─ 廊下→医務室前の待合スペース ─
[ロバートはPJの誘いに快諾した。
二名は医務室へと向かう。
医務室の付近ですれ違う医療ロボット達に確認すれば、なにやら検査にはそれなりに時間がかかりそうだ、とのことだ。廊下のすぐ隣の、待合スペースの椅子に座った。]
正しいか間違いかって
言葉をあてる経緯について考えていたの。
そのままだと、相容れない感性。
そうよね。うん、丁度いい気がするわ。
[ロバートが唸って考えた末の言葉にをきいて、傍にいてくれる犬と自分が、それこそ『相容れない感性』でなかったという結果に、ほっとしたのかもしれない。PJは安心したように笑みをつくり、明るい調子で頷いた。ロバートのしっぽが下がっているから余計に、少し大げさでもそうすることを選ぼうとしたのだろう。]
感性に間違いと正解を持つという事は、
どういう事かしらと思ったのよ。
彼女の事、彼女が言った通りに、
あたしは全然理解出来ていないように思えて。
命を短くするやり取りが続くと
生きたいと心から思う時に……忙しいのかしら。
(193) 2022/05/05(Thu) 22時半頃