[それから、俺らは互いにタオル一枚でケイの部屋に向かった。ケイのこと信じてるし、もう怖くはねーけど緊張はする。ケイも、それはわかってるんだろうな。俺を安心させようと、声を掛けて来た>>-502。]
……ん。もう怖くはねーから、大丈夫。
信じてるしな、ケイのこと。受け入れたいとも思うし。
[今更だけど、受け入れるってことは俺が女役なんだよな。まあ、逆をやれったってケイみたいにちゃんと調べてないからできる気しねーし、不満はない。ケイが俺に受け入れてほしいってんなら、俺は受け入れたい。そんだけ。]
──当たり前だけど、ケイの匂いがするな。このベッド。
[言われた通り仰向けに横たわって、ちょっと笑った。沢山のキスはくすぐったかったけど、「愛されてんなぁ」って実感も湧いて来て、心が温かくなった。場所によっては、くすぐったいじゃ済まなかったかもしんねーけど。今の俺にケイを拒む理由なんて一個もないから、そのまま全部受け入れるつもりで力を抜いた。]
(-549) rin_86ta 2023/08/29(Tue) 00時半頃