィールドに入った場合、このフィールドの亡霊はなんてことなくその“選手”に襲い掛かってくるのかもしれないが――。 如何な仕様差でそうなるのかは定かではない。おそらく。]
(+9) 2021/04/17(Sat) 16時半頃
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[ジェニファー/デアドラは、懐かしいようなさびしいような苦笑をふっと浮かべた。 そして亡霊がこちらに気づかないのをいいことに、その場の空中に座り込んだまま二つ目の封筒を手に取る。
……ちなみにだが、ヴィクトーリアに送り損ねた二つ目の追伸には、そのランサーの弱点がずらずらと書かれていた。 セイバー、ライダー、アサシンのシャドウサーヴァントの存在の示唆と共に、 「狩りに行くなら今のうち」 という文面まで認められていた。]
(+10) 2021/04/17(Sat) 16時半頃
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/* そしてわたしはきんちゃんのチョコレート対応に泣きそうになっている ええこすぎる……けなげすぎる……
(-55) 2021/04/18(Sun) 08時頃
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[二通目の封筒は、白を基調としたアンティーク調。 その封筒を閉ざす百合の封蝋を目にすれば、開かずとも差出人の想像はつく。]
死んでから天使の手紙が来る、なんて、 いかにもありそうなのにヘンな感じ。
[「そもそもわたし“異教徒”だし」なんて突っ込みもぽつり、声なき程度の微かさで漏れる。 中身を取り出せば、封筒とは異なる材質の紙――羊皮紙の便箋。 デアドラとしてはあまり馴染みなく、ジェニファーとしても触れる機会の限られる羊皮紙だったが、素朴なそれの手触りはどこか心地いい。 その上に踊る月明りがごとき金色を、黙して読み進める。]
(+17) 2021/04/18(Sun) 09時頃
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[今度は、デアドラが手紙を破り裂くことはなかった。 かといって笑うわけでもなく、頬緩めるわけでもなく。 ただ、その返事に認められていた「すこし、ふしぎ」を目に留めた時には、ぱちぱちと瞬いていた。]
……そんな機会、 きっと、ないさ。 別になくたっていいけれど。
[ぽつりと零しながら、永遠の夜たる黒い空を仰ぐ。 本来の聖杯戦争では“怪談のキャスター”がこの夜の異界の作り手だったのだが、この世界においては、“怪談のキャスター”の亡霊が潰えても夜は明けない。]
(+18) 2021/04/18(Sun) 09時頃
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お迎えの天使とか、わたしには関係ないし。 キャスターがラファエルなモードで 迎えに来る、なんて思わないし。……。
[かの手紙の中でも「天然」と評された存在を思う。 ちなみに向こうの世界でも、“その御使い”は天然なところがあるとのこと。 あちら側の天界では一体どんなうっかりさんをやらかしているのか――なんて想像までは至らなかったけれど。]
(+19) 2021/04/18(Sun) 09時頃
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ヘンなやつ。
[ぼそりと零しながら、手紙を読むに当たって一度腰帯に差し戻していた聖剣のチャームを一瞥する。 その後、「一縷の蜘蛛の糸めいた」手紙を一通、虚空に飛ばす。 この手紙は結局、宛先へは(すくなくとも、すぐには)届かずに終わることになる。]
(+20) 2021/04/18(Sun) 09時頃
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[それは、何の装飾もない、真白な紙飛行機。 紙飛行機を開けば、淡い墨色のサインペンで綴ったような文字が表れる。その筆跡は、まるであたかも砂の上に指先で文字を綴ったよう。 一字一字はっきりとした字体の、丸みを帯びた文字が並ぶ。
……以下の文章は、追伸も含めて全て、一枚の紙飛行機に――つまり「A4サイズの紙1枚に」綴られている。 紙面をびっしりと埋め尽くすように綴られた文章は、大分読みづらくなっているかもしれない。]
(-62) 2021/04/18(Sun) 09時半頃
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月明かりのロンドンの天使 ガブリエルへ
わかってくれたなら、いいさ。 あなたがB級映画に出てくるみたいな 戦争したがりの天使じゃなくて良かった。
わたしはもう死んじゃったから、 もうあなたと直接会うことなんて きっとないと思う。 あの■■■■アルスターの王と違って わたしは最初からさいごまで クリスチャンになろうとか思わなかったから。
[「■■■■」の部分はぐりぐりと力強く塗りつぶされている。 塗りつぶし痕を注意深く確認しても、何が綴られていたのかは決して読み取れない。 (ちなみに綴られていたのは、【全年齢】に抵触しかねないレベルの暴言である)]
(-63) 2021/04/18(Sun) 09時半頃
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あなたの世界の話、もっとたくさん 聞いてみたくなかったっていえば それはウソになるけれども。
だって、まさかあなたが 双子の月を作り出した、なんて わたしの世界では全然聞かない話だし。 しかもいつものロンドンは そうじゃない、とか。
もしかして、あなた すごく 世界の異変作っちゃう側?とか 思ったりも正直しちゃったもの。 わたしの世界だったらそれ、右ストレートものだから!
(-64) 2021/04/18(Sun) 09時半頃
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なんて書いてみたけれど別に返事は期待しない。
そもそもあなた、わたしが書いたことを 褒め言葉なんて思うなんてヘンだし。 そういうところが天然、ってやつ? うっかりが大目に見られるのは2度までだからね?
キャスターにはあなたのこと、 よく伝えておくさ。 異なる世界のラファエルも 天然らしいよって言ったら あいつ、どんな顔するかな。
ってつい書いたけれど、 キャスターとももう会えないや。 わたしが還った先で出会えるとも思わないし。
(-65) 2021/04/18(Sun) 09時半頃
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それと、あなたのくれた祝福は 一応ちゃんと助けになったから、 それだけは、ありがと、って言っておく。 結局わたしは死んじゃったけれど。
怪談映画のリフィーに落ちた デアドラ
この手紙があなたに届きますように。
(-66) 2021/04/18(Sun) 09時半頃
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