[サンドイッチの最後の一口を口に入れた所で、綺羅さんの姿>>176が見えたので、小さく手を振って。]
……呼び出してしまって、すみません。
……服、着替えなかったんですね。
[レンタル衣装に寄ると言っていたので、最初の服装で来ると思ったのだけれど、観覧車の時と同じだったのでそう言って。]
……これか、これにしようと思うんですけど。
[指さした内のひとつは、湖の上を自動のゴンドラに乗って移動する、『ミルキィウェイ』というアトラクション。
地上から離れてしまえば、人に話を聞かれる可能性は低いと思うのだけれど。
そのアトラクションは夜になると、湖に無数の小さな光が灯り、あたかも銀河の川をゴンドラで渡っている様になるというコンセプトのもので。
もう一つは、『宇宙エレベーター』という名の、広い園内を歩かずに移動できるというだけの乗り物。
チューブ状に張り巡らされた中を、箱が横移動するだけで、アトラクションとも呼べないけれど。
距離も長いし、密室なので、秘密の話をするには丁度良い。]
(177) 2023/11/19(Sun) 20時半頃