28 僕等(ぼくら)の
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─天文部グループLINE─
>>+7まさかの恵一くんからの連絡に目を瞠る。
『大丈夫? 無理はしないで。 どこでも良いから日本でも念の為受診してね。 お大事に。』 『(濃い顔のパパの医者と話がしてぇスタンプ)』
グループラインには一先ずこれだけ。
「恵一くんやっぱりアメリカいたみたい。 でも意識なかったんだって。大丈夫かな?」
そんな風に命くんにも画面を見せつつ情報を共有する。 そんな時に、恵一くんからの個別ラインも届いたのだった。*
(+25) 2023/08/23(Wed) 06時半頃
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─恵一くんとLINE─
『いないよ?最近バタバタしてるし 合宿前に別れたきりじゃないかな?』
そこら辺はさらっと打ち返す。 でも。 はて。と首を傾げる。
(+26) 2023/08/23(Wed) 06時半頃
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『彼氏とかは知らないよ? 多分彼氏でも隠さないとは思うけど 彼氏に男同士だから秘密な!なノリされたら 約束守って隠すムーブはあり得るかも。 まあ、そっちも多分いないけど 自分の気持ちの割に彼女限定にするの?って ちょっと疑問に思ったからあえて言ったけど。
まあでも…一番の親友は恵一くんかな。 本人曰く"恋人よりダチ作る方が気楽"だから そこを脱却するかどうかは恵一くん次第かな。 どうにも柊木くんから好きが返ってきにくいのが 今までの恋人に振られた主な原因だから その辺、ゆっくりと気持ちを育んで 恵一くんの好きって気持ちを注いで 柊木くんの恋心を育てるんだってくらい 気持ちに余裕持った方が上手くいくかも。』
(+27) 2023/08/23(Wed) 06時半頃
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別に意地悪とかじゃなくて、気になったんだよね。 そこ彼女限定なんだーって。 まあ、全面的な応援はしないけど、私も邪魔はしない。 私なりのアドバイスを送ったり相談に乗ったりはするよ。 でも恵一くん面倒いんだもん! 今は私の方が命くんとお付き合いしてるから色々払拭されてるとは思うけど、私と柊木くんの仲を疑ってきたりもして大変な時もあったんだから!
まあそんな事もあったけど、今は落ち着いてるから応援…?まあがんばれー、くらいの感じ。 嫌なやつじゃ無いしね。 若干情緒不安定で愛が重すぎるだけで。**
(+29) 2023/08/23(Wed) 06時半頃
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─五回目の襲撃後─
>>5:+179私は五回目の襲撃後、随分と穏やかな気持ちで目を覚ましていた。 夢の中は、なんだろう。穏やかだけどどこか寂しい夢を見ていたの。 合宿先の天文台で、わたしと命くんが二人きりで空を見上げていたの。 蟹座と獅子座を探して、綺麗な夢だったけれど──時々私が"ごめんね"って泣いてたんだ。 何がごめんねなのかわからない。 命くんは頭を撫でて私を落ち着かせてくれていた。 ただ、二人がそれからも一緒だよと言葉でも確認しあって寄り添う様が幸せそうでもあり、切なくもあって。 穏やかな気持ちだったのに私は起きた時じんわりと涙を滲ませていた。 でもやっぱり幸せな夢だった。 世界に二人きりでも、私は命くんと一緒にいたい。
(+44) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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まあでも目を覚ましたら命くんをマットレスみたいにして寝てて、あれ家かな?と思ったら周りがザワザワしてて一気に目が覚めた。 ──ここ避難所だ!
「ごっ、ごめん命くん!重く無い!?」
てしてし命くんの胸元を軽く叩いて確認する。 幸い見え難い所にいたから見つかっては無いみたいだけど、だいぶ時間経ってたんじゃないかな? そこからはみんなの方に合流して、今回の被害のことを聞いたりさっきのトラブルのことをお父さんに報告したりと色々していたけど…。 チラッと私たちを見て気まずそうにしていたり、あらあらまあまあしている人たちに私は不思議そうな顔を返しておいた。
キスマークのことはすっかり忘れてました!**
(+45) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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─旅行の日─
「ふふ、二人の結婚式の、だよ?」
>>+38確かに花嫁衣装は憧れる。お母さんのヴェールを受け継いでの式にしたいから、神前式まで行かずともドレスを着て式に臨みたい。 その横には新郎の衣装に身を固めた命くんが居て。 結婚式のアルバムもしっかり作りたいな。 そんな思い出の結婚式にしたい。でもそれなら、と現実的な部分が顔を出す事もそう。 早くしたいけど…と逸る気持ちはあるけれど、それぞれタイミングが、ね? 入籍だけは先にしときたいなあ、と改めて思ったりしていたら。
「…それは、その、そうね…?」
そう。星が多い方が星座がわかりやすいの。 きっと私たちの星座は賑やかで明るい愛の星座だね。 ぽっと頬が染まるのは仕方がないよ。 頑張って、沢山元気な子を産むからね?
(+63) 2023/08/23(Wed) 15時半頃
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そして、一度離れてお風呂に入ることになる。 体を洗ってるだけだけど。 >>+40だって前回一緒にシャワーを浴びたら、こう…それはもう丁寧に…泡で滑るといつもと触られた感じが違ってえっちな声が沢山出てしまって…そういう時はもうダメとかもういいとか言ってもなかなか止めてくれないどころか…それだけで4回くらいイ…いや何でもない! とにかく、ここは一応屋外でもあるんだからそんな声出せないし! お布団敷く時に両隣は部屋付きの温泉がない部屋ですよ、なんて説明されたけど聞かなかったことにして。 頭を洗い、体も洗って泡を流して。
「命くーん。準備できたよー?」
湯船のあるところの淵に腰をかけて、体の前側を部屋にあった手拭いで隠しながら呼びかけた。**
(+64) 2023/08/23(Wed) 15時半頃
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─五回目の襲撃後─
「ううっ、命くんが重いって言った…!」
>>+48幸せの重みだろうが重いものは重いと解釈してちょっとめそっとするけど。 正直にいうと私の体重は微増している。 理由は言わずもがなでばれていたけど、最近少し胸が大きくなった気がする。と言うか大きくなってる。 アンダーが変わってなくてカップがキツくて、今のサイズだとムチッとしてしまうから早めに買いに行かないとなあ。 流石にその時は命くんはお留守番…? ううん、あんなことがあったんだから一応来て貰って、買い物中だけ待っててもらう? …ちょっと悩ましいです。育ったのは嬉しいけど。
(+65) 2023/08/23(Wed) 16時半頃
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それにしても、色んなことがあったけれど。 >>+50この街に関わる人もある程度規制されることになってホッとした。 わたしたちは何も悪くない。 何か原因はあったかもしれないけれど、必要があって戦ってたのかもしれない。 それは分からないけれど…。 政府からは何か発表はないんだろうか。 もう脅威は去りました、みたいに。 政府も知らないのかな。少し不安を抱えたまま日々が過ぎる。 そんな日々の中でやっぱり命くんと一緒にいるのが救いだった。 >>+51私もその座り方好き。全部抱きしめられてて、気持ちが落ち着くんだ。 その状態で勉強したり読書したり、食べる以外の座ってやることは基本的にここでしてる。 あっ、寝顔がバレた時は…うん。正直に下手人を告発しました。 でも、多分他には渡ってないと思うよ!とフォローして見たり…ごめんね? その代わり私の写真何か撮って良いよ、と言って見たりね。 今は許可を得られたら、待受はプールでの二人の写真になってるはず。 楽しかったもんね!
(+66) 2023/08/23(Wed) 16時半頃
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「たぬき? あー、見にいく! あの子も無事だったんだね!」
信楽焼の狸さん。まさか復興の証となるとは! 倒れてたのは見たけど怪我もなかったなんて良かった。昔からあそこにいるもんね、あのこ。 そう言うわけで、命くんと手を繋いで見物に行く。 更地になったような場所も少しずつきれいな道になってきて、壊れた家もまだあるけど少しずつ傷跡が癒えていく、そんな街並みに目を細める。
「…やっぱりできればこの街にいたいな。」
そんな希望がぽつりと溢れた。**
(+67) 2023/08/23(Wed) 16時半頃
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─回想恵一くん+α─
恵一くんに柊木くんへの気持ちを相談されたのは、高校入学直後くらいだったと思う。 それこそその時は柊木くんとお互いに「珊瑚」「康生くん」と呼び合っていた頃。 康生くんに一目惚れしたらしい恵一くんからの圧が、もうね。 呼び出されて壁ドンされての付き合ってるのかの確認は本当肘鉄じゃすまないくらいビビったんだからね! その時の私はまだ命くんにも想いを寄せる前だったし、説明が本当に面倒だった。 一先ず「お父さんの病院の患者さん」「小さい頃から入院期間よくあって、その時病院に遊びに行って仲良くなった」「幼馴染みたいなものだし親同士交流あるけど、だからこそ友達止まりだよ?」「と言うか私的には入院のイメージ強すぎて心配する対象になっちゃう」「そして食べさせ甲斐が無い。もっと食べてくれる人がいい」なんて説明ついでに私の好みも話す羽目になった。 それ以来は納得してくれたのか現在に至るわけ。
(+68) 2023/08/23(Wed) 16時半頃
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『同性でも異性でも恋は恋、愛は愛。 男同士だから嬉しく無いかもしれないと思うなら 同じことを柊木くんに言われたりされたりしたら どう思うかな、って想像して見たら?
柊木くんが男だから好きなんじゃ無いでしょう? 押し付けるのは良く無いと思うけど。 愛も恋も自由だよ、きっとね。』
エール代わりにそんなメッセージを送っておく。 命くんが女の子だったらは今更想像できないけどね。 命くんそっくりの女の子なら可愛いと思うけど。 …それはきっと、なんて一人想像してほっこり。**
(+69) 2023/08/23(Wed) 16時半頃
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─旅行の日─
>>+81そう、シャワーの時は奥の奥まで…。 こうして家のいろいろな所にアレが置かれることになっていったんだった。 だから観測会の時はきっちり片付けなきゃね! まあこの時は、…持ってたなら確信犯?だったのかなあ。 奥の奥までされてシャワーで疲れ果ててしまったから最終的にあまり憶えてないんだけど。
…まあそんな記憶もあったから、体を洗うのは別々にしてたんだけどね。
(+89) 2023/08/23(Wed) 20時頃
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「もー、命くん凄く褒めてくれるよね。 それなら命くんは星の神かな。 命くんのおかげで私もキラキラできるの。 命くんがいるから、元気でいられるの。」
>>+82確かに私の体は手拭いじゃ隠しきれない。 前面の大事なところは隠れてるけど、薄くて濡れてる手拭いじゃよく見ればツンと尖ったところとかも見えただろうし、昼間にプールで遊んだから薄っすらと日焼け痕も見えたかも。 胸の外側や腰のラインも仕方がないけど…。 元気になられると私も視線を泳がせる。 嬉しいけど恥ずかしい。頬を染めて、見ないことにしちゃった。 最近は命くんの体格がますます良くなって、ギリシャ彫刻みたいだなって思うことあるよ。 私には真似できないかっこよさ。
「ん…。」
洗い終わって隣に来てくれた命くんとキスをする。 ちゃぷりとお湯が揺れた音がして、私はそのまま入ろうとしたけど。
(+90) 2023/08/23(Wed) 20時頃
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「えっ?あ、でも、ここは使用後にお湯を抜く仕様だし 個人のところだからセーフ…じゃない?」
>>+83手拭いを入れちゃいけないのはそんな理由で大浴場だけでは? なんて思ったけど、にっこり微笑まれながら断言されちゃうと…もう、断れないよね。 ううー、と小さくうめいてから目を逸らして、そっと手拭いを外しながら湯船に浸かる。 本当は隣に並んでまったりしたかったけどお膝においでされるから…大人しく、後ろから抱きしめられる体制を選んだ。 う、ちょっと浮力で胸が浮いてる。やっぱり大っきくなったかも…としみじみ。
「星綺麗だね…。今日本当楽しかった。 一緒に来てくれてありがとう、命くん。 これでまた頑張れるよ。」
まあ、本当はこの後にもショックなことは起きるのだけどね。 でもこの時は本当にそう思ってた。 また頑張ろう。病院でもみんな助け合ってる。 学校もそのうち再開するだろうし受験に向けてだって頑張らなくちゃ。
(+91) 2023/08/23(Wed) 20時頃
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今日は、そのための先取りご褒美? もしくは心のお疲れ様会。
「温泉もあったかいし、体もほぐれて もうサイコーだよね…。」
お湯の温かさで肌が桃色に染まっていく。 裸ではあるけれど、背中を向けているのもあって私はほんにゃり気が抜けて、命くんに背を委ねた。**
(+92) 2023/08/23(Wed) 20時頃
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─復興の兆し─
政府から、もうロボットによる襲撃の危険性はないと発表されて世間はまた騒がしくなった。 どうしてそれを政府が把握しているのか。 もしかしたら発表元は軍の関係だったかもしれないけど、それによって私たちの学校が関係しているかもしれないと言う噂は少しずつ消えていった。 完全には消えていない。けれど、少数派意見というヤツ。 そして日本の復興力は凄かった。 前にも震災後とか道路陥没後とかの動画を見たことがあったけど、街はどんどん綺麗になっていく。 マンションも病院も補修工事はするけれどなんとか持ち直して行けそうとのこと。 良かったね、と命くんと話しながら狸さんの前を通りつつお買い物をしていく。 学校も復活するらしいけど──そちらは後手になってしまっている。1番被害が大きいあたりだからかもしれないし、生活に絶対的に必要、では無いからかも。 今年度はオンライン講義がメインらしいけど、来年度は他の学校への転校も視野に入れられてるらしい。
(+110) 2023/08/23(Wed) 21時頃
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「そう言えば、命くんはどうするの? 学校とか…家、とか。」
だから、街を歩く中でそんな話題も自然と出た。 私はちょっと悩んでることがある。
「専門には行こうと思ってるんだけどね。 わざわざこの街を離れて別の高校…もあれだから。 今の学校に残るか、いっそ 高卒認定試験でも受けてから専門かなって。 高卒認定試験って中学から高1が範囲らしいし マークシートだから希望持てるなって!」
マークシートは勉強苦手な私にとって希望です! 答えが全くわからなくても何分の一かで正解できるんだから! あと、16から受けられるらしいし出題範囲も狭いなんて嬉しい事ばっかり! まあ、それに…。
(+111) 2023/08/23(Wed) 21時頃
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「専門や大学に進学したら、 絶対離れてる時間ができるのに 学校に行って別のクラスだったらやだな。
…なんて、ワガママすぎる?」**
(+112) 2023/08/23(Wed) 21時頃
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─旅行の日─
>>+105ふふふ、照れてる命くんはレアだよね! それが見られて私も嬉しい。私も恥ずかしくはなってるんだけど。
「うん、ありがとう…いつも支えてもらってるよ。 本当に、ありがとう…。」
>>+106キスを落とされ、抱きしめられる。 それだけでとても心が落ち着くし、また一つ思い出が増えていくのを感じていた。 やっぱりこの体勢だと胸を触りやすいよね。ふよふよ、ふわふわ、むにむにと触られると時々甘い声が漏れちゃうけど、私はその手を跳ね除けたりしないんだ。 そうなることも込みでの一緒のお風呂だもの。 その手が離れて、私の手が握られる。 ちゅぷっ、と耳元に湿った感覚と音が伝わって、びくぅと肩を跳ねさせた。
(+116) 2023/08/23(Wed) 21時半頃
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「んんっ! ん、…休ま、ない…。」
握られた手を私も握り返す。 そして、多分お尻あたりにあるんだろう、命くんの元気になった部分にお尻を押し付けてゆるく上下に動いてみる。少しお尻に力を入れて、谷間に挟み込む感じ?
「い、いつも、私ばっかり気持ちよくなってるから きょ、今日は、私が気持ちよくして…あげたいな? ほ、ほら、私いつもしてもらってばっかりで だからそのぅ、…今日くらい、ね?」
(+117) 2023/08/23(Wed) 21時半頃
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とは言っても大事なアレはお風呂場に持ち込んでない。 肩越しに振り返りながら、上下に動けばちゃぷちゃぷ湯船に波が立つ。 とは言ってもやり方をそんなに知ってるわけじゃ無いから、聞きかじりの知識でやるしか無いんだけど…。
「だから、どんなふうにしてほしいか 私に…教えてほしいな?」**
(+118) 2023/08/23(Wed) 21時半頃
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─復興の兆し─
そっかあ、それはそうだよね。 あの獅子座と蟹座も消えてしまうのは少し勿体無い気もするけれど、それだけ深い傷痕を残したものでもあるから…直されていくんだろう。 あの獅子座と蟹座には意味があったのかな? M44の所でその戦いの時には消えたらしいけど。 中国では積屍気と呼ばれる、死んだ人の魂の天に行く時の穴と呼ばれるらしいけど。
「そう言えばご両親は…探さなくて良いの? あんまり聞かない方が良いかなとは思ってたけど…。 まあ、学校とかはしょうがないよね。 大事だし、今のこの状況が普通じゃ無いもん。
…なーんて。 もし子供ができたらもっと大変らしいよ? だけどもっと幸せだと思う!」
(+132) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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私としては提案しただけだから、仕方がないなら仕方がないなって。 くすくす笑いながら私もキスを受け止めて、指先を絡めて手を繋ぐ。 お買い物の途中だったけど、なんとなく歩く先を変えていく。 なんとなく気になったの。例のM44地点。 流石に大穴に落ちないように立ち入り禁止のテープが貼ってあるだろうけど。 もし聞かれたら素直に言おうかな。 獅子座と蟹座が気になっていたこと。 その地点の謂れと、そこで消えたロボットたちのこと。 他の場所はあまり気にしてないのだけど、そこだけは本当に少し…気になっていた。 だから、塞がる前に行きたいなって。
(+133) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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「今のことや将来のこと、 悩めるのはきっとそれだけ平和ってことだもん。 普通なら学校が違って当たり前、 仕事で日中会えないのが当たり前なんだから
今は今の幸せを満喫しましょ?」
現場に近づいていくと、ロボットの襲来がないと発表されたからか。 性根逞しい人たちが屋台を出していてりしたけど、その中で私は花屋さんを見つけて花を少し買う。 献花する人も居るんだろう。 私は、ピンクと白を基調とした花束を買った。
「…なんとなくね。 M44の所は、色んな人の魂が集まってる気がして。」
そんなことを呟きながら、その場に近づいていく。 少しずつ、復興の手がまだ及んでない場所へ。**
(+134) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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─旅行の日─
>>+130いっぱい好き合おう。そう、いっぱい好きっていうし、いっぱい気持ち良くもなってもらいたい。 私自身も繋がりたい。 でも、私が気持ちよくなったら…のくだりはよくわからないんだよね。そこは男女の差なのかな? 自分の内側の感覚なんてわからない。でも、確かに何度も果てた後はものすごく敏感になってて、もうダメえってなりがちな気はしてる。 あと、私側はあんまり変わらないんだけど、アレがなかった時の感覚は──、満たされてるって感じはとてもしたんだ。 感覚よりも受け止め方かもしれない。 あの時は痛みもあって、だけど気持ちよくて、不慣れな行為にいっぱいいっぱいだったから今そうしたらまた感じが変わってるかも。 でも、それはまだね。 早くしたいけど、それには私たちが責任を取れる大人にならなくちゃ。 それまでは、ね。せっかくの二人きりの時間を楽しんで行こう。
(+135) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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「ん…♡」
肩越しにキスして、振り返り様に首筋に縋りついた。 舌先を絡ませながら横抱きに座る姿勢になって。 唇を話した後は一度離れながら向かい合う。 そして水面からぴょこんと飛び出た大和くんのそれにぎくんとしたけど(何せ、ここまで間近のご対面は初めてかもしれない!)赤面しながらもしてあげたい事はそういう事だったから。
「う、うん…。お邪魔します。」
両足の間にすいーっと近づいて、ドキドキしながら大和くんのに手を伸ばす。 両手で位置を確認して固定して、ちゅ、ちゅ、とキスをしたり、舌先で突いたり舐めたりして。 自分とは全く違う匂いがして頭がくらくらしそう。 上目遣いに見上げながら、口の中に含んで頬張って見たり。
(+136) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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「んっ、ふ…ん、んん…っ。」
ぎゅっと膝を閉じ合わせながら、舌全体を竿に押し付けて擦っていく。 気持ち良いかな?大丈夫かな?と、命くんを潤む瞳で見上げながら。**
(+137) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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─復興の兆し─
私も、復興が落ち着いて世間が落ち着いてきたら本格的に一人暮らしをしなくちゃならない。 一人暮らしは私とお父さんの間であって、結局は命くんと二人暮らしする予定だけど。 そうしたらアルバイトだってして行かなくちゃ。 一緒に過ごせる時間は短くなるけど…今までが普通じゃなかったもんね。 名残惜しいけど普通の生活に戻っていくってそういうところもあるんだろう。 それにしても──。
「うん、それはそうだね。 私も、私の家族は命くん!」
>>+140命くんの両親についてはそれ以上聞かない事にした。 だって、前から聞いた情報も合わせると…ね。 彼方から関わってこなければ良いんじゃないかな。一応、聞いては見たけど多分これで終わり。 学校も、最善を尽くすけどどんな方向性も保てるようにしておこう。 私の場合、その時その時で考えることも違うだろうから。 命くんと幸せになりたい、以外はね?
(+146) 2023/08/24(Thu) 07時頃
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