― 三日目:平原 ―
[ぶっつけ本番なんとかなれーッ!状態だったのは黙って居た。
行けると判断した瞬間、既に身体が動いていた。間に合わなくとも足掻かないよりはずっと良い筈だから。
結果自分の命を捨てる事となってしまったとしても、後悔はしなかっただろう。
まあこちらのポッド大変頑丈なので墜落してもこれだけは無事で残れたりする。サンプル収める用入れ物、自分的にはスーパー安全シェルター。]
『ソレは君にとって大切な物だろう』
『君もソレも、失う訳には行かない』
[どちらも自分にとって大切なクルーだ、見捨てることは出来ない。だから助けた。
ライジ探査機の動作に問題は無いらしい。帰還してから清掃し、点検の手が入るのだろう。ぶら下げたまま飛んで帰っても良いが、動けるなら自分の足で帰還してもらう。
流石にそこまで器用では無い。木の中に突っ込んでも良いのかね?ん?
ワイヤーにブッ刺さっていた枝を見たまえ君。>>136]
(173) 2021/11/13(Sat) 00時頃