3 ディアス家の人々
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[ アリステアが運んできたコンソメスープを、スプーンで一口ずつ給仕される。 懐かしいような味がした。]
…軍のレーションは化学調味料まみれで決して美味しいとは思わなかったけれど、 どこか癖になる味があったんだ。
不思議だな、これにもどこか──丁寧に味を濾しただけでない強さを感じる。
[ 少なくとも、喉の乾きは癒された。]
おまえの血をわけてもらうまでもなさそうだ。 心意気だけ、いただいておこう。*
(-47) enju3 2021/01/17(Sun) 20時半頃
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[彼は、仮面の意味をはき違えている。 当然だ。 そこに別の意味があることなど、表の世界に生きる人間は気付かない。]
もちろん。 私の望みはあなたを――
[これで良かったのか、と紡いだ彼の唇に人差し指を当てる。 静かに、の形を作った指で彼の頬を撫でたあと、自分の仮面を外した。 テーブルに置かれた黒猫の仮面は、笑っているかのよう。]
おまえを、永久に私のものとすること。 ただそれだけだよ。
["仮面"を外しただけで空気を白檀の森に変えて、魔性は手にした獲物を掻き抱く。]
(35) nekomichi 2021/01/17(Sun) 21時半頃
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今宵、いよいよ、おまえを連れ帰る事ができる。
一緒に来てくれるね?
[声の一つ一つが艶やかな力を帯び、 同時に喜びに満ちあふれていた。*]
(36) nekomichi 2021/01/17(Sun) 21時半頃
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[ 唇に絹の指が立てられた。 言葉は要らない──あるいは、言葉以上のものを知れと。
彼もまた仮面を外し、素顔となる。
──窓が開いたわけでもないのに、空気が一変した。
神秘的な深みと広がりを感じる。 ここで交わされる言葉は、神託にも等しいだろう。]
(37) enju3 2021/01/17(Sun) 22時半頃
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[ 私のもの、と主従が逆転したかのような言葉に、ウィリアムは唇を引き結ぶ。]
おまえと、こういう話をしたのは、 今夜が初めてだろうか?
[ あまりに自信ありげなアリステアの様子に引きずられまいと、腰に回された手首を握る。*]
(38) enju3 2021/01/17(Sun) 22時半頃
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[手首を握る掌の圧が心地よい。 彼の声に潜むのは、畏れか。 超自然のものに対した時の、人間の自然な反応。
警戒するように、確かめるように彼が問う。 それに微笑み、頷き、彼に届くように言葉にした。]
その通りだとも。 私たちは夜ごと、語らった。 言葉と、それ以外の言語をもって。
[交わしたのは言葉だけではない。 それを示すよう、握られた手の指で、彼の手首をなぞる。*]
(39) nekomichi 2021/01/17(Sun) 23時半頃
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[ 意味深な様子でアリステアは答える。
彼が伺候してまだ月はひとつ巡っていないが、 その間の夜毎の語らいといったものを、]
おれは覚えていない。
[ きっぱりと断言する。
優しく触れてくる彼の指に、記憶とは違うものがざわつくけれど。*]
(40) enju3 2021/01/18(Mon) 00時頃
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[コンソメスープを喜ぶ彼は、やはり吸血鬼に片足の指先を浸しているのだ。 あるいは、旧い血族の血に彼が魅了されてしまったか、だ。]
後で料理長に伝えておきましょう。 きっと、秘密の隠し味ですよ。
[今はまだ忠実な従者の仮面を被って答える。 もう血を分けているのだ、とは決して口にすることなく。]
本日はご静養なさいませ。 心身ともに休めれば、調子も戻りましょう。
[主の不調の原因がどこにあるかは熟知していたが、もちろん口に出したりはしない。 ただ、肉体の回復のみでは追いつかない疲労が溜まっていることを察して、休むことを勧めた。]
(-48) nekomichi 2021/01/18(Mon) 00時半頃
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― 第五夜、そして ―
[そうして彼を休ませた夜には、再び彼を求めた。 だかそれは、これまでのように激しく狂おしいものではなく、ただ愛を確かめるかのような、穏やかな営みだった。
彼の体は全て熟知している。 どこに触れれば喘ぎ、どこを愛でれば啼くのかを、全てを把握している。 今や、彼の体を蕩かすのは容易なことだった。 後は彼の心だけ。
真に手に入れたいのも、それだけなのだ。]
(-49) nekomichi 2021/01/18(Mon) 00時半頃
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[昼には忠実な使用人として仕え、夜には一夜限りの愛人として夢の時間を過ごす。
幾度も繰り返した昼と夜の先に、舞踏会の日が訪れた。*]
(-50) nekomichi 2021/01/18(Mon) 00時半頃
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そうだろうとも。
[断言した彼を鷹揚に認める。]
私が、そうした。 おまえの傍らに立ち続けるために。
夜ごとの記憶を夢に変えて眠らせた。 けれども、おまえの体は覚えているはずだよ。
私との触れあいを、全て。
[自由な方の手で、彼の胸に触れる。 ただ触れていることを伝えるだけの軽さで。*]
(41) nekomichi 2021/01/18(Mon) 11時頃
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[ 軽く、彼の手が胸の上に置かれた。 心音が跳ねるのを感じる。]
──…、
おまえがこの場で嘘をつくとは思ってない。 どのような方法で記憶操作を行ったのかも、一旦、置いておく。
ただ、おまえはこれまでしてきたことを、今日になって変え、 おれを連れて、どこかへ帰ろうとしている。
[ 状況を整理するように恬淡と語るが、脈はいつもより速かった。]
(42) enju3 2021/01/18(Mon) 11時半頃
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おまえが用意している場所でおまえは、これまでと同じようにおれに仕えてくれるのか?
[ 指を彼の顔の輪郭に滑らせ、顎に軽く添える。*]
(43) enju3 2021/01/18(Mon) 11時半頃
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[彼の指が輪郭を伝う。 その傲慢なまでに優雅な仕草は、きっと自分と似ている。
彼の手を取って、口に運んだ。 人差し指を歯の間に挟んで、ちろりと舐める。]
仕えるのではないよ。
おまえを愛する。 私の全てをかけて。
[中指の背に口付ける仕草は貴人への礼法に似て、もっと親密で深いものなのだった。*]
(44) nekomichi 2021/01/18(Mon) 12時頃
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[ 指先に濡れた暖かなものを感じた瞬間、思わず吐息が漏れる。]
おまえがここに来たのは、「愛」のためだったか、スペンサー。
[ どこで見染めたものやら、相変わらず謎の多い従者だった。]
不思議なものだな、そう言われてみると、自分の不甲斐なさを、なんとかしなければならないという闘争心に火がつく。
(45) enju3 2021/01/18(Mon) 12時半頃
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──おれは、おまえに囲われる気はない。
[ 接吻けを伴って恭しく捧げ持つ所作をする彼の手指に、己の指を絡ませて繋ぐ。]
おれが自立して活計の道を見つけ、家族に祝福されてこの屋敷を出ていけるようになるまで、力を貸せ。
[ それとも、おまえが欲しいのは逃げ出す心配のない盲目の人間か、と挑発的に嘯いた。*]
(46) enju3 2021/01/18(Mon) 12時半頃
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[絡まりあう指の熱が互いを巡る。 これは、互いに譲れないものを賭けた交渉だ。 それができる相手だからこそ、愛おしい。]
おまえは、私をどれだけ待たせるつもりだい? 今この瞬間にも、連れ去りたいと願っている者を。
[溜息のような声に情感が籠もる。]
私はおまえを遺漏なく私のものとするために、 これまでの時間を費やしてきた。
… もう、待てない。
[一歩を踏みだし、距離を詰める。 唇が触れあいそうな距離で、掠れた声で求める。]
(47) nekomichi 2021/01/18(Mon) 16時半頃
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[今までの夜は、このまま唇を合わせてベッドに押し倒していたものだ。 けれども、今欲しいのは彼の体だけではない。]
―――…、 けれども、 おまえが家族を思う気持ちはわかる。 私も、短い間だが共に暮らして、多少の情はある。
彼らに祝福されて送り出されたいというなら、待とう。 そうなるように、私が手を打とう。
ただ――
おまえの行く先に、人間としての暮らしは無いよ。
[穏やかな声で、端的に事実を告げる。*]
(48) nekomichi 2021/01/18(Mon) 16時半頃
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[ 息と白檀の香りが触れる距離に彼の顔があるのを感じる。 彼の声は、直接、肌に伝わるかのよう。]
ああ、おまえに意地悪をするつもりはなかった。 ただ、結果として、随分と焦らしてしまったようだ。
[ 同情の色を込めて謝り、まだ待つと言ってくれた彼に謝意を示した。]
(49) enju3 2021/01/18(Mon) 17時半頃
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[ 彼の求めに応じるならば、自分は家族に祝福されてここを出てゆくことになる。 もっとも、「人間としての暮らしはない」と彼が断言するからには、家族には「自立してしっかりやっている」と偽装をするということなのだろうが、そこは──妥協するしかないと割り切った。 傷痍軍人としての引目がある。 迷惑や心配をかけなければ御の字だろう。]
──了解した。 おまえが用意する新しい生活を、始める。
[ いくらか硬い表情で受諾を伝えてから、任せた、頼むと依願する。これは、望外のチャンスに違いない。
場違いだろうが、嫁ぐというのは、こういうものなのだろうかと思った。]
(50) enju3 2021/01/18(Mon) 17時半頃
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しかし、人間らしく扱う気がなくても、愛はあるのか?
[ 彼は、全てをかけてとまで言った。ペット扱いされる予感はしていない。 素直に、彼の世界観が想像できていないことを伝える。]
…それと…、おれがおまえを愛していないままでも、いいのか?
[ これではおまえを利用しているようだと、案じた。*]
(51) enju3 2021/01/18(Mon) 17時半頃
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[誠意を感じさせる声で謝罪し、用意された将来を受け入れる。 不安は多いだろうに、全てを任せてくれる彼は愛おしい。 いや。これは私を信じてくれているということか。
想いが溢れて、彼を抱き寄せた。]
愛は、時間を掛けて育めばいい。 先に恋に落ちたのは私なのだから、 おまえに愛される努力は惜しまないよ。
[いずれは同じ想いを抱いてくれる。 それを疑わない声で告げる。]
(52) nekomichi 2021/01/18(Mon) 18時半頃
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おまえは、人ではなくなるのだよ。
[温もりを堪能してから、体を離す。 なお指は絡めたまま、彼の疑念に答えた。]
おまえが行くのは、この世界の裏の側、 並の人間は一生触れることもない世界だ。
私はそこでおまえの命を終わらせ、 私の命を分け与えて生まれ変わらせるだろう。
[それこそ、ただの人間には信じがたい話だろう。 だが今の彼ならば、頭から否定はしないと信じられる。]
(53) nekomichi 2021/01/18(Mon) 18時半頃
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私と同じ、夜の世界の生き物となり、 私と共に永い時を生きるだろう。
その命をどう使うかはおまえの自由だ。 学問でも、芸術でも、 もちろん私の仕事を手伝ってくれてもいい。
おまえの前には、無数の可能性がある。
[彼は既に了承しているのだから、何も言わず連れていってもよかった。 だが、彼の問いに答えたのはただ愛故に。 不安なく、喜びをもって共に来てもらいたいと願うが為。*]
(54) nekomichi 2021/01/18(Mon) 18時半頃
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[ 時間をかけても自分を愛するように努力すると、そう語る彼の声に、ああ、と小さく頷く。]
たいした自信だ。
[ 嫌いじゃない。 そっと笑みを浮かべたのは、彼には見えているだろう。]
(55) enju3 2021/01/18(Mon) 19時頃
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[ 彼と共に世界の裏側に行けば、人ではなくなると説明され、命が終わると聞けば、暗澹たるものを想像するしかなかったけれど、彼が「私と同じ」というのならきっと違った面も見えてくるはずだと自分を納得させる。
どうしてここまで彼を受容できるのか、不思議ではあるけれど、きっと彼が消した記憶の中で、幾度も討議し、ぶつかりあってきた成果なのだろうと思う。
それに、彼は飼い殺しにするつもりはないらしい。 活計の道を模索させてくれるというならば、希望したとおりだ。]
…おまえには敵わない。
(56) enju3 2021/01/18(Mon) 19時頃
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おまえとの出会いがいつに遡るのか、わからないけれど、
──待たせたな。
[ 軽く抱擁する。*]
(57) enju3 2021/01/18(Mon) 19時頃
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[抱擁の心地よさに酔う。 受け入れられたと感じるからこその温もりだ。 今までの全ては、この時のためにあった。]
―― 愛している。
[万感を込めて囁き、そのまま彼を抱き上げる。]
(58) nekomichi 2021/01/18(Mon) 21時半頃
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もう耐えられない。 おまえが欲しい。
[率直に過ぎる欲望を口にして、彼をベッドに押し伏せた。]
今宵は記憶を消したりしないとも。
けれども、おまえの新しい身分を用意するのには、もう少し時間が掛かるから、 ……明日は、なにごともなかったように振る舞っておくれ。
[たのしげな声で告げて、彼の服を脱がせてしまおうと挑みかかる。*]
(59) nekomichi 2021/01/18(Mon) 21時半頃
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[ 膝裏を掬い上げられて、足元の不確かさゆえに彼の肩にすがる。 それもわずか、性急にベッドに下ろされて襟元に手がかかった。]
──スペンサー、
[ なんて強引な従者だ、と叱責しようとしたところで、彼はもう人間の仮面を捨てたのではないかと思い巡らせる。]
…違うな、 おまえは──、 いや、
記憶を消さないというのなら、まだ名を聞かない方がいいか?
(60) enju3 2021/01/18(Mon) 21時半頃
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