3 ディアス家の人々
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― 中庭 ―
[少し前まではむくれていたけれども、今は砂糖菓子の籠を手にしてご機嫌になっていた。 派手な男性に案内されて隣にやってきた兄に、一度立ち上がって挨拶する。]
ごきげんよう、おに… …ううん、あなたは星空の騎士様かしら。 どうぞ。お座りになって。
[物語を愛する少女的には、王子様よりも騎士様の方が憧れるものなのだ。]
(4) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 14時頃
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とてもすてきなお召し物ね。 マスクもとってもすてき。 夜空の宝石箱みたいよ。
まあ、おなかがすいていらっしゃるの? 良かったらこれを召し上がって。 花の女神様がくださったの。 スミレの花の砂糖漬けよ。 ね。とってもいい香りでしょう?
[籠の中には、紫色の小さな花たちが盛られている。 砂糖の衣を纏って、みなきらきらと輝いていた。*]
(5) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 14時頃
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ね?すてきでしょう? 色もとてもかわいらしいのよ。 スミレの色そのまんまで、お砂糖できらきらしているの。 今度はバラの花でも作るのですって。 赤やピンクや黄色のお花は、きっと紅茶に入れてもすてきだわ。
[目の見えない兄のために、一生懸命見た目を伝える。 そのまま言葉は風に舞って、ふわふわといろいろなところへ飛んだ。]
(8) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 15時頃
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騎士さまのお洋服もスミレの花の色をしていらっしゃるのね。 いいえ、やっぱり星空の色かしら。 一番最初の星が空にやってきて、他の星たちもだんだん集まってくるころの空の色なのね。
ねえ、星空を飛んでみたいと思ったことはありませんこと? 空に飛んでいって星に手が届いたら楽しいと思わない? 星はきっと砂糖菓子で、月はパンケーキよ。 夜空は黒ビロードのテーブルクロスなんだわ。
[空想の中を飛び回る言葉は、いつまでも途切れそうにない。*]
(9) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 15時頃
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[宝石のようだと褒められれば、頬を染めて少し身をくねらせる。 恥ずかしくて、嬉しい、と素直にいうのは、まだまだ難しい。]
まあ。 夏の日の湖は、きっとお日様できらきらしているわね。 小鳥たちと一緒に飛べるかしら。 風と手をつないで、くるくる踊りたいわ。 湖にはボートに白い日傘を差して、お母さまがいらっしゃるわね。 手を振ってご挨拶して、お茶でも一緒にどうかしら。
[湖の上を飛媚態と聞けば、想像力をまさに羽ばたかせて、どんどんと空想の世界を広げていく。]
(12) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 16時半頃
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[楽団の演奏が聞こえてくれば、おしゃべりを中断して耳を澄ませた。 お兄さまのお誘いに、きらきら瞳を輝かせる。]
もちろん弾けますわ。 ホーマー先生にも褒めていただいたんですもの。 ええ、騎士さま。 ご一緒に、楽団をのっとってしまいましょう。
[椅子から立ち上がってエスコートを求め、 お兄さまに見えていないのを思い出して手にそっと触れた。*]
(13) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 16時半頃
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[星空の騎士さまと一緒に楽団に乗り込んで、えいやえいやと大立ち回り……はしませんでしたけれども、ピアノとフィドルを乗っ取って演奏しましたの。 とても楽しい時間でしたわ。 わたくしたちの演奏に合わせて色とりどりの美しい衣装のみなさんがダンスを踊っているのよ。 わたくし、とっっ、ても楽しかったので、何回も弾いてしまいましたわ。
ねえお兄さま。わたくし忘れませんわよ。 フィドルを弾いているお兄さまの格好良かったこと! ええ、もちろん。このときは星空の騎士さまですけれども、 わたくしにとっては、やっぱりすてきなお兄さまですもの。]
(16) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 23時半頃
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騎士さま、 一緒に演奏できて、本当に楽しかったですわ。
[楽団を"乗っ取って"演奏した後、お兄さまにお辞儀する。 それから、少しもじもじと地面に靴先で線を描いたあと、ぎゅっと両手を握った。]
わたくし、今日はがんばってお洋服を選びましたのよ。 春の晴れた日の草原みたいな緑色のお洋服に、ぴったりの羽まで作っていただきましたの。 お父さまもお母さまも、他のみなさまも、かわいいって言ってくださるのですけれど……
騎士さまは、わたくしのこと、 きれいって言ってくださる?
[真剣な目で、じっと見上げた。*]
(17) nekomichi2 2021/01/15(Fri) 23時半頃
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[膝を折ったお兄さまに髪を撫でられて、胸がどきどきする。 "まだ子供だから"とも言わず、レディと呼ぶ語りかけに、耳まで真っ赤になった。]
お父さまが選んでくださる方が、 お兄さまみたいな、とのがただったらいいのに。
[意味も無くぱたぱたと服をはたいたり、髪を指でくしけずったりしながら、将来のことを口にする。 それから、撫でてくれた手を両手で握った。]
わたくし、ずっと努力して、 もっともっとすてきなレディになりますわ。 絶対よ。
(20) nekomichi2 2021/01/16(Sat) 01時頃
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だから、それまでに、 お兄さまの目が良くなりますように。
[祈りの言葉を唱えて、体を傾け、仮面の額にキスをする。 そのあと、ごきげんよう騎士さま、との挨拶を残して、ぱっと駆けだしていた。
走らないとだめなくらい、顔が熱かった。**]
(21) nekomichi2 2021/01/16(Sat) 01時頃
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[お兄さまが旅に出るのを、家族総出で見送る。 ディアス家の姫ももちろん、その中にいた。]
ウィリアムお兄さま。お元気でいらして。 わたくし、お兄さまのために毎晩ちゃんとお祈りしますわ。
[小さい腕を目一杯伸ばして抱きつき、それから小さな鉢植えを差し出す。]
わたくしのお花よ。 花言葉は「いつも元気」なんですのよ。 遠いところへ行かれるお兄さまに、 わたくしの元気を分けて差し上げたいの。
花が咲いたらわたくしを思い出して。 ポーチュラカは、ずっと元気に過ごしておりますわ。
[そんなお別れの言葉と一緒に、頬にキスをした。*]
(86) nekomichi2 2021/01/19(Tue) 22時半頃
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