人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

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【人】 ビール配り フローラ

 
[ あたしは、腕を掴む琴子の手を
 反対の手で掴みかえす。
 冷たいかな。冷たかったら、ごめんね。

 遺書を書いたかもしれないひと。
 次マネキンになるかもしれないひと。
 でもいま、あたしも、琴子も
 肌があって、肉があって、血があって、
 いつも通り、生きているように見えるよ。

 そう思えば、いつも通り振舞えるよ。
 振舞えるの。振舞えるのにさ。 ]
 

(434) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 文化祭の楽しげな音楽が聞こえる。
 非日常の音が反響してる。
 掴み返した手に、力が入る。 ]
 

(435) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ……なんでこんなことなっちゃたかな

  あたしさー、昨日寝る前考えてて
  今までのこと、思い返してたの
  ここに居る、…居た、みんなのこと

  学校来てたとき、別に普通だったよなとか
  なんか可笑しいとこ、無かったよなーとか

 

(436) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 黒板を振り返る。
 非日常な報告の数々。

 琴子は、手を放してくれたかな。
 放してくれなきゃ諦めて掴まれたまま、
 あたしはチョークを手に取った。

 蘇ったこの文化祭を見て、あの時を思い出して、
 みんなのこと、だいすきだなって思って。
 あの時の感情が蘇って、
 だから、泣きそうになった。

 どんな顔すればいいのかな。なんて、
 考えなくてもよかった、あの時間が好き。
 あたしの、みんなが呼ぶあたしの
 思った通りの顔で笑えてた、あの時間が好き。 ]
 

(437) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 大切な時間を穢さないで。
 あたし、マネキンを見る度に叫びそうになる。 ]
 

(438) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  だって、もしも、もしもさ
  この中に、死にかけてるやつがいるのなら

  それがあの遺書を書いたやつってなら、
  ここに呼ばれたあたしたち、
  もしかしたら、止められたのかなー…ってね

  まあさー、起こったことは、変えられないし
  自殺の原因聞いたとしても
  解決できるかなんてわかんないけど

  でも自殺なんてするんなら、
  悩み、打ち明けてくれたっていいじゃんか…

 

(439) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ いい言葉が思いつかなくって、
 「ばか」って、その二文字だけ
 ふざけた文字を、黒板の隅に刻む。

 チョークの白い粉が、削れて、落ちた。 ]
 

(440) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ ここが本当に精神世界で、
 誰かが本当に自殺しようとしてるなら、
 あたしは、ばか、って言いたいよ。
 そう言って、抱きしめてやりたいよ。

 そんなことする資格、ないのにさ。 ]
 

(441) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  …──なんてね

  誰だって人に言えない悩みの
  一つや二つあることくらい、
  あたしも、よくわかってるよ

 

(442) 2020/11/14(Sat) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ それは、本当に、分かってるんだよ。
 だから「遺書メールの送り主」候補から
 いつまでも自分を外せないでいる。* ]
 

(443) 2020/11/15(Sun) 00時頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/15(Sun) 00時頃


【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 琴子が衣装を作ってくれました。
 うれしい。いよいよ文化祭も近いです。
 うまくいくか、不安もあるけれど、
 本当に楽しみです。
 

(580) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 文化祭。>>381
 目の前にひらひらと揺れるワンピースの衣装。
 あ。マジであたしのも作ったんだーって
 ちょっと笑った。すごいな。 ]


  ヤバじゃん、かわいっ
  頑張ったんだね、琴子
  あんがと、もちろん着させていただきまーす


[ こんな可愛い服、久しぶりに着るな。
 筋肉落ちた分、似合うようになってそう。
 流石にノーメイクは合わないかあ。って、
 化粧道具、引っ張り出したりした。 ]
 

(581) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 楽しかったね、文化祭。 ]
 

(582) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ がんばろうね、琴子 ─

[ ぎゅう。と琴子に抱きしめられる。>>452
 背中をさする手は、
 まるで子どもをあやしているみたいだ。

 ほら、やっぱり、あたしたちみんな
 生きているようにしか感じないよ。
 精神世界で生きている、ってことは
 きっと、心はまだ生きてるってでしょ。

 なら、全員帰ってもいいじゃんか。
 みんなで一緒に帰ろうよ。
 文化祭、一人で残ってやっておいてね、って
 押し付けて帰るの、そんなの虐めじゃん。
 なんで、一人は世界を閉じなきゃいけないの。 ]
 

(585) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ そんなの、信じられないよ。
 そんなの、信じたくないよ。 ]
 

(588) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  ……うん


[ 琴子の言葉を聞きながら>>453
 あたしは、そう返事するしかなかった。

 ねえ、死んでしまいたいくらいの悩みを抱えて
 それをクラスメイトに相談できる?
 あたし、出来ないよ。

 手遅れじゃないと、いいよね。 ]
 

(589) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 琴子は鞄をガサゴソしたかと思うと
 なにやら包みを取り出して、渡した。
 中身はどうやら、こんぺいとうらしい。 ]


  …ありがと、琴子


[ 受け取りながら、前もおんなじこと言ったなって
 文化祭の、衣装をくれた時を思い出した。

 文化祭の装飾は今も同じなのに、
 なつかしいな。と感じるのは
 あたしたちの時が進んでいる証拠なんだろう。 ]
 

(590) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ なのにあたしは、後ろ向きになって
 副委員長だってのに、琴子に心配かけて。

 ……なにやってんだろう。
 そうだよ。悲劇的になりすぎてたかも。

 「もしかしたらまだ間に合う」>>457
 そんな夢みたいな言葉に
 あたしは、頷いて、笑った。 ]
 

(591) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 冷たい両手で自分の頬をぺちんと叩く。
 いたいけど、目が覚める。 ]


  ──だね!
  まだ、間に合うかもしれないんだから
  楽観的に考えるかー


[ 楽観的に考えるのも、暢気でいるのも、
 あたしの得意技なんだから。 ]
 

(592) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 琴子はいい子じゃのー!なんて言って
 わしゃわしゃーって、
 そのまんまるな頭を撫でまわした後。 ]


  ごめん、ちょっと、顔洗ってくんね


[ そう言って、あたしは教室を後にするだろう。* ]
 

(593) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 また、からかわれました。
 本当に、みんな、
 恋愛話がすきだよなあ、と思います。
 

(603) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ もっと、むかしのはなし、 ─

[ 先輩と付き合っていることは
 部活やクラスのみんなに知られていた。
 一緒に帰ったし、隠してもいなかった。

 先輩と、付き合っていることを隠すかどうか
 なんて話したことはなかったし、
 そもそも隠そうという選択を知らなかった。

 そして、中学生は、恋愛に興味津々だった。 ]
 

(604) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 

  へ?


[ いつも通りの恋愛トーク。
 不意にあたしに矛先が向いたときに
 先輩とどこまで進んだの!?って、身を乗り出されて
 あたしは、間抜けな声を出す。

 今まで、なんとなく意識はしていたけれど
 楽しいから一緒に居る、付き合う、みたいな感覚で
 ああしたい、こうしたい、ってのは無かった。 ]
 

(605) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ べつにどこもいってないよ。
 手つなぐくらいですー。って答えたあたしに
 降りかかるのはブーイング。

 キスくらいはしたでしょ?って質問に
 黙り込んだあたしに、大盛り上がりの友達。

 手を出さないのはヘタレなんじゃない!?とか
 來花からぐいぐい行きなよ!とか
 他人事のアドバイスが飛んでくるのを
 あたしは、呆れた顔で聞いていた。

 やっぱり、年上と付き合うってすごいね。
 そう、誰かが零した言葉を、きっと、
 あたしは自慢げに抱え込んで、聞いてたの。 ]
 

(606) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 先輩の部屋に遊びに行った。

 同年代の男の子の部屋なんて、
 あたし、幼馴染もいないしさ
 もうずいぶん遊びに行ってなかった。

 そこそこ綺麗にされている先輩の部屋。
 こんな感じなんだな、ってにやにやする。
 座る椅子もないからって、ベッドに腰掛けて
 あーだこーだ、しばらく雑談して、

 先輩の手が、あたしに触れる。 ]
 

(607) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ あ。
 先輩の手って、ほんと大きいな。* ]
 

(608) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 ×月〇日

 それを間違い、と呼ぶのなら
 私たちは皆、間違いから産まれたのでしょうか。
 

(609) 2020/11/15(Sun) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ ずっと、むかしのはなし、─

[ 何度だって間違いを犯した。
 同級生よりも進んでいるという優越感、
 恋人らしい行為、というものに
 嵌っていくのには時間がかからなかった。

 あたしは、特別なんだって思った。
 あたしは、愛されているんだって思った。

 まるで秘密の関係だっていうみたいに
 小声でこそこそ話すのが楽しかった。

 あたしと先輩は、幼かった。
 でも、それで罪が許されるとは、言わない。 ]
 

(626) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 生理が来なくなった
 

(627) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

  
[ 誰にも言えなかった。
 言えるわけ、ないじゃんか。

 そんなのありえない、って自分で否定して
 通販で検査薬を買って、
 何度だって線が出てくるから震えてた。

 病院に行った。医師の姪だと嘘を吐き、
 罪悪感を紛らわせながら待合室に立った。
 医師は私の意図を汲み、会ってくれたが
 当然の行為として親を呼びつけた。

 すべて、バレちゃったんだ。 ]
 

(628) 2020/11/15(Sun) 22時半頃

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