31 私を■したあなたたちへ
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/* 割と不縁故な感じの組み合わせが増えてたから、キャンディちゃんくんとエンカするか、フリー素材になるか散々迷って、結局エンカしました。 (だって、まだお話ししてなかったんだもん)
(-48) 2023/11/20(Mon) 03時半頃
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犯人でないと察していたのはその通り。>>236 自身の言葉で証明していたから。>>197 元来、素直な性質なのだろう。 それは、あれだけ言葉を投げ合った相手にすら、 律儀に添えるお辞儀も示している。
去って行くのなら。 留める言葉も、理由も、俺は持たない。 静寂を取り戻した廊下で立ち尽くす。
『それでも、るくあは ボクでなくキミを選んだ。』>>235
(275) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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「 …… やっぱり嘘をつくのが 一番上手いのは、煙崎さんだったな。 」
いつかの印象が蘇る。>>0:76
偽りの契約が満了した瞬間。 俺達はあっさり他人に戻っただろう。 そうなれば彼女はきっと、俺のことなど思い出さない。
選ばれた? とんでもない。 もういない、記憶の中の横顔が笑う。 離れてそれなりの歳月が経っているだろうに。
瞳を優しく細めて、 愛しい在りし日を振り返るような ──
(276) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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『 え。そうなんだ。 すごうね。全然わからなかった。 ワくん。メイク上手いね。
そういえば煙崎さんが言ってたよ。 ワくんのこと。 大切で、大好きだったって。 』
(*33) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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/* 〇すごい ×すごう
赤じゃなければ削除間に合ったよ!
(-49) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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去ったはずの相手による、アポロによる追撃。
返信は要らないと言われたら、 返信するのは最早礼儀と言っていい。
言いそびれた一文、>>206 添えて送ってから。
(277) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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「 …… 男の子って。 そういうことは、ちゃんと 教えておいてくれないかな? 煙崎さん。 」
初めて女の子に大嫌いと言われたと。>>236 こう、密かなときめきすら感じていたのに ……。 恨みがましい独り言は、当然誰にも届かないが。
『 坂理くんが勝手に勘違いしただけでしょう? 』
そう、楽しそうにほころんで見せる。 他の誰かには、また別の一面を見せるのだろうが。 俺にとっての彼女は、そういう人だったな。*
(278) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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‐遊園地‐
モナリザってやつはさ、何でもできるんだ。>>1:194
給仕は勿論、ホットドックも焼ける。 時には孤独な夜の話し相手にも。
いずれ訪れるだろう、一家に一台モナリザ時代。 来るその日のためにも、その可能性を追及してみたい。
とりあえず、ワくんと別れた後。 遊園地に舞い戻ったはいいが。
特にやることもなかった俺は、 不意にそんなことを思った。
(279) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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「 君はこれ。君はこっち持って。 準備ができたら、ここの列に並んでね。
さん、はい! 」
どこかの広場の中央に。 園内のモナリザと、パレード用の楽器をかき集めて。 ロボット達による突発的な演奏会を開催する。
演奏の出来栄え?さあ …… 開発者のプログラム次第じゃないかなァ。**
(280) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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/* ノープランを極めすぎたな
これが犯人にも研究施設のあれこれにも 関わらなかった人間の末路だよ☆
(-50) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
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――触れ合い公園
[開発者の腕が卓越していたためか、どこかから 秀逸な演奏が聞こえてくる。>>280
残念ながらというべきか、常からか、 音楽を楽しめる気分ではなかった。 芝生に地上絵のごとく刈り込みの入った緑地が 程なくして視界に入る。 「触れ合い公園」と書かれた石造りの看板が 通路との境に立てられていた。 倒れるように寝転ぶと、人口のものではない 芝生の匂いが鼻をついた。]
(281) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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[地下にいたのはそう長い時間ではない。 なのに、長い年月かけて蓄積したような疲労感が 身体の隅々にまで及んでいるようだった。
地下室で見た手記。 あれに書かれていたことが真実なら、 研究所の人間に、己に自由意志などなかった?]
……いや、そこまで明確なことは……、 しかし……。
[るくあが宇宙をテーマの遊園地を望んで、 彼女のために作りたいという願いすら、 操られて生み出された感情だというのだろうか。]
(282) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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[暫く身体を投げ出していたが、 やがてアポロに手を伸ばした。 通信を新しい順に遡って、己へのメッセージに 目を通す。
キャンディ――黒須からの送信があった。 彼と坂理柊の邂逅も、屈折した思いも知らないため、 返信の遅滞の理由に至らずに。 また、特に気にすることもいなかった。]
(283) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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(黒須へ個別送信)
『 黒須くん、な。 名前は聞いていたかもしれない。 中学時代だろう?
いや、るくあは誰のことも 悪く言ったことはなかったよ。 』
(*34) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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[黒須が中学時代の知り合いだということは、 調査して知ったことで、実のところ 記憶に残っていない。
ただ、この青年を嫌ってはいなかっただろう。 己の知るるくあを想起すると、 そうとしか思えないのだが。 今はその像が朧なものになりつつあった。]
(284) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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(密星へ個別送信)
『 身の安全ということなら問題なかった。 今は銀の館を出て、触れ合い公園で寝てる。
用向きが終わったら、起こしてくれないか。 』
(*35) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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[次いで、密星に返信を。 己と卯木の安全を気にかける一文に、 彼女の人となりが垣間見える気がした。
黒須の失せものへの遣り取りは、早々に 片が付いたらしい。 視界の端で流れを追って、芝生の上で目を瞑る。 ロボット達の演奏会を子守歌に、 間もなく意識を手放した。**]
(285) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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■回想
物心ついた時には施設にいたから、 両親の顔は覚えていない。
私の引き取り手になったのは研究所の関係者で。 あの人たちが現れたのもまだ幼い頃。 私は研究所で多くの時間を費やすようになった。
私以外の、私よりも小さな女の子ひなちゃん。 今日は痛くなかった? 検査も注射もお薬も何のためのものだったのか。 私にはよく判らないものばかり。
(286) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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『 うまくいけば、他者に影響を与える物質を 』 『 洗脳 』
他者への洗脳を目的とした人体実験なんだって。 それって、楽しいこと? 誰か幸せになれるのかな。
(287) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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ある時、気づいたことがあるの。
「 ……が欲しいの 」
微笑んで、望みを口にすれば 叶うようになってること。
『 期待以上だ 』
そう、じゃあもう終わりにしようか。 **
(288) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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/* 自我強めなNPC
いや設定部分はエッセンス程度の つもりだったから余計かなって思いつつも あったほうが親切な気がしたので
(-51) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 12時半頃
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/* 犯人役には探偵役いること 伝えてた方がよかった気しますね
悪役を意識して振舞うのはとてもSUKI
(-52) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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――回想/僕とるくあと卯坂庵――
煙崎るくあが高校に進学すると、引っ越しによる物理的距離が開いたこともあって、"見守り"は困難になっていた。さすがに四六時中とはいかず、たまに午後の授業を抜け出して電車に乗り、るくあの下校を待ち伏せたり、休日にるくあの行動範囲のスポットを偵察したり。
卯坂庵はるくあの行きつけの喫茶店らしく、彼女が三度その扉の向こうに消えるのを見届けると、僕は次の来店時期を予測して店を訪れた。これがもっとシャレオツで女子高生が映えるスィーツを撮りに並ぶような店だったら、当時の僕は怖気づいて回れ右しただろう。モダンながらも落ち着いた和風の店構えが、マスターの人柄と相俟って居心地の良さを演出していた。歌舞伎趣味といい、るくあは和風テイストが好みだったのかな、と今になって思う。 近くの高校はまだ授業中であろう時刻にやって来る、帽子を目深に被った私服の若者。特に何を喋るでもなく、文庫本を開いたりスマホを弄ったりしながら、コーヒー一杯だけ飲んで去ってゆく。不審な存在だが、幸い通報されることも、素性を探られることもなかった。
(289) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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一日置きに張り込むこと9度、ついにるくあが友人を連れて卯坂庵の扉を潜った。高鳴る胸を抑えながら、卓の下で足を落ち着きなく組みかえる。どこか儚さを湛えながら、るくあは日に日に大人びて優雅に咲き綻んでいく。僕はその芳香に惑わされる小さな虫。店内の和紙越しの柔らかな光の下で、僕のるくあは今日も抜群に綺麗だった。 此方に背を向け、大福のセットを注文するるくあを、学友と和やかに時を過ごするくあを、僕は一分一秒を惜しむように、目に焼き付けた。 茫っと見惚れてしまっていたら、持ち上げたコーヒーカップがソーサーに着地し損ねて、硬質の音を響かせる。その時、ふっとるくあが此方を向いた。目が合った。
「…………っ!!」
不覚だ、尾行に気付かれるなんて。偶然だね、なんて声をかける度胸もなく、僕は3分の1飲み残したコーヒーと紙幣を置いて、お釣りも受け取らず脱兎の勢いで店から逃げ出した。
(290) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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それから一か月も経たぬ内、るくあの隣に顔ヨシスタイルヨシのスラっとしたイケメン(※坂理だ)が並び歩くことになる。仲睦まじそうな空気感の二人を目にした時の絶望たるや、僕が魔王なら世界を33回くらい滅ぼしちゃっていたところだ。 それ以上二人を追えなくて、けれど遠ざかる二つの背から目を逸らせなくて。僕は悔しさと憤怒のあまり血涙を流し、隠れ蓑の電信柱をへし折る勢いで掴んでいた(※イメージ)。
その時るくあは、まるで最初から気付いていたように、ゆっくりと振り返り僕の方を見つめた。唇が諭すように動いて、その時紡がれた言葉が謝罪だったのか、諦めを促すものだったのか、聞こえはしなかったけれど。何という皮肉だろう、僕の希望を木っ端微塵に砕いたその瞬間にこそ、彼女は"その他大勢"に沈んだ"僕"を、確かに見つけ出してくれたのだ。直後奈落に突き落とされた僕は、すごすごと最寄り駅へと引き返すしかなかった。
(291) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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こんなことで、僕が諦めると思ったなら、るくあは僕のことを何も理解しちゃいない。るくあのことを忘れて、身の丈の生活に甘んじ、別の誰かを好きになるなんて――冗談じゃない!! 一度決めた相手以外に心変わりするなんて、大嫌いな僕の父母と一緒だ。僕の想いはどんなに捩じくれ歪められても、対象を変えることは絶対にない。してはいけない。
るくあが僕を選ばなかったことも恨むけれど。るくあの眼差しを、笑みを、語らいを、或いは可愛いおねだりを、向けられる相手を殺したいほどに憎悪するだけ。いつかるくあに好きになって貰うために、るくあが好むものを、この薄っぺらな身体に詰め込んでいくだけ。
そうして僕は、今日も明日も明後日も、キミを愛し、キミを案じ、キミを"見守って"いくのだ。
(292) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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――ホテルラウンジ――
心の隙間に滑り込むような、穏やかな男性の声(>>274)。醜く愚かな嫉妬の炎で焦げた身を、黙って聞いてくれるモナリザに慰めて貰っていたけれど、配慮に溢れた声はまた別の傷に染入る。
「どーもしない。 独りで飲みたい気分なんだ……。」
映画のワンシーンを気取ってみても、モナリザ相手に愚痴を零す情けなさは打ち消せない。未成年だからカウンターで渋く酒杯を傾けることもできない。 ちらと声の主を認めて、かつての卯坂庵での一幕を鮮明に思い出して。気不味さを覚えながらも、いや、とかぶりを振る。
「やっぱり、少しいいかな。 話しを聞いてよ、マスター。」
最早底に砂糖しかないコーヒーカップを両手で包んで、苦渋に満ちた溜息を吐く。居酒屋のオヤジにくだを巻く酔っ払いの戯言の調子で、喫茶店の店主に向かいの席を*促した。*
(293) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
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ヒナコは、ここまで読んだ。
2023/11/20(Mon) 13時頃
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/* >>205 めっちゃ綺麗に描写してくれてる。すき。(告白)
(-53) 2023/11/20(Mon) 13時頃
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/* 「こくはく」を変換すると「告白」でなく 「酷薄」になるのが修羅PLたる所以。
(-54) 2023/11/20(Mon) 13時頃
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/* 「その時」「その」って書き過ぎだな気を付けよう……。 男と暴露したら途端に回想が書き易い。
(-55) 2023/11/20(Mon) 13時半頃
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