15 青き星のスペランツァ
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[>>110 >>117やってきたライジの方へ、かぼちゃ頭をぐらぐらと向ける。奥の光が明滅する。ジルなりの挨拶。]
おあー。
[>>131ジルもまたライジとキランディを見送る。イワノフの横にちょこなんと座って、かぼちゃ頭を揺らして見上げる。]
……イワノーフにも、おデの背中が必要じゃない?
[かぼちゃ頭の奥で、柔らかな熱のない火が燃えている。……。**]
(147) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
ふふっ、強さが近い子が居てくれるのは嬉しいわん♡ 折角なら、同じお酒を飲みたいじゃない?
[飲みながら、あなたの目が何処か遠くを見ている事に気付く。心が読める訳ではないから、詳細までは分からないけれど。何かを懐かしんでいて、けれど楽しいばかりの思い出ではなかったのだろう。ライジの表情は硬いままだ。]
[逸らされるかと思ったが、意外にも視線は交わされたままだった。だから、あなたの動揺も感じ取れた。一歩踏み込むべきか、退くべきか。誤魔化しが通じないのは、此方も同じ。]
いつかは、ね。 さっきの口ぶりだと、アタシよりは早いってわかってる様に聞こえたけど?
[迷った末に、一歩踏み込む事を選んだ。今、此処で逃がすのを良しとしなかったのは、自分なのか“キランディ”なのか、青年にはわからずにいる。]
(148) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[出された単語に、思わず眉根が寄る。小さく息を吐いて、揺らぎかけた視線を持ち直した。]
……余計な事、言っちゃってたわね。 アタシね、自分がそうじゃないかって思ってるの。 だって、此処に来るまでに関わった人、みぃーんな死んじゃってるんだもの。 それこそ、種族レベルでね。
[普段なら、決して口にはしなかっただろうそれを零してしまったのは、やはり酒のせいか。或いは、今日の出来事のせいか。ずっと抱えていた荷物を、今ひと時だけでも下ろしたい気分だったのは確かだ。]
[その行為こそが、死神の鎌に成りえるかもしれないとは知らず。*]
(149) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[惑星アーラは、辺境の星だった。然程、資源が豊かという訳でもない。だから最初に侵略者達が現れた時、アーラの民は彼らの目的を計りかねていた。資源的に貧しく、翼持たぬ者には暮らしていくのが困難な星ではあるが、それでも生物が暮らしていける環境ではある。彼らが此処を気に入ったと言うのなら、明け渡して出て行くのもいいかも知れない。 ……そんな意見が、大勢を占める程には。けれど、それは誤りだったのだと、すぐに気付かされた。]
[────侵略者達の目的は、アーラの民そのものだったから。]
[背に色とりどりの羽を持つ、有翼人種。地球の旧い思想にある、天使と呼ばれるそれに限りなく近い生き物。それらは、その姿で在るだけで価値があったのだ。]
[意図に気付いてからは抵抗したものの、武器と呼ばれる物は持っておらず、元より数が多かった訳でもない。男は殺され、状態が良い者は剥製にされた。女子供は皆捕らえられ、好事家に売り飛ばされた。その殆どが劣悪な環境に送られた様だから、恐らくは皆、生きてはいないだろう。]
(150) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[自分達は幸運にも──或いは不幸にも──少しだけマシな扱いを受けた為、生き残った。黒翼と言えなくもない紫の羽を持つ自分と、純白の翼を持つ“キランディ”。その組み合わせが、何故だかいたく気に入られたのだ。] [巨大な鳥籠の中で、空を恋しがって塞ぎ込む自分を“キランディ”は常に明るく慰めてくれた。『アタシが、いつか必ず“自由”にしてあげるわん♡』と。その約束は、文字通り命懸けで果たされた。]
[その日から、自分はずっと逃亡者だ。与えられた“自由”を喪わない様に。月日は流れ、自分達を飼っていた好事家も流石に寿命を迎えただろうが、それで自分の商品価値が下がる訳でもない。加えて、この目立つ風体で逃げ延びる為に、出来る事は何だってした。その方面で自分を追う者だって居るだろう。]
(151) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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[本名では到底生きて行けず、いつしか“キランディ”と名乗り、思い出の中の振舞いを真似る様になった。“キランディ”の魂は、薄汚れた自分の元なんて、とっくの昔に去ってるだろうが。]
[それでも“キランディ”への憧れ、ああなりたいという想いは募るばかりだ。多くの人と死に別れ、辛い想いをして、手を汚しても“自由”で在り続けようとするのは、それが“キランディ”に託されたものだから。]
[此処に居るのは、“キランディ”になりたかった一羽の青年だ。*]
(152) 2021/11/14(Sun) 19時頃
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/* あらあらあらあら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
(-100) 2021/11/14(Sun) 19時半頃
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/* あらあらあら〜〜〜〜〜〜〜 今あらゆる意味でニッコニコになっています
助けてくれた仲間(故人)の名前を借りてるの最高のやつ……
(-101) 2021/11/14(Sun) 19時半頃
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/* いやあ宇宙には害悪人類がいっぱいいるなあ!!(滅ぶべき
(-102) 2021/11/14(Sun) 19時半頃
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/* 結局、“キランディ”が男か女か決め切れてない 皆さん、どっちがいいと思います? (此処で聞くな)
(-103) 2021/11/14(Sun) 19時半頃
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/* 話題が複数になるとこう、時系列が謎になってくる現象あるよね(気にしない方向でいきたい
(-104) 2021/11/14(Sun) 20時頃
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― 四日目:船内 ―
[パチンと、手元の情報管理用機器の電源を入れる。 空中に展開される複数のディスプレイ、待機中オフライン表示のクルー別アイコン、各自の発信機の位置。 昨日、一昨日、その前、それ以上前のスペランツァでの数多の記録。 持ち帰ったものと、持ち帰る事が出来なかった物。 死者のデータも生者のデータも平等に処理するものの、死者の記録の最後に付け足すのは専用の報告書だ。
専用のテンプレートは用意されているものの、それの入力に慣れてしまった自身の手によって、報告書は滞りなく提出される。
遺族等が居れば種族に合った翻訳形式で送られる物だ。 最も、調査船に乗るようなクルーの中には独り者の放浪者も居る為、外部に出る事は稀である。
『マーレ10』に降りてから、三つ重ねてしまった死者の名前。 …――送り先はあるのだろうか。それは自分の管轄の外側、別の物が担当するだろう。]
(153) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[『マーレ10』に降りた際、私物の機材は早々に体組織不適合の結果を弾き出していた。>>1:157
しかし複数のサンプルを照合するうち、ソレの解析処理はどんどん遅くなっていく。 現在の対象は、イースターが持ち帰った"海"のサンプル。>>3:35
データが重いのだろうか。 こんな事は初めてだと困惑すると同時、違う挙動を見せるソレに希望を抱きながら、解析結果を待って居る。]
(154) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[逃げられないな、と思う。>>148 誰かに話せば止められると思った。から、誰にも言わなかった。でも、誰かにくらいは、言っておくべきなのかもしれない。観念したように、引き結んだ口を開く。]
……おれは、できることなら。 いつ死ぬかは、自分で決めたいと思ってる。 どこで死ぬかも、だ。
[それは、危険も伴う調査船に乗っている者としては、そぐわない言葉だったかもしれないが。決めたいと思っていても、そうできるかはわからない。いつ、どこでなんて、それこそ誰にもわからないことだ。
だから実際、望み通りにはならないだろうと思ってはいた。けれど、]
いい場所を見つけたんだよ。
[視線を外して、グラスに口をつけた。]
(155) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[ハロを送り届けてから自室まで運搬される不自由な身体、透明な入れ物の中でカプカプと揺れながらも、手伝いの顔触れの中にイースターの顔が見えた。>>61
何か彼女に声をかけようと気泡を幾つか吐いたが、結局そのまま黙り込んでしまう。 塞ぎ込むよりも他者と話した方が良い事に気付いても、ソレは去ってしまった時間の話だ。
君はどうしてこの船に乗ったんだい。 どんな気持ちで『マーレ10』の上を歩き、どんな気持ちで地表や"海"のサンプルを拾い上げたのだろう。 危険と隣り合わせの旅、船内で長期間過ごすうち親しくなっていく顔触れ、無慈悲に減っていく名前。
悲しみから決して逃れられない旅の中で、何を求めていたのか。 並んで見た美しい"海"の風景を思い出しながら、コポンと気泡を吐いた。
それが、昨日の記憶。*]
(156) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[――種族レベルで。そう聞いて、黒い瞳が揺れる。一瞬だが、明らかに動揺した様子を見せる。]
……それは、アンタの種族の話か。
[種族が皆死ぬ、すなわち滅ぶということ。]
アンタがどうこうしたんじゃなければ、……いや、
[天変地異の類とか、疫病だとか。そういうもので皆死んでしまったのなら、運が悪かったんだろう。そう言おうとして、言葉に詰まる。 多分、そういうことではないのだ。自分と同じように、ケトゥートゥが言ったように、誰かに何かを言われて納得できることではないのだろう。 けれど、もしも。]
……もしも、"何か"が一方的に奪っていったなら。 それは全部その"何か"のせいだ。 もしもそうなら、それは絶対にアンタのせいじゃない。
[それだけは否定しなければならない。 思い過ごしなら別にいい。が、種族と聞けばどうしても、自分達が何世代にも渡って行ってきた所業が浮かんでしまう。 そんな連想のせいか、珍しく少し強い口調になったかもしれない。*]
(157) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* うーーーんうーーーんここまで言ってよかったか……??と思いつつでもやっぱりこれは言っておきたくなったので言いました
(-105) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* 目的が、命の中で生きてみたいだったので、命に消えて溶ける(星の生態系の中に溶けて組み込まれ一部になる)方向で死にたいなぁ〜〜〜ッ と思ってたら死ななかったので、アリババはグッドエンドに向かうかもしれませんね。 免疫獲得、他者と共に生きて行ける。>>154
本来死ぬと蒸発して何も残らないので、永遠に命の一部になれない。
で、種族的に情報の引継ぎが可能なので〜〜〜アリババが自分以外の同胞と遭遇した場合、情報共有、徐々に免疫が広がり、皆自由になる。
アリババと言う個体が為した、グッドエンド。
(-106) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* >>94 >>95 >>96 >>97 >>98
ン千年ぐらいで星の生き返りは観測できないんじゃない? というのは、そう。そうです。 そうなので、星から脱出した後はコロニーのような物を作って宇宙で母星の周りをグルグル回りながら「何とかならないかな…」とワチャワチャしてたんですが、本格的に星が活動を始めて何ともならなくなったので、 諦めて宇宙に散っていった。 コロニー時代に他種族との交流をメインとした免疫を獲得する筈(本格的に星から出て行く準備)なので、何もしていなかったわけではない。
(-107) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* 解散して散って行ってからが、ン千年経過の今と言ったので、
コロニーで観測を続けて居た時間が、割と、億単位ぐらい。 新たな免疫を複数獲得する生命体の進化の工程としては納得の行く年数。 宇宙には色んな種族が居るので、多分対応できる量。 種族全体の歴史知識情報は全て共有され引き継がれているので、漏れや欠け、忘却は無い。
その途中で飛来した隕石などでガンガンやられ、数が減って、 自分達がブチ上げた人工衛星等との事故でガンガンやられ、数が減って、
星から追い出され、放浪を始めてからも、数が減って、 ある程度群れで活動して居ないと増えないしバンバン死ぬのにバラバラになっているという事は、逃げ出した複数の宇宙船がバンバン落ちて居ると言う事で……。
細かく言うとDoDニーアみたいな歴史の流れを長々書くことになるので、これはいらない情報。
やらかし過ぎた人間の末路だと思ってます。 ふふ、火の鳥大好き。
(-108) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* メタ情報なのでは???vsいやでもこのネタさわりたくない!!!??vs時間がねえ!!!!が無限に発生している
(-109) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* 億年ぐらい立ってんなら外見進化があってもよかったのでは? どうか火の鳥のナメクジを読んでください…アレ好き…
(-110) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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/* あと時間的にもそろそろ死ににいった方がいいんだ
(-111) 2021/11/14(Sun) 20時半頃
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[滅びゆく故郷を逃げ出して、調査船『スペランツァ』に拾われて。 それぞれ別の星から来たクルー達と共に過ごして、様々な星を訪れるうち、宇宙の広さと"人"の多様さを知った。
その度に、自分達が『キジン』で行っていたことは間違いだったと思い知らされた。
あの砂金の山が元々何だったのか。 それがどんな相手で、何を考えて、どう生きていたのか。 おれはもっと早くに、目を逸らさず考えるべきだった。
目を逸らし続けたことも、仲間を見捨てたことも。 おれの弱さで、罪だ。]
(158) 2021/11/14(Sun) 21時頃
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― 四日目の朝・格納庫 ―
[オレンジ色の機体を撫でる。 何回も塗り直した塗装は、元の色とは少し違う。パーツもかなり取り替えたし、エンジンや駆動系にも手を入れた。旧型故、仲間にも随分手間>>0:65をかけさせてしまった。
そうでもして使い続けるのは。 こいつが故郷にいた頃からの相棒で、 他の命の尊厳を踏み躙った罪の共犯者で、 仲間を見捨てて逃げた弱さを見ていた、証人だからだ。]
行こうか、相棒。
[そう声をかけて、操縦席に飛び乗った。 唸るような低い駆動音。 旧型特有の乗り手を一切考慮しない振動。
やっぱり、乗り慣れた機体が一番いい。**]
(159) 2021/11/14(Sun) 21時頃
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おれの棺桶には、おまえが一番ふさわしい。
(-112) 2021/11/14(Sun) 21時頃
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ライジは、二足歩行機で平原を"海"に向かって走っている。*
2021/11/14(Sun) 21時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[開かれた唇。いい場所を見つけたのだと、逸らされた視線。改めて問うまでもない。ライジはもう、決めてしまったのだ。自分の死に場所を、この星にする事を。] [これまで、こうしてきちんと向かい合って話した事は無かった。もっと早くにこうしていれば、考えを変えさせる事は出来ただろうか。 ……いや。自分に口を出す権利なんてありはしない。『“自由”で居られくなるくらいなら死んで“自由”になろう』と考えてる時点で、結局は同じ穴の狢なのだ。ただ、ライジの方が先に終わりを決めてしまっただけ。]
今更、言うまでもないだろうけど。 皆、悲しむよ。 ……オレだってね。
[これが最期なら、もう綺麗に取り繕ったりしてやるものか。そりゃ、キランディのまま諭せたらよかったけどさ。こんなでも、男だからわかるんだよ。アンタが、止めて欲しくない事くらい。]
(160) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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……けどさ。アンタはそんな事もう何百回だって考えた筈で、それでももう逝くって決めたんだろう? だからオレは止めないけど、その代わり…………立てよ。 腹は立つから、一発殴らせろ。
[やっぱり、自分は酔ってるのかもしれない。でもこんな話、素面で聞いたって殴りたくなってたと思う。オレが何人に死なれてると思ってんだ、バカ。あっちで、ハロやギロチンに怒られてしまえ。まだ近くに居るだろうから、既に耳元で怒りまくってるかもしれないけど。自分が殴った所で大した威力にならない事はわかりきってるから、尚更腹立たしい。]
(161) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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[強い口調に、目を伏せる。どうして、ライジがそんな事を言うのかわからない。自分が、関わってきた人達の死体の山の上に立っている事実は、変わらないだろうに。]
……そうだよ。オレの種族は、もうオレしか居ない。 知ってたかの様に言うね? そんな有名な話でもないと思ってたんだけど。
[種族が滅ぶなんて、ありふれた話だ。ありふれた話なだけに、原因は多岐に渡る。略奪は、仮定にしたってまず最初に挙がる原因ではないだろう。ライジは、惑星アーラの話を知ってたのだろうか。それとも────。]
…………仮にそうだとしても、さ。 “キランディ”が──オレ以外の最後の一人が死んだのは、どうしたってオレのせいなんだよ。
[諦めていれば、嘆かなければ。命を擲たせる事なんてきっとなかった。*]
(162) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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― 三日目・探索に出る前 ロビー ―
おう。 おっかねえ話だが、それが海の面白さでもある。 オレは間違っても、そんなところへ沈みたくはないがね。
[ライジの敬礼 >>116 に、年季の入った敬礼で応えて、ニヤリと笑う。ロビーを行く背を、見送った。……]
(163) 2021/11/14(Sun) 21時半頃
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