15 青き星のスペランツァ
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[この星は、命と言う名の有毒物質で溢れ、 致死量の毒素に汚染されている。
身体の全てが四肢あり消化器でもある自分にとって、異物の摂取は致命的な物だ。
外界との遮断無しに生きてみたい。この色彩の中で生きて良いのだと、そんな許しが欲しかった。 誰に願い乞う訳にも行かない物だが、許しという物を求めていた。
自分も、命に祝福される何者かになりたかった。 形の無い何かでは無い、ありふれたヒューマノイド体。 本来の自分では無い何者か、他者との交流で生まれる感情、自分の知らない自分が行き着く場所。
ああ――…、私にも顔があったなら、ば。]
(130) 2021/11/12(Fri) 17時頃
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[天然水源を見るのは彼女と違い初めてではない。>>0:26 だが遮断された風景を、切り取られた額縁の世界を、唯々眺める事しか今まで出来なかった。
自分は決して死ににくい訳では無い。>>2:115 船内でも安全は約束されておらず、望まぬ異物の取り込みで体組織が崩壊する身体、他者と己を隔てる壁のような『袋』。自己管理が生死を左右し、他者と接する為の免疫を常に更新し続ける自己知識。
情報としては把握しているサンドイッチと言う物質も、数字やグラフ、他者の残す言葉の羅列しか知らない。 口腔補給され徐々に欠けて行く食物と、それを黙々と口にする横顔。 きれい、おいしい、ならよかった。>>114 そんな単語の感想が幾つか沸いて、]
いつか私もソレを食べてみたいな
君と並んで、 また"海"を見ながら
[憧憬し渇望するものは、 たったそれだけの些細なしあわせ。*]
(131) 2021/11/12(Fri) 17時頃
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/* な、ながい…!!!!!!!!!! ギャア!!!イースターつきあわせてごめんね!!!
(-83) 2021/11/12(Fri) 17時頃
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/* >>131つまりしょうもない拾い食いや無計画な外出であっさり死ぬぜ
帰る場所の無い儚い男好きです
(-84) 2021/11/12(Fri) 17時半頃
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/* ちょっと今日調子悪くて返信時間かかりそうなのですがこれだけ言わせてください
ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-85) 2021/11/12(Fri) 17時半頃
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/*アリババさん……好きだわ…… 中のひとがライジ氏とアリババ氏を気に入りすぎている
(-86) 2021/11/12(Fri) 18時頃
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/* ライジをたすけに行きたいが何で助けに行ったらいいか思いつかずで途中で書きが完全に止まっている
(-87) 2021/11/12(Fri) 19時頃
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[表示された文章に指先で触れつつ、ぽつりと呟く。]
────そうだったの、か。 アンタは、消えたくなかったんだな。
[キランディの出身である惑星アーラには、元々墓という概念が無かった。故郷を失い、各地を転々とさせられる中で得た知識であり、概念だ。何処で得たのかしっかりと覚えていれば、あなたの助けになれたのではないかと悔やむ。]
……わかった、広めるよ。 幸い、オレは長生きなんだ。多分、まだまだ生きる。 何処かの星へ入植する事になったら、墓とそれを守る黒い犬って概念を、当たり前の物として広めるのもいいかもな。 このマーレ10でも、そうじゃなくても。 そのくらいの間は逃げ切るし、生きるよ。
[その言葉から、キランディが逃亡者である事くらいはあなたにも察せられたかもしれない。実際、彼は“自由”を求める長い旅の果てに、スペランツァへと身を寄せる事になったのだ。]
(*7) 2021/11/12(Fri) 19時頃
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/* ひいひい 天声もあるし今のうちに落ちる準備をしておかねばとログを書いていたらキラからありがたい申し出が>キラメモ
いやでもおれに構わずハロとのデートを楽しんでくれという気持ちもあるんだよな……!
(-88) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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― 三日目・朝:安置室前 ―
[移動するであれば、行き先はケトゥートゥに任せる事になる。>>118 服の裾は好きなだけ掴んでいくと良い。男は何も言わず、静かに声を撫ぜている。
ふと、ケトゥートゥが小さく名を呼ぶ。 視線を同じ方向に向ければ、名の持ち主であるジルのほのかな明かりが見えた。>>102 小さな手が伸ばされるのを微か笑いながら見る。 ジルがこちらに歩んで来るならば、自分も手を伸ばし、数度毛並みを撫で、ゆっくりと手を放す。
そろそろ立ち直らなければ。 探索三日目、クルー達が徐々に出発し始めている。 今は自分に出来る事をと、静かにケトゥートゥとジルから離れていく。
ケトゥートゥは先より落ち着いたようだし、ジルはそもそもセラピストだ。 過保護すぎても困るだろうと後ろに下がる。
まあ自分に付いて来るであればついて来ていいので話は別だが、多分ついて来ても、大慌てな未来が待って居るぞ。*]
(132) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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― 三日目:アリババのいつもの場所 ―
[機械の山の中、普段通りのポジションに付き、通信を複数立ち上げ、本日の業務を開始する。
したの、だが、>>121>>122]
待ってくれ、そこにそんな物は… 待て待て少し地質のファイルをもう少し
[今探す、待ってくれ。 ライジからの通信に、平原のデータを漁る。 周囲に川などあったか?いや、今の時期は干上がっているだけかもしれないしなんならその水源自体も昨日までは干上がっていて今日になって顔を出したとかそう言うイレギュラーな地形の…。
思考をグルングルン回転させていると、リアルタイムの動画が送られてくる。 風景は揺れているが見通しは良い、何故こんな場所の物を見落としていたのか、やはり急に発生した何かがあって自分達には察知できずで、つまり、その、ええと、]
(133) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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[映像が水面に寄る。>>123 水たまりのようだなと思いながらそれを見ていたが、]
待てライジ君、そんな無防備に近寄るのは
[無防備に突っ込む自分が言えた事では無いがちょっと待って欲しい。 機械越しではやや冷静寄りのアリババ、ライジちょっとまって、ステイをかけようとした。 が遅い!]
…あ?
[あああああっ??!?!>>124>>125 映像が傾き、水平線の位置も徐々に下に――、つまり落ちて居るでは無いかこれは、落ちて居るが?!
『溺死』
その言葉が脳裏によぎり気が遠くなり、身が一瞬どろり崩れかける。 マズい一番付近に居るクルーは誰だいや近くとも足が遅い間に合わない、では一番早い手段はというと。]
(134) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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今行く!!!!!!!
[いまいくライジくん!!!私が今行く!!から!!!! 他の船内待機クルーを向かわせるとかそう言う事は思いつかなかった、何も思いつかない。 バンと部屋を出て、自室にある探査全身装備も拾わず、整備室で待機している複数種の探査機をザッと見て自分が動かせそうなものはアレでソレとアレで説明書操作方法は幸いにも頭に全部入って居るからええと!つまりは!
アレだ! ええいなるようになれの勢いでドゥルルンと擬音通りに身体を流しこむと、 ガション、 重い鋼のそれが動き出した。]
(135) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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― 三日目:平原 ―
[沼に沈み込んでいくライジの探査機の上空、ふと大型の影が落ちる。
回転する複数の羽、大型マルチコプター構造。 全体は白く、脚部はやや頼りないものの、大型の荷を吊るし運ぶため胴部分はそれなりに大きい。
移動式かつ、浮遊型クレーン。もしくはウインチ。 馬力はあるのだが細かい操縦に難アリ、付近目視にてリモコン遠隔操縦を推進。 空中作業で大きな荷の上げ下ろしを行う為の物だ。滅多に出番は無い上に『マーレ10』で使うにはまだまだ出番が早い。 荷運び以外に特別な機能は備わっていない。 重い物の上げ下ろし運搬できる無人飛行探査機、それだけ。
ソレが凄い勢いで飛んで来たと思うと、ライジの頭上でピタッと止まる。凄く器用に。
下部のワイヤーは既に下がっているが、ここに来るまで先端を色々な物にひっかけて来たのだろう、植物の葉が枝ごとブッ刺さっている。ケトゥートゥに死ぬほど怒られるのでは?というのはなんとなく想像がつく。
本来、付近地表に監視者が居る、かつ遠隔操作される物なのだが、ものすごい勢いでワイヤーを引きずってきたソレの周囲には誰も居ない。
だと言うのに、かなり正確に動いている。]
(136) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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『ライジ君!?』 『まだ死んでないよな?!?』
[まだ沈んでないよね?!?!? 通信に若干ノイズが入るが聞き覚えのある声。よくよく浮遊機胴部分を見ると、サンプル保管用の大型ポッドがはめ込んである。 はめ込んであるというか、それが正しい姿なのだが、中にものすごく見覚えのある黒い液体がダプダプ揺れていただろう。 そう、カプセル入りのアリババ(※本来の姿)である。
本来ヒトが乗れるようには作られていないのだが、入ってしまえばこっちの物。 ボッチャンボッチャン激しく揺れているが、特に酔うことはない。凄くシャッフルされているが。
自分が乗れて!使用時期でない為船に放置されており!シンプルに早く!重い物でも引き上げ可能! これしかない。
ワイヤーは既に垂らしてある、引っかけられればそのまま引き上げ可能だ。 代償は入れ物に収まった自分の姿の見せびらかしだが、特に恥ずかしい訳では無い。**]
(137) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* たすけにきたぜ!!!!!!!!!勢い
(-89) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* あとアリババがどんどん好きになっているおれです いや初手から好きだったけど あの初手からこんなん出てくるとかおもわないでしょう!?好き
(-90) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* >>135 まって何がくるの???????
(-91) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* またわたし一番しゃべってる!!!!!!
(-92) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* まってまってまってアリババ君は危ないからステイしてデータ管理区域からサポートして外に出るの危険ってあれほど言ってたでしょステイ1!!!!!!!
(-93) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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/* ありがとう……灰で好き好き言ってたらヒロインのごとく颯爽と助けにこられてしまった……Love……
(-94) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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― 現在・マーレ10上 ―
…………ふム。 やはりマーレ10ハ、地面が安定していなイ部分がある模様。移動ニ『つむじ風モード』ハ不適。
[チキュウは足元を何度も確かめるようにして歩いてみるも。地面がぬかるんでいるのを確認し、浮遊体勢に移る。]
(138) 2021/11/12(Fri) 19時半頃
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― 平原 ―
[そう、アリババからの制止の声>>134をちゃんと最後まで聞いていればこんなことにはならなかったのだ。反省とか謝罪とかはとりあえず置いておきます。今は。]
……クソッッこんなの"海"とは認めねえぞ!!
[ドームを開けて、積み込んでいたワイヤーガンを手近な岩や地面に向けて手当り次第ぶっ放す。うまく固定できたワイヤーを引っ張り、機体の外側についているフックに引っ掛ける。 前の探索で崖を登った時に固定用のフックを増設しておいたのが幸いだった。この二足歩行機、完全に想定されている使用用途を逸脱している。故障してメーカーに問い合わせても保証してもらえないやつである。もうメーカーないけど。]
(139) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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はーっ、はーっ、ひとまずはこれで……
[何本かワイヤーを固定すると、どうにか機体の沈み込みは止まった。 地についている方の足も斜めに傾いたかなり危ういバランスではあるが、とりあえずは止まった。陸に上がれるかどうかはまた別の問題だが。いやかなり難しい気がする。詰んだわ。]
……ん?
[こっちはこっちで慌てていたため聞き流したが、アリババ"今行く"とか言ってなかったか? え、行く? 行くって、来るってことか? あいつが????]
ちょい待て待て待て、行くってアンタ、
[通信機に向かって今度はこちらが制止の声を上げようとして、]
(140) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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あ?
[落ちる巨大な影、響き渡るプロペラの回転音。>>136 見上げると、見覚えのある無人飛行探査機が飛来するところ。整備されてたっけとか使用申請はとか細かいことが走馬灯のように頭を駆け抜けていくが、猛スピードで飛んできたと思えば空中で鮮やかな急停止。やたら精密な飛行姿勢。]
(141) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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……何だその操縦技術!!?
[完全に状況にそぐわないツッコミが第一声だった。]
(142) 2021/11/12(Fri) 20時頃
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ライジは、ぽかんと口を開けてアリババIN無人飛行探査機を見上げた。
2021/11/12(Fri) 20時半頃
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/* アリババさんとライジくんいいなぁ……。 凄くいい関係 でも、どっちもガンガンに死亡フラグ立ってるよね この二人が死に別れるんです? 地獄かな??
(-95) 2021/11/12(Fri) 20時半頃
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……助かった……
[ともあれ、天からの助けとはこのことである。 ドームの縁に立ち、無人飛行機の下部から下がっているワイヤーを掴む。グローブをした義手はワイヤーがぶち当たろうが痛くも痒くもないが、頭はそうもいかないので注意深く、かつ素早く、フックを自分の機体に引っ掛ける。 しっかり固定されていることを確認して、大きく手を振って引き上げてくれの合図をした。
と、飛行機の胴体部分に何かいる。目を細める。 激しく揺れる黒い粘性流動体を認識して、そんな無茶苦茶な……と乾いた笑いが漏れた。]
まさかアンタが真っ先に自分で来るとはな。
[少し意外だ、と零しながら。 機体が引き上げられ始めれば、操縦席に戻ってドームを閉めた。**]
(143) 2021/11/12(Fri) 20時半頃
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ライジは、ケトゥートゥには後で一緒に怒られます。と神妙な顔をした。
2021/11/12(Fri) 20時半頃
雲水 ハロは、メモを貼った。
2021/11/12(Fri) 21時頃
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/* ふふ、キランディとハロはゆっくりデートしておくれ。ハロ君はこれから落ちるのだが…………
(-96) 2021/11/12(Fri) 21時頃
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――海へ――
へいき! こわくない! はやいねぇ、はやいねぇ!
[>>107ポーチに携帯食を詰めてもらって、キランディに抱えてもらう。 こんな飛び方も高さも初めてで、それはそれは楽しくてたまらない。 声ははしゃぐように跳ねて、眼下に海を捉える。
反重力パンはハロの足元もリアルタイムに映すので、きっとマーレ10の広大で豊富な水資源が絶景としてモニターを彩っていただろう。 まあ、データ班代表(とハロは思っている)はそれどころじゃなかったかもしれないが>>135。]
(144) 2021/11/12(Fri) 21時頃
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