16 魔界のミッドウィンター祭【R18】
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/* お疲れ様でした〜。チーズ食べたい。
(-0) azure777 2021/12/20(Mon) 23時半頃
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/* お疲れ様でしたー。虫チーズとか見えた!
(-1) nekomichi 2021/12/20(Mon) 23時半頃
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― 草原の住み処 ―
[魔界らしからぬ穏やかな草原の先、岩山に穿たれた住み処がある。 もともとの洞窟を手直しした我が家は、入り口の印象よりも中が広い。 獣人の形態に移行して扉を開け、中に入って錠前を下ろす。 それから、革袋の口を開いた。]
入り口はそこだけ。鍵は私の手の中。 探しても他にはないよ。 無駄に家を荒らさないでくれたまえ。
ここは居間と台所。 奥に寝室と食料庫とワインセラーがある。 しばらく適当にしているといい。
[一緒に入れた服だけ取り出して、ハンガーに掛けておく。 天使は引っ張り出したりしなかったし、出るのを邪魔もしない。]
(-2) nekomichi 2021/12/21(Tue) 00時頃
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ところで本当に食事はいらないのかね。 君の口に入りそうなものをいろいと見繕ってみたのだが。
[机に並んでいるのは各種果物や蜜、砂糖菓子。 それにミルクと酒の類だ。]
(-3) nekomichi 2021/12/21(Tue) 00時頃
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― 草原の住み処 ―
[ 地表かと見まごうような草原を通り過ぎる。 だが、その光景も一瞬で通り過ぎ、広い穴倉へと入れられた。 彼のねぐらだ。 魔王の宮殿を見た後では、実にささやかな造作である。
改めてどこに何があるのか説明された。 泊めてやると言わんばかりの気軽さだ。
長居するつもりはないけれど、彼の思惑も謎だった。]
(-4) enju2 2021/12/21(Tue) 01時頃
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[ 袋から這い出して、異常がないか自分の体を確かめていると、食事はいらないのかと問いかけられた。
当惑顔になったのは、天使には食事の経験がなく、その必要性を理解できなかったせいである。
群れでいる間は、組織の維持に必要なエネルギーも共有されていたのだと思う。 光溢れる天界では、常に恩寵が与えられていた。 むしろ、魔王の宴で美食暴飲が歓迎されていたのを鑑みるに、食事は罪と紙一重であろう。
それでも、獣人が天使が食べそうと思って集めたものとはどんなものだろうと、覗いてはみる。
甘い香りのする品々は、小さい器に盛られて見た目も良い。 魔王の宴で饗されていたものより、ずっと控えめで自然に見えたが、こんなものでも罪の入り口になり得るのだと天使は心に言い聞かせて後退る。]
(-5) enju2 2021/12/21(Tue) 01時頃
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[ 適当にしろと獣人がいうからには、他も探索してよいということだろう。
天使は窓を探す。 自ら光を発することができるとはいえ、閉鎖空間は気が滅入る。
ところで、獣人はここに単身で住んでいるのだろうか。 眷属や同胞はないのか。 ひととおり覗いてみる。*]
(-6) enju2 2021/12/21(Tue) 01時頃
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[少なくとも天使は袋から出た途端に暴れ出しはしなかったし、こちらの問いに反応もしていた。 多少は慣れてくれたのではないかと期待する。
居間で紅茶を入れている間、天使は家の中を探索していた。 気配を追いながら、カップに紅茶を注ぎ、椅子に腰を下ろす。 そうして湯気立つカップを手にしながら、天使の様子を観察していた。]
(-7) nekomichi 2021/12/21(Tue) 16時半頃
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[天使は各部屋を覗きながらなにかを探しているようだった。 天井や壁を見ているから、窓を探しているのかもしれない。
この家には明かり取りの天窓が居間にひとつあるが、空から覗くのは所詮は魔界の空だ。 台所に煙出しの穴がある以外は、他に開口部はない。]
探検は堪能したかね。 こちらにおいで。少し休むといい。
[探索がひととおり終わる頃を見計らって天使に声を掛ける。 これで来るようならば、たいした進歩だ。*]
(-8) nekomichi 2021/12/21(Tue) 16時半頃
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[ 獣人のねぐらはこじんまりとしていて、独居用のようだった。 調度品を見るに、彼はここでは完全獣化せずに生活しているらしい。
今もティーカップなど片手に椅子に腰掛けている。
そうして獣人は温和ともいえる口調で天使を呼んだ。 彼の深い声は、このねぐらでは一層、落ち着いて叡智をもつように感じられる。
誘いを無視しても差し支えないだろうが、天からの光が望めないこの場所では、彼の毛皮が発している光は貴重だ。 光を求めるのは天使の本能のようなものである。
天使は、獣人と視線をあわせないようにしながら、さりげなくテーブルに近づき、座れそうな場所を探した。*]
(-9) enju2 2021/12/21(Tue) 23時半頃
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[来なければ捕まえにいくつもりだったが、天使は居間へ戻りテーブルに近づいてきた。]
よく来たね。 その椅子を使うといい。 上に乗っているものは、側にどかして。
[たまの来客に使っている丸椅子は、普段はすっかり物置き台となっている。 今も革装丁の書物が椅子を占拠していた。]
(-10) nekomichi 2021/12/22(Wed) 00時頃
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茶は飲むかね。 それともやはり日光浴がいいかね。
君がここで過ごすのに必要な物があれば用意するつもりだが、そのためには君をもっとよく知る必要がありそうだ。
[天使のために紅茶をカップに注いで、前へ押しやる。]
それと、名前もあるといい。 いつまでも、君、と呼ぶのは味気ないものだ。
君の名前を教えてくれるかね。
[天使がいままで一言も言葉を発していないとわかっているが、それでも敢えて問う。*]
(-11) nekomichi 2021/12/22(Wed) 00時頃
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[ 魔性に歓迎の言葉を述べられると、反射的に睨み返したくなる。 子供に言って聞かせるような丁寧な指示にも、従うものかと立ったまま、ただ近くに来ただけだという態で獣人の後ろに回りこんだ。
そっと指先を伸ばして毛皮に翳してみる。 十分な光が得られたら、失われた翼を再生することも叶うだろうか。
ほのかな光は温かく、つい撫で回したくなるのを我慢するのは、なかなか大変だ。]
(-12) enju2 2021/12/22(Wed) 01時頃
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[ 天使が、いずれ出てゆくことを考えているのを察しているのかいないのか、獣人は、ここで暮らすことを前提に話を進めている。
出された紅茶に口をつけるつもりはなかったが、ちらと一瞥して、自分のために用意されたものだと理解したことだけは示しておいた。
ティーカップを投げつけて攻撃しなかったのは、感情的すぎると思ったからすぎない。]
(-13) enju2 2021/12/22(Wed) 01時頃
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[ 名を問われて、天使は拳を握る。
こういう時は、問う前に自身が名乗るのが礼儀ではなかったか。 天使が口をきかないから、教えても仕方ないと思っているのだろうか。 むろん、教えられたところで、呼ぶ機会はないと思っているけれど。
それに── 、群れの天使に名前などない。必要がない。
それを教えてやらないのも、両者の関係性として正しいだろう。 答えられないから悔しいわけではない。多分。*]
(-14) enju2 2021/12/22(Wed) 01時頃
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[椅子を勧めたが、天使は座らずにこちらの背後へ回ってきた。 背中でなにかをしている様子だが、害意はなさそうなので好きにさせておく。
問いに返答が無いのも予測通りだった。]
教える気はないか。 それとも名前は持たないのかね。
あの均質な群れの中では必要ないかもしれないが、 君は今、私の特別な天使になっているのだ。 君だけの名はあった方が良い。
[均質の中から拾い上げた特別な一粒だ。 手を掛けて育てればどのような姿を見せてくれるのか。 大層、興味が有る。]
(-15) nekomichi 2021/12/22(Wed) 16時半頃
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ケラヴノス。 今日からそれが君の名だ。
返事はせずとも構わないから、 私が君を呼んでいることは理解してもらいたい。
[雷という意味を持つ名を天使に贈る。 群れの中で縦横無尽に飛んで繰り出された槍は、雷の一撃と呼ぶに相応しいものだったから。*]
(-16) nekomichi 2021/12/22(Wed) 16時半頃
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[ 答えがないので、獣人は勝手に名前を決めることにしたらしい。
特別な天使などと言われて、何故だろうという疑問を抱く。 天使を鹵獲するのは初めてらしいとは仲間から聞いた。 初めての天使を手元に置いてみて、危険性がわかるまで他の天使に手出しするつもりはないという意味ならば、悪くはない。
それが天の嘉するところか自信はないが、役目を自覚するのは支えになる。]
(-17) enju2 2021/12/22(Wed) 20時頃
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[ それに、彼が挙げた名も、強そうな響きだった。 少なくとも愛玩物扱いではないと感じられる。
別に、褒めるつもりも、喜んでみせるつもりもないけれど。
どうでもいいことだ、という顔で首をしゃくってみせる。
返事をしなくていいとわざわざ断りを入れたところからするに、彼もだいぶ、天使との付き合い方がわかってきたらしい。
テーブルの対面に移動し、丸椅子の上の本を手に取る。*]
(-18) enju2 2021/12/22(Wed) 20時頃
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[名をつけた天使は、興味が無いというそぶりではあったが、確かに反応を返した。 拒否はしないというところだろうか。
視界の中に戻ってきた天使は、椅子の上の書物を手に取る。 『天使の飼い方・特装版』と表題にあるが、天使は魔界の文字は読めるのだろうか。本文には挿絵も入るので、天使に関する本だということくらいは分かるかもしれない。]
私のケラヴノス。
[そっと呼んでみる。 どんな反応をするだろう。]
(-19) nekomichi 2021/12/22(Wed) 23時頃
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[ どかして座ろうと思って持ち上げた本は革装丁の立派なものだった。 埃をかぶったりはしていないから、略奪してきたものを飾ってあるのではなく、ちゃんと読んでいるようだ。
獣の頭部をした者が読書することを意外に思うが、それは先入観というものか。
とはいえ、彼に読書の素養があることがわかったところで、別段、尊敬には至らない。
何が書いてあるのか知れないし、たとえ内容が悪徳に染まっておらずとも、精勤すべき時間を奪うのだから、書物は危険だ。
情報伝達に文字を使わない天使は、箔押しの魔界文字から目を逸らす。]
(-20) enju2 2021/12/22(Wed) 23時半頃
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[ と、獣人があの深い声で囁く。
先ほど、彼が選んだばかりの名を── 彼自身の呼称に付随する所有格で。
明らかな挑発であろう。
返事はせずともよいと言ったのだから、むろん、応えはしない。 ただ、強めの音を立てて本をテーブルの上に乗せ、その場を離れる。
彼に外された鎧は何処だろう。 取り戻して装備しておこうと考えた。*]
(-21) enju2 2021/12/22(Wed) 23時半頃
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[名を呼ばれた天使は、あからさまに気分を害したという態度で部屋を出て行った。 天使は素直でわかりやすい。 獣の口で微笑んで、置かれた本を手に取る。 ぱらりぱらりとページをめくりながら、離れていった気配に耳を澄ませた。
天使が身につけていた鎧に興味は無かったので、地下の倉庫に投げ込んである。 寝室にある地下への入り口は、いざというときの避難経路でもあるので、仕掛けによって隠されていた。 見つけ出すのは少々骨の折れることだろう。]
(-22) nekomichi 2021/12/23(Thu) 00時頃
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[天窓から見える魔界の空が、一層暗さを増していた。 魔界に太陽が昇り沈むわけではないが、一応の昼と夜はある。 瘴気の雲が広がり、空が翳る時間というものが。]
ケラヴノス。じきに夜が来る。 その格好では冷えるかもしれない。
[奥にいる天使に声を掛けて、立ち上がる。 ティーセットを片付けて、寝室へ向かった。
厳密には睡眠は必要ないが、頭と体を休める時間はあったほうがいい。*]
(-23) nekomichi 2021/12/23(Thu) 00時頃
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[ 探索を再開すると、獣人が声をかけてくる。 二人しかいないのに、いちいち自分が与えた名で呼びかけてくるのはどういうつもりか。 所有格の件といい、微妙に苛立たしい。
名前呼びは別として、獣人は、間もなく夜が来ると言った。 昼夜があるというのも天界とは異なる点だ。
冷えるらしいが、どうすればいいのか。
とりあえず翼に光を宿す。 安心感は生まれたが、あまり解決になっていない。*]
(-24) enju2 2021/12/23(Thu) 08時頃
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[少し早いが、今日はもう休むつもりで寝室に入る。 書物を一冊、枕元の読書台に置いて、寝台に横になった。 自身が発光しているので、読書灯は必要ない。
肘をついて頭を上げ、横になったまま読書する。 怠惰な姿勢ではあるが、最近はすっかり習慣づいていた。
天使はどうしているだろうかと顔を上げ、呼んだ。]
寒くなったならこちらにきなさい。 一緒にいれば少しは温かいだろう。
[寝台は広く取ってある。 天使は睡眠を取らないものが多いというが、一緒に横になるスペースは十分にあった。*]
(-25) nekomichi 2021/12/23(Thu) 18時頃
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[ 獣人が奥の寝室に引き上げる。 柔らかな光が漏れてきていた。 我知らず、惹きつけられて足を向ける。
覗いてみれば、獣人は人間のように寝台を使っていた。 両手が使える人型の方が何かと便利なのかもしれない。
偵察している気配を察したのか、彼が呼びかけてくる。
それは、一緒に寝ようと誘っているのか ? 風呂場でしたように ?
言語道断だと、天使は踵を返して厨房へ向かう。
火を起こせるだろうか。 天界の清らかな光とも、彼の宿す陽光の温もりとも、比べものにならないだろうが、少しは足しになればいいと願う。*]
(-26) enju2 2021/12/23(Thu) 20時頃
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[耳を倒し、天使が去って行く気配と音を追う。 どうやら厨房の方へ向かったらしい。
冷えると言ったからだろうか。 かまどの灰には、確かに火が埋めてある。 多少弄っても火事には繋がらないだろうが、天使自身が火傷などするかもしれない。
気にはなったが、見に行くことはしなかった。 ただ本を閉じて、楽な姿勢になり、気配を読むことに集中する。*]
(-27) nekomichi 2021/12/23(Thu) 23時半頃
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[ 知識として知ってはいるが、火で暖をとったことはない。 かまどの扱い方も知らない。
近づいてはみたものの、触るのさえ躊躇う。
熾火のぬくもりはあったから、かまどにくっついていれば、いくらか温かいだろうか── と考えたところで、天使は己れの怠惰さを叱咤した。]
(-28) enju2 2021/12/24(Fri) 08時頃
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[ 居間にとって返し、鍛錬を開始する。
集中していれば、余計なことは考えずに済むかと思ったが、ひとり稽古はかえって群れの仲間の不在を感じさせて気が滅入った。
それもまた魔界の夜のせいかもしれない。
切なくて息苦しいほどだけど、何も感じなくなるまで体を動かしていよう。*]
(-29) enju2 2021/12/24(Fri) 08時頃
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