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「んあっ!? あっ、も、いったばかりなのにぃ…♡ やあんっ、そんなふうにかき混ぜられたら 動けなくなっちゃう…ん、んんうっ♡」
シーツを握りしめながらくたりと体を下ろしてしまう。 内側がきゅきゅっと、指先よりも太いものをなん度も受け入れてきたと言うのにそれでもきつく締め付けるのは…毎日の運動?のおかげかな? そんなわけでくったりしてしまったから、私の下から抜け出した命くんに身を任せることになる。 ドキドキしながら肩越しにちらりと振り返って。 両手で私の花弁を開いて見せる。
私のそこはもう熟れて、子種が蒔かれるのを心待ちにしていた。 蜜で濡れ、肥沃な土地がそこにある。
(-43) もくもく 2023/11/23(Thu) 21時半頃
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「命くん…遠慮しないで、きて? 命くん色に私の全てを染めて ずーっと一緒に生きてこ…
家族、増やしてこうね…?」
そんなふうに私は誘いをかける。 花嫁衣装のまま、淫らな姿を晒して。 そして望んだものが突き入れられたらまたそれを嬉しそうに咥え込んで背をそらすだろう。
初めての時も。今も。これからも。 命くんと繋がって、愛し合って生きていくことを望んでるから。**
(-44) もくもく 2023/11/23(Thu) 21時半頃
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──if・瑠璃川珊瑚の殲滅戦──
恵一くんは私は一人じゃ無いと言ってくれた。 柊木くんは目を逸らさずに見てくれるらしい。 私にはそれで十分だった。 私は、私にできることしかできないもの。 それしかやれない。やらない。できない。 努力すればできるようになることもあるだろうけどね。
私は。 ──それこそお肉を調理するように。野菜を切るように。ビームでその土地を焼き払って行った。 地下にいる人間も逃げきれないように地面を抉るようにして。
悲鳴に耳を塞がない。 惨劇に目を背けない。 軍からの攻撃は敢えて受けて…太刀打ちできない絶望を与えながら。
(=0) もくもく 2023/11/23(Thu) 22時頃
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どうして、この世界のパイロットは逃げたんだろう。 私たちと同じように戦闘に巻き込まれて、戦うのが嫌だったのかな。 もしかしたら、巻き込まれたのは戦えないくらい幼い子供だったのかも。 もしかしたら世の中全てに絶望した人なのかも。 そうだったらごめん。 でも、戦えない、それを理由に私の後に戦う誰かの選択肢は狭められないんだ。
その子は、世界を救いたいかもしれないから。
でも。 ──それから6時間後に終わったのだと、そう教えられた。 どっと汗が噴き出して。 大和くんをそっと抱きしめながら、私はみんなを振り返った。
(=1) もくもく 2023/11/23(Thu) 22時頃
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「…わたしはこの世界が消えても良い。 ただ私は、最後の人に選択肢を託すの。 戦うことを拒否しても良い。 この世界を終わらせても良い。 ──私は大和くんと一緒だったなら ただ、それで…それだけが嬉しいから…。」
床に寝転がる。大和くんを抱えながら。 万が一にも大和くんを落として散らしてしまわないようにしてから目を閉じる。
(=2) もくもく 2023/11/23(Thu) 22時頃
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「…私の体をギュッと圧縮できるなら 同じこの中に入れて、展望台の丘に眠らせてね。 そうでなくても大和くんと一緒に。
それくらいできるよね?」
ハロに対して私はどこまでも心を許せないまま、それだけ託す。 ハロがその後本当にそうしてくれたのかはわからないけど。 わたしは大和くんに身を寄せ抱きしめる。 やがてその手の力が緩んで、はたりと床に落ちて行った。**
(=3) もくもく 2023/11/23(Thu) 22時頃
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/* りんさん大丈夫かな……何かあったんじゃないといいが。 何も出来ないし旅先なので休みます、申し訳ない…… 明日帰ります。お休みなさい。
(-45) CClemon 2023/11/23(Thu) 22時半頃
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/* うん、それは心配ですね。 体調不良なのはお聞きしておりますが… みなさんもリアル大事に!体調だいじに!
(-46) もくもく 2023/11/23(Thu) 22時半頃
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[珊瑚が堪えられないのではなくて、命が激しく求めすぎるのは一因としてはあるだろう。 求めることを受け入れてもらっているからこそ際限がないところはある。 珊瑚がエッチなのかどうかは置いておくとして、我慢しなくてもいいというのは枷がないのだからどうしてもそうなってしまう。
良い雰囲気になったら早々に移動していたのはそう。 珊瑚が可愛く喘いでいるところなんて他の誰にも見せてあげるつもりはなくて、家に戻ればその反動で――というのはよくあった。 お陰でソファのカバーは頻繁に洗うことになっているしタオルも洗濯物に多く含まれている。
ほら、そんなことを言われたら元気にならざるをえない。 珊瑚は本当に命をその気にさせるのが上手だ。 珊瑚の言葉はやる気が出るし希望が持てるものだ]
(-47) rusyi 2023/11/23(Thu) 23時頃
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知ってる、うん、特にここがいいよね。
[とんとんと浅めのところにある膨らみを指の腹でノックする。 身体が降りてくると重みを感じることができる。 指を締め付けてくれる勢いもとてもいいもので早く挿れたくて仕方がない。
珊瑚の下から抜け出るとぐったりとベッドに伏せる珊瑚のお尻だけを持ち上げる。 お尻を突き出す姿勢はこれはこれでとてもエロスな光景だ。 手で怒張を掴み珊瑚の唾液と精濁の残り香が漂うそれを開いて全て見せつけてくれている花弁に押し当てると上下に動かし入り口を解していく]
(-48) rusyi 2023/11/23(Thu) 23時頃
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……そんな、そんなこと言われたら嬉しくてさ。 どうしようもなくなるよ。
[家族に冷遇という言葉さえ生ぬるい状態で育ってきた命である。 大和という親と同じ性別すらも嫌悪して捨てた。
一かけらでも愛情が欲しかった。 そんな命に温もりと愛情をくれるのが珊瑚だった。 振り返った珊瑚の碧の瞳にはぼろぼろと涙を零す命が見えただろう。 頬を伝い落ちる涙はまだ温かなまま柔らかなお尻に落ちていく]
(-49) rusyi 2023/11/23(Thu) 23時頃
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うん、ずっと一緒に生きていきたい。 家族もたくさん欲しい。 僕と珊瑚の二人の家族が欲しい。
だから――んっ。
[ずぷり、と十分に準備が整った怒張を珊瑚の中へと押し入れる。 入り口でまた幾度か出しては挿れてとほぐしていき奥へと挿れていく速度はゆるりとしたものだ。 隘路の締め付けを味わいながら怒張から手を離すとお尻に触れていき、挿入に合わせて身体を前に倒していく。
ベッドと珊瑚の身体の合間に手を差し込み、最早着崩れも気にすることなく合間に挟まる双丘を片手でそれぞれ掴むとやわやわと揉みながら怒張を一番奥まで挿入しきる。 埋めきったままに空いている背筋に合わせてじっくりと舌を這わせていく。 下から上へ、項にたどり着けばそこにキスをして今度はキスの嵐を背筋に落としていく。
逸らされた背筋に、珊瑚からは見えない場所に紅の華が咲いていく。 最も淫らで最も愛おしい花嫁を命は存分に味わい尽くしていく**]
(-50) rusyi 2023/11/23(Thu) 23時頃
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ーーif/珊瑚戦ーー
目映い光が地平線を舐めるように、水平に走る。街は一瞬にして焦土と化す。なぎ払う、という表現が一番近い。何もかもが光に飲み込まれ、後には空虚だけが残る。
ここは地球ではないが、そこには家があり、人が住んでいたはずだ。彼らは悲鳴すら上げる暇もなく存在が根刮ぎ消滅した。
珊瑚は優しい女の子だ。こんな残虐行為に堪えられるわけがない。それなのに必死、歯を食い縛って闘っている。
大和が傍にいるからだ。
殲滅戦は六時間もの長きに渡り、珊瑚の疲労と消耗も酷かった。
「もういい珊瑚ッ、……もう、もうこれ以上頑張らなくていい……」
見るに見かねた僕は何度かそう言ってしまったが、彼女は最後まで意思を貫き通す。
(=4) CClemon 2023/11/24(Fri) 19時半頃
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僕らの勝利を告げられても、僕は全く嬉しくなかった。 それは珊瑚の死が確定したのと同義だから。
「珊瑚……」
僕は大和の遺骨を抱く彼女にどう声を掛けたらいいかわからない。 もうすぐ彼女がいなくなる。 いなくなるーー
最後の言葉は、2つ。みんなに向けてのものと、それと。
珊瑚は決して誰にも強いない。お前は死ぬが地球のために闘えだのなんて、友達に言える言葉じゃないから。
それは誰かから強いられることではなく、個人が自分の意思で決めるべき事だから。
はらりと、花弁が散るように彼女は命を落とす。
「珊瑚ッ……!!」
駆け寄ったかもう、床に倒れた彼女は息をしていない。
(=5) CClemon 2023/11/24(Fri) 19時半頃
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骨壺をしっかり抱き締めたまま、逝ってしまった。
「うう、あ……あ、……珊瑚、珊瑚……」
彼女は死んだ?違う、殺されたんだ。彼女は自分の意思でパイロットになったわけじゃない。千映も大和も、みんな殺された……!
珊瑚の遺体は遺言通りに展望台へと送られた。大和と共に眠るのだろう。
僕は康生を抱き締め泣きじゃなくる。 大切な友達を失くし、次は僕か、康生か。どのみち誰も生き残れはしない。
パイロット候補になった時点で。 僕らには選択肢は存在しなかった。
敵パイロットみたいに戦闘放棄をしても死ぬ。 戦って勝っても負けても死ぬ。
約束された死。
(=6) CClemon 2023/11/24(Fri) 19時半頃
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ーーその後の僕らはどうなったのか。 地球はどうなったのか。
ただ、僕に言えることはーー。
“僕らは英雄なんかじゃない”
“僕らはただ虫けらみたいに、死を突き付けられた犠牲者だった”
それだけ**
(=7) CClemon 2023/11/24(Fri) 19時半頃
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/* Ifはこれで〆です。珊瑚ちゃん、お疲れ様でした。 悲しくていい最期でした。
(-51) CClemon 2023/11/24(Fri) 19時半頃
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/* 珊瑚さん、最後までありがとうありがとう。 乾が最後飾ってくれたよ。
(-52) rusyi 2023/11/24(Fri) 20時半頃
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/* わーい!恵一くんもありがとう! ちょっと子供の調子悪いので、様子見てます。 ペース遅くなってごめんね
(-53) もくもく 2023/11/24(Fri) 22時半頃
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─墓下軸 結婚式前─
[結婚式の準備の為、ケイはよく俺んちに来るようになった。俺がケイんち行くこともあったけど、ケイが婿に来る(でいいのか?)のもあって、俺んちに来てもらう方がちょい多かった。]
[今日もケイは来てくれたんだけど、俺の体調があんまよくなかった。ぼーっとするし、食欲ないし、測ったら熱あった。結婚式の準備も忙しいし、その間もケイはいつもと同じペースで抱いて来るから、元々少ない俺の体力はセウトに近いアウト。服着る体力もなくてマッパで居た時間もそれなりにあったから、風邪でも引いたんだろう。]
ん、そうだな。今日は先に寝るよ。 うつしてもなんだし、ケイは風呂行って来いよ。な?
[一緒に居てくれんのは嬉しいけど、うつしたいわけじゃない。あと、ずっと一緒に居てなし崩しに抱かれたら、結婚式当日の体調がヤベーことになりそうってのも、ちょいあった。体力のある方じゃねーから、一度寝込むと長引きがちなんだよな。俺。]
子供扱いすんなっての。大丈夫だって。 大人しく寝てんのは、すげえ得意だからさ。
[そう、笑ってケイを風呂場へ送り出した。「裏切られるかも」なんて、全然考えてなかったから。]
(5) rin_86ta 2023/11/25(Sat) 05時頃
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─柊木家 風呂場─ ・ [その日、私が入浴していると、脱衣所の扉が開く音がした。先に入っていた明日香が忘れ物でも取りに来たのかと思ったが、掛けられた声>>3は恵一くんの物だった。]
ああ。すまない、何か急用だろうか?
[用件によっては、急いで出た方がいいだろうか──そう考える間も無く、彼は扉を開けて入って来た。その姿は既にタオル一枚で、しかも背中を流すと言い出した。]
い、いや……。そんなに気を使わなくていいんだが……?
[突然の申し出に困惑する。もうすっかり服を脱いで一緒に入る気の相手には、どう断るのが正解なのだろうか。考えあぐねている内に、湯煙の向こうの相手がタオルまでもを外す。まじまじ見るのも失礼だろうとすぐに目を逸らしたが、思ったより鍛えられている様に見えた。]
あの、恵一くん……? 見ての通り、うちの風呂はあまり広くないから……。
[脱衣所こそやや広めだし、康生の心臓の件もあって冷暖房完備だが、風呂場も浴槽もさして広くない。大人一人が入れる程度の、極標準的なサイズだ。やんわりと断ったものの、彼は強引に入り込んで来た。慌てて、触れぬ様に身を縮める。]
(-54) rin_86ta 2023/11/25(Sat) 05時頃
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[懐かれるのに悪い気はしないが、少々距離が近過ぎる気がする。乾家では、親子が一緒に風呂に入るのは当たり前なんだろうか。“裸の付き合い”という単語は知っているが、その習慣を持たない私は居心地が悪い。だが彼にとっては、これが正常な親子のコミュニケーション手段なのかも知れない。であれば、強く拒むと傷付けかねない。]
いや……。康生はずっと入院していたからな。 退院する頃にはもう、親と一緒に入る様な歳ではなくてね。
[それとなく、うちには親子が風呂を共にする習慣は無いと伝えてみる。……が、彼は気付いてないか、気付いた上で流したか。先程よりも身を乗り出して来たのか、膝が当たる。驚いて下がろうとしたが、背中はもうピタリと浴槽の壁に付いていた。]
え、いや……私は、運動はそんなには。 偶に、付き合いでゴルフに行く程度で……。
[いやに褒められ、喜びより先に困惑が湧く。私ははっきり言ってしまえば、インドア派のオタクだ。若い頃から、運動するよりも図書館に篭って本でも読んでる方が好きだった。身体こそ滅多に風邪もひかぬ程に頑丈だが、体格自体は康生と大きく変わらない。着ようと思えば、同じ服が着られるだろうくらいに。]
(-55) rin_86ta 2023/11/25(Sat) 05時頃
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[つまり、腹こそまだ出てないものの、お世辞にも私は褒められる様な体格ではないのだ。比較対象が康生であれば、流石に多少筋肉質と言えるかも知れないが。百人に聞けば百人が「恵一くんの方が筋肉質だ」と答えるんじゃないだろうか。だからうっとりと語る彼に、僅かに疑問を覚えた。]
恵一くんと比べたら、筋肉なんてそんな……。
え……? だ、駄目とは言わないが……、……。
[触っていいかと訊いて来る>>4彼に、強く否と言えず言葉を濁す。湯で温められた指先が鎖骨を這う間、身を縮め、息を潜めていた。**]
(-56) rin_86ta 2023/11/25(Sat) 05時頃
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/* 体調、実はあんまりよくなってないです でも日数も無いですし、ちょっと無理して頑張ってます 最後までできなかったらすみません なるべくがんばります
(-57) rin_86ta 2023/11/25(Sat) 05時頃
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─墓下軸 結婚式前(〆)─
乾家の習慣の話をすれば、僕と兄は小さな頃よく父と風呂に入った。 自宅は僕らが産まれた時に改築をしたから。
浴槽は内部に子供が腰掛ける段差があるタイプだったし、流し場も広く、三人でよく流しあいっこをしたものだ。
だから?という訳ではない、勿論。僕がお父さんのいる風呂に強引に押し入ったのは。
見た目が若々しくイケメンなお父さんの身体に興味があったから。
(6) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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お父さんは明らかに困惑していた。息子の婿(?)という立場の僕を袖にするわけにも行かず言葉を濁しながらも。
「いえ、急用じゃないですけど。いつもお世話になっているお父さんに何かしたくて。」
柊木家の風呂の大きさは一般家庭としては普通だろう。子供の人数も一人だし。 狭いと言われてもニコニコしたままそうですか?なんてとぼけた。
お父さんは謙遜していたが、太りすぎてぷよぷよでもなく引き締まった身体に見える。 ちなみに僕の父はレストランのシェフという職業もありちょっとふくよかだ。 比べるのもあれなんだけど。
(7) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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「ゴルフ!僕、やったことないです。ゴルフなら緩やかだし、見てるだけでも愉しいし、康生も出来るかな。今度、連れてってください。」
湯船の中で僕の膝が当たると、子供の頃を思い出す。父と風呂に入った頃を。 親近感が増した。
鎖骨に触れる戯れ。僕はわざとゆっくり指を滑らせる。 ……ドキドキした。なんとも表現出来ない空気が二人の間に流れる。
このままお父さんをーー 良からぬ僕と、下半身の暴れん棒が鎌首をもたげそうになる。
お父さんは魅力的だ。見た目が若々しく素敵なだけじゃなく頼りがいがあって。ブラコンな僕のどストライクである。
でも。
(8) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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僕は風呂に入る直前の康生の顔を思い出す。僕を疑うことなど全くなく、小鳩のような澄んだ瞳で送り出してくれた。
僕は康生一筋だ。だからこそセックスしすぎて負荷をかけてしまっている自覚もある。 傍にいると我慢が出来ない。 勿論僕が性欲魔人だからもあるが、やっぱりそれは、康生だから。
僕は康生を心底愛している。
(9) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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康生はたまに、棄てられた子犬みたいな寂しそうな表情を見せる。両親に愛され過不足なく育ったか、身体か弱いから病院で一人で寝たりするのが多かったんだろう。
>>5 『子供扱いすんなっての。大丈夫だって。 大人しく寝てんのは、すげえ得意だからさ。』 これはそういう意味だ。病院で寝ていた時間が長いから”得意”なのだ。
康生は僕と寝る時にやたら身体をくっつけてくる。本来両親にくっついて寝る時期を病院ベッドで一人で過ごしてしまったから。 『康生はずっと入院していたからな。』>>-55
(10) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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お風呂も一緒に入っていないし、甘え不足なのだ、きっと。
今更年齢的にお父さんに一緒に寝たいだ風呂に入りたいなんて康生は言えない。言う性格じゃない。何だってすぐ我慢して周りに合わせ、無理をするんだから……。
そんな康生の甘えたいって気持ちを裏切るなんて。 僕しか応えてあげられないのに、出来ない。
いくら僕が最低の屑でも。 雨竜先輩に手を出したのとは違う。康生もお父さんも、僕の大切な家族なんだから。
鎖骨を撫でていた指先をそのまま下に滑らせ、胸元をさらっと撫でる。お父さんは驚いたかもだがくすっと笑い湯船を出た。
こんな悪戯ぐらいで止めておこう。
(11) CClemon 2023/11/25(Sat) 08時頃
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