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みんなはどうやっておしっこしてるんだろう。僕と何か違いがあるんだろうか。
ーーおしっこをする所を見せて貰えたら。 おしっこの出る場所を見せて貰えたら。
僕との違いがわかるのかな……。
(142) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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小学校高学年になれば、流石に僕の失禁癖も治まってはいた。 しかしーー
僕の、他人のおしっこに対する興味は奥底に眠ったままだったのである。
(143) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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ーー僕の部屋ーー
挿入に伴う激痛は僕も想像は及ぶ。しかしまさか彼が気を失うまでなるとは思わず僕は激しく動転した。
「コウッ……!」
彼の名を呼んで揺さぶる。行為を中断した方が良いのか、頬を叩いたりした方が良いのかーー
躊躇っていた時だ。彼の緩く勃つ性器がふるり、と震えたのは。
先端の割れ目に存在する小さな鈴口に水滴が滲んだかと思うとーー
チョロッ
(144) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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放物線を描き放出される。独特のアンモニア臭が僕の鼻腔まで漂う。
最初は少しの量だった。が、何度かに分かれてピュルピュルと噴き出る軌道に目を見張る。
お漏らし?!
意識を失えば下肢の制御など人は当然出来ない。 緩んだ尿道から溢れたのはおしっこだった。
それは彼の腹やら腰回りをびしゃびしゃにする。 繋がっている僕にも垂れて付着した。
普通なら汚い、と感じるのだろうか。 だが僕は、時を経て期せずして他人の排尿を拝むという僥倖を得ーー歓喜に震えてしまった。
僕がおしっこをするのと何も変わらない。 ここに安堵が1つ。そして……
(145) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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お漏らしする彼は、なんて可愛いんだろう……!
お漏らし、という響きが幼児を思わせるからか? そう言えば僕が冷徹に接するのを諦め思慕を募らせたのも、彼が子供みたいにだだをこねた時だ。
そう、僕は可愛らしい彼にきゅんなのである。
彼の肌の上を流れる液体は異臭を放っている。が、僕は全く躊躇せずそれに手を伸ばした。
指先に付着させて舐めてみる。 精液みたいに苦みはない。水とは言えないが薄いスポーツドリンクのような薬っぽさがあるか。臭いが強烈で味はあまりわからないのかも。
しかし彼のモノと考えたら、可能なら一滴残らず喉に流したいほどには愛しかった。
(146) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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彼のおしっこは尊い。
僕は変態だ。 だからなんだ。 変態にだって人権はある、変態万歳!
もう死ぬんだからいいだろう! ほっといてくれ!
そも、男同士のまぐわいも死に至る過程としてのセックスもなにもかも普通ではない。
ーー僕は彼をただ、深く愛しているに過ぎなかった。
(147) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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痛みはどうなったのか。理屈は不明だが彼はまるで麻薬患者みたいにふわふわした状態になっている。
言葉は舌足らずでまたそれが幼児じみでそそる。 僕はショタコンなんだろうか。 やはり、早く死んだ方がいいな僕……。
誰も受け入れた事がない彼の身体は僕だけを受け入れた。 それだけでも歓びに溢れるわけだが、ふわふわな彼は言うのだ、可愛らしい唇で。
僕にも気持ちよくなって欲しいと。 それは僕が彼の身体を余すところなく貪り射精に至ることを意味するわけだが、僕を愛しているなら当たり前の心理だろう。
僕だって二人で気持ちよくなりたいと願い、彼の男性自身を愛撫したのだし。
勢いをつけて力強く腰を打ち付ける。肉が跳ねるほどの勢い。
僕の分身は彼の体内深くまで埋め込まれた。抉るように内部でグリグリと動かす。
僕が上から圧迫した結果彼の細身は柔軟にしなり、腰は美しく反るだろう。
(148) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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そして、静かな室内に響いたのは彼の艶やかな声。 裏返りまるで女みたいに啼いて、息を荒げて乱れる。
花弁が散るように開いて。 僕の一つ一つに感じる様を伝えてくる。
僕はグラインドを描きナカを掻き回すようにしつつ、彼に応える。
「めちゃくちゃやらしいよ、声裏返って高いし。 可愛すぎて僕おかしくなりそう。……コウ、大好き。」
こんなに夢中に喘ぎながらも彼は僕にどう見えているかが気になる様子。可愛いなあ。 でも、そんな理性をふっ飛ばしてやりたいとも思った。
さっきお漏らしをした彼の性器は、今度は先走りをぬるぬる漏らしている。 若い肉体は性欲に溢れ、刺激に脈々と応えるのだ。
そんな自分に彼は戸惑っていたが、僕からすればそんな所も辛抱たまらん。
(149) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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「いいの?触れるのが?それともナカかなーー……ここは?」
硬く満ち満ちた怒張で探り当てた部分は瘤のようであった。 強く押し当て反応を窺う。
彼は最早快楽の虜のようだ。 跳ねる声、迸る汗、熱くなる肌。 僕も激しいピストンに腰が震え、射精を我慢するのがきつくなる。
「コウ、イッていいよ。一緒にーー……あ、好きだ、好きッ!愛してるよ、コウッーー出すよ、君の中に出すッ」
ラストスパートに全身全霊を込める。僕の動きに感じてくれる彼に全てを与えたい。 僕を残す意味なんかない、出し尽くすんだ!
男の脈動は生命そのもの。 死を覚悟したからこそ、それを全部放てる。
爆発のような絶頂。 上り詰めた先、僕は彼の体内に熱い液を吐き出す。
(150) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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狭い内部に僕の精が満ちてーー熱い。
漲る全身から力が抜ける。僕はそのまま前倒れになった。つまり開脚した彼に寄り掛かる姿勢。
彼は途中から僕の背にしっかりと手を回してくれていた。 いつもは自身の胸元に置いていた手を放し、全力にて応えてくれていた。
その胸板に、腕に倒れ込んで抱擁を求める。 激しい動きのせいで二人とも呼吸はまだ荒い。
「はぁ、はぁ……コウ、好きだ……うん、凄く良かったよ。
君は僕のものだ、僕だけの……。僕も、君のものだからね。」
萎んだ性器は自然に抜け落ちたであろう。 僕は暫し彼に体重を預けたまま微睡む。
もう思い残す事は、ない。
(151) 2023/11/16(Thu) 10時頃
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ーーそれから。僕は彼を姫抱きにしてバスルームに向かった。 汚れた彼を清める為である。 恋人同士キャッキャウフフというよりは、気持ちとしては亡くなった人のお清めが近しい。
彼はまだ生きている。しかし、僕が注いだ毒により病状が悪化し、やがて息絶えてしまうだろう。
優しく優しく彼の身体を洗った。身綺麗にしたらバスタオルで包み、二人で応接間のソファーへ。ベッドはめちゃくちゃだからね。
「君が息を引き取るまで、見ているよ。傍にいる、離れない。何時間だろうと寝ないで見てる。」
彼以外のものはもう、何もいらない。彼にしてもそうだろう。
「コウ。君が亡くなった後、僕はパイロットに召喚されるだろう。
僕は……君以外なんかどうでもいいと考えたりもしたが、君の家族や君の友達、君が大切にするものの為に闘うつもりだよ。それは君の為だ。
だから、心配しないでね。僕と君が命果てても地球は、みんなの生活は続いていくよ……。」
(152) 2023/11/16(Thu) 10時半頃
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ソファーに並んで座る僕らは肩を寄せているだろう。もうすぐ彼は死ぬのだし、僕も負うことになるが気持ちは何処までも穏やかだった。
でも、結果的に僕は彼を看取る事が叶わないのである。 何故ならーー。
「ん、何だろう……サイレン?」
外がやけに騒がしい。 立ち上がり窓から覗くとそこにはーーパトカーと救急車が見える。
彼を貫いた時の悲鳴は近隣まで届いた。それを不審に思ったご近所さんが通報したのだ。
(153) 2023/11/16(Thu) 10時半頃
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それから先は悪夢でしかない。 何か強盗やらが侵入しているという通報に乗り込んできた警察は、加害者である僕と、明確な被害者である彼を発見する。
全身に暴行の痕があり、発熱している彼はすぐさま保護されて救急車に運ばれる。
「コウッ……!やめろ、彼を返せッ僕は彼が死ぬまで見守るんだ、離せ、離せーッ」
暴れて警官を何人か殴り、僕は床にうち伏せ取り押さえられた。
担架に載せられたコウの姿が遠ざかる、見えなくなる。
「コウーッ!!」
絶叫しながら手を伸ばす僕は、端から見たらどう見ても狂人だったろう。
こうして僕らは離れ離れになった。 そして数日間が経過する。
僕らが次に相対するのは、あの忌まわしいコックピットにてーー……。*
(154) 2023/11/16(Thu) 10時半頃
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/* ところでもう一度聞こうかな。 ランダムさん、珊瑚は何番目のパイロット?
2
(-60) 2023/11/16(Thu) 12時頃
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/* ランダムは珊瑚を早めに殺したいそうですwwwww
(-61) 2023/11/16(Thu) 12時頃
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/* 後ろから3番目!
(-62) 2023/11/16(Thu) 12時頃
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――IF・珊瑚さんと――
[一緒に行きたくて誘ってくれたなら本当に嬉しいし喜んでしまう事柄であるし、大和としては本当のことを伝えているだけだからそれが珊瑚にとって嬉しいことだなんて思いもしていない。 戦えば死ぬ、戦わなくても宇宙が終わるならば願えることは僅かしかない。 珊瑚が願いごとを抱いているように、大和の願いは生きていた証を遺したいというもので――誰かと好きあえたらそれは互いに互いを覚えていることと思う]
(155) 2023/11/16(Thu) 12時頃
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好きだよ、この想いはきっと好きなんだ。 ……珊瑚さんが、いいなら。 僕も珊瑚さんが欲しい。
[唇を奪うと目を閉じて泣き出してしまったけれど、両手が伸びてきて添えられるとまた唇を奪っていく。 力が抜けているから受け入れてくれるのだろう。 それならもう、心を留めるものはなにもなかった。
珊瑚のシャツの裾を捲りあげていき、両手を万歳の姿勢でシャツの布地を手首に留めて身動きが取れないようにしてしまおう。 両脚もテーブルの上に乗せてしまい、本来ご飯を食べるべき場所で珊瑚を味わっていく。
それは酷く一方的な行為かもしれない。 珊瑚を自分のものにするべくと身体中を味わい尽くしていく間、外の事もこれまでの事も忘れて夢中になる。 思い残すことがないように。 大和は着実に死に向かって歩み始めいく。
これで珊瑚が先ならば大和はきっと宇宙を滅ぼしにかかってしまうだろう。 その思いは今、積み上げている**]
(156) 2023/11/16(Thu) 12時頃
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[学校はほら、何か恨みがあるかのように念入りも念入りだったからね。 多分、無理じゃないかなって思っている]
ネット配信とか……僕、受けれないよ。 珊瑚と一緒に受けても大丈夫かな。 顔出ししなかったらいけるかな。
あ、珊瑚のここ、こういう風なんだね。 よくわかるよ、僕を誘ってるみたい。
[花弁の色合いは赤みを帯びていてそれがまた艶やかなものだ。 昨日の常夜灯の下ではわからなかった色合いがよくわかるし妖艶にも見える。 太腿と股の間とか、恥丘部にキスをしていきながら残滓を掻き出していくと気持ち良さそうに花弁が震えてくれるし、珊瑚は恥ずかしそうに胸元を隠してしまったけれどその姿勢がまた可愛らしい]
(-63) 2023/11/16(Thu) 12時半頃
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うん、そうしよ。 次の……でいいのかな。 僕は気持ち好いから嬉しいとしか言えないんだけど。
[ゴムは用意するのは早くしておこう。 そうでないと無計画にと言われかねないことになりそうだった。
そんな未来計画を話し合いながらもシャワーの力も借りて指も一緒につかって掻き出すと溢れ出す中の白の色合いが薄れていきやがて透明になっていく。 すんすん、と匂いを嗅ぐと珊瑚の匂いしかしなくなったのでシャワーを少しずらして、ちゅっ、と直接花弁にキスしてしまう。
音を立てないでと言われても立ってしまう。 蜜はたくさん溢れてきているし、珊瑚もまた気持ち良さそうだ。 そうして指で愛でていると隘路も均一なものではないことがわかる。 ざらざらした感じやコリコリした感じがあり均一ではないからこそ挿れていても気持ち好いのかもしれない]
(-64) 2023/11/16(Thu) 12時半頃
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えっ、大丈夫っ?!
[そうして腹側の浅いところにあるふっくらしてとしているところを擦った時に珊瑚が一際高い声を出して身体を跳ねさせたので驚いて視線を碧の瞳に向けたけれど壁にお尻をあてて全身を支えているようだった]
ここ、かな。 何かはわからないけど、触って欲しそうになってるよ。 気持ち好いとこ?
[この場所かなとふっくらしたところに指の腹を当てて、ぐりぐりと擦り回していく。 ピンポイントでそこを撫で回していくと指先をきゅうきゅうと隘路が締め付けてくれるから嬉しいのだろうと判断してしまう]
(-65) 2023/11/16(Thu) 12時半頃
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あ、後ここが硬いところなんだ。 ここも気持ちよさそうだったよね。
[そうして花弁の先端にある硬さにキスをしてしまう。 ちゅっ、ちゅっ、と何回もキスをしていき珊瑚の足が生まれたての小鹿のように震えてしまう程に愛してしまう。
とんとんと内側から、舌のざらりとしたところで外側から。 身体の両面から悦びに堕ちてしまうところを目覚めさせていく**]
(-66) 2023/11/16(Thu) 12時半頃
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ーーif・大和とーー
大和から得た情報によると、珊瑚の父親は多忙で不在らしい。 確か医者のはずだ。 どんぐり亭にて逢ったことかあるので、その姿は覚えている。
確かに人命救助は大切だし医者の仕事でもある。が、娘を放り出しているのはどうなんだろう?
大和もパイロットになる件に不服を抱いているらしいのが文面から読み取れる。 当たり前だ、巨大ロボットに乗れなんていきなり言われてハイと答える方がおかしいから。
(157) 2023/11/16(Thu) 14時半頃
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僕が驚いたのは、彼が僕の事を真摯に励ましてくれたことだった。 僕はショタコンのけがある下半身が暴走した性欲魔人だから本当にクズなんだが、それでも彼の言葉には元気づけられ、こう返した。
『ありがとう大和。 君がそう言ってくれると、僕なんかにも少しは価値があるのかな、と思えた。
彼に気持ちを伝えてみるよ。』
うっかり”彼”と性別を書いてしまったが僕は気付いていない。
そして僕は彼の家庭の事情を知った。 読んだ時には絶句してしまい、全てを捨てて逃げようとしていたと語る彼に深く心を傷める。
『そんな事情があったんだ……僕は何もしらなくて、ごめん。』
(158) 2023/11/16(Thu) 14時半頃
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謝ることじゃないと思いつつも、事情をしらないで色々無神経な事を言ったかもと僕は反省する。
しかし更に驚くことがあった。彼がハッキリと珊瑚のために闘うと書いていたから。
それはまるでーー。 いや、もしそうならば、僕に後悔しないようアドバイスをくれた彼だ、きっと自身それを実践するだろう。
『誰かの為に……は、地球のためなんて言うより余程リアリティがある。
君に闘う理由があるのならそれでいいとは思う。 僕はやはりそれでも、なんとかパイロットを降りる方法を見つけたいと思うけどね。
一緒にいるなら、どうか珊瑚を護ってあげて欲しい。
頼んだよ、大和。』
こうして僕は、短い彼とのやり取りを終えたーー**
(159) 2023/11/16(Thu) 14時半頃
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──if・大和くんと──
>>156泣き出したわけじゃなかった。ただ、溢れる思いが涙となってこぼれ落ちただけ。 だって、好きだったのに。好き同士だったのに。 ここから先が何もないだなんて悲しすぎる。
「大和くん…っ、好き、好きなの…! あっ、ん…、大和、くん…。」
シャツを脱がされると、まだ着替えてもない下着姿が晒されて。 白い下着が胸を覆っていたけれど両手を縛めなくても良いのにと泣き笑いだった。 抵抗したりなんてしないのに。 でも、大和くんに強く求められている気もして喜びすら感じてしまう。 恥ずかしいけれど、でもそれでも良い。 私たちには時間がない。その先も。
(160) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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「あっ、汗臭かったらごめん…ん、んんう…っ。 あ…、あっ、ああああっ!!!」
行為が多少乱暴でも、私はそれを望んでしまう。 幸せな痛みも、繰り返されるキスも、求められることが嬉しくて──悲しくて苦しくて、でも幸せだった。 私たちは子供を授かる時間すらない、きっと。 私たちに続く未来はない。だから。
(161) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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私たちはそれから、買い物以外で外に出ることはなかったかもしれない。 特に学校には行かなくなった。もともと夏休み中だったし、登校日ですら姿を現さなかったかもしれない。 家の中の生活は保っていたけれど、私は毎日大和くんを求めた。大和くんに求められるとなお幸せだった。
もしかしたら部室に集合するように言われて、それだけは参加したかもしれないけど。 二人手を繋いで、私は大和くんから離れようとしなかったし、七尾ちゃんとの戦いでは流石に七尾ちゃんに寄り添ったけれど──。
ああ。本当に。私たちは死んでしまうのね。
それを知ってしまって。 私は。私は──。
(162) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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より一層大和くんに溺れて行くことになる。 彼を求めて。彼に求められると嬉しくて。 でも。 私は大和くんに一つ宣言をしていた。
大和くんが少しでも長く生きて欲しいと願ってくれるなら、大和くんの後私の番までは生きるけど。 私が先だったら大和くんに一緒に消えて欲しい。ひとりにしないで欲しい。 負けることになっても自分から消えることになっても。 ただ、私が他のパイロットに選ばれた子の選択肢を奪う事だけは、ダメだと思うから。 だから、私が先の時は──。 そんな約束を持ちかけたバチが当たったんだろう。
(163) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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「大和くん…やだ、やだよぉ…!」
大和くんが先にパイロットに選ばれたと知った時。 きっと彼より私の方が取り乱して、泣き崩れてしまっていた。**
(164) 2023/11/16(Thu) 16時頃
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