─現在・展望台─
[康生はバカ騒ぎもするし、時々常識外れな言動も取るが、愚昧ではない。当然ながら、先輩である彼の兄を知っているし、それなりに可愛がってもらってもいた。だから、「カガセン自体と、というわけじゃなくて」という一言で察しが付いたのだろう。彼の兄と加賀先生が似ている故の問題だ、という事に関しては。]
それってもしかして、た……や、推測は無し!
ん、また夜にな。
[ポン、と元気付けるように軽く背中を叩く為に手を伸ばす。避けられないなら、軽く手の平の当たる音がしたか。]
[同じく先輩であった雨龍春音という美しい少女は、康生の記憶にも確かに残っている。彼女はあまり口を開かない方だったから、人となりまでは把握してないけれども、米を洗剤で洗おうとしていた>>74から、自分と同等もしくはそれ以上に家事は出来ないのだろうという印象があるくらいだ。この時点では、その彼女が話に絡んで来るなんて予想出来ていない。]
(161) 2023/08/11(Fri) 22時半頃