― 三日目/安置室前廊下 ―
[撫でられながら、赤い目がケトゥートゥ>>143の方を向く。]
ハロ様が。……そうだったのですね。
言われてみれば、安置室付近で彼を見かけたことはありませんでした。
["元気なのが最後のままで"。
イースターは変わり果てたハロの姿を見ている>>61>>90。けれどもしも、ハロの立場から見たとするなら。今後ハロを思い浮かべる時に想像する姿はあの最期ではなく、元気に浮いている姿の方が良いと思うような気がした。]
……はい。
これからも、きっとこのつらさや無力感と。向き合わなければならないのでしょう。
しかし、イースターは。このつらさも、悲しみも、寂しさも。慣れたくないと思います。
つらいからこそ、強く記憶に残り。つらいからこそ、防ぐために皆努力しているのだ、と。考えたので。
[少しずつ、少しずつ。己の感情の中に整理を付けて行く。
それでも喪失はつらく、つらそうな皆の姿や静かな船内を思うと、悲しくてまだ涙が止まらない。]
(166) 2021/11/14(Sun) 22時頃