彼は僕が殴った上に更にダメージを食らうわけだから、フラフラになるかもしれない。「はぁ、はぁ……」漸く僕は離れ、額から溢れる自分の血を舐めた。不味い。彼がまだ僕の心配をするなら笑うしかない。「……っと。コウがぐたぐた下らねえ話をするから、準備が滞るじゃんか。僕はちゃんと、君が花嫁になれるものを用意したんだぜ?」そう言い、僕が机の上から取ってきたものは真っ白なヴェールだった。これは母が結婚式の時に使ったものである。以前見せて貰い、タンスの奥にしまってあるのを僕は知っていたのだ。僕はヴェールを恭しく彼の頭に乗せる。そんなものがあろうと、数々の暴力でボロボロの見た目が変わるわけでもないのに。
(197) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
sol・la
ななころび
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