─大和命戦翌日 縁士の家─
大丈夫なことを、俺も願ってんだけどさ……。
最近のケイ、俺のことになると周り見えなくなっちまってる気がして。
縁士にひでーこと言わねぇか、割とマジで心配。
[大丈夫だと言う>>131天道縁士に、康生は何とも言えない顔をした。それは話が進むにつれ、真剣に考え込むものへと変わっていく。だが、敵の数がフェイクだと知ると素っ頓狂な声を上げた。]
へぁッ!? マ、マジ? それマジ?
え〜、もうちょい早く知りたかったんだけどーーー。
……や、いろいろ「黙ってよ〜」ってしてる俺が言えたセリフじゃねーんだけどな?
あ、縁士が悪いわけでもないから、気にしなくていいぜ。
確かに、紛れようとするなら、入れねーと不自然なフェイクだもんな。
俺みたいな存在、多分縁士たちにとっても想定外のイレギュラーだったんだろーし。
お互いに「まさか」ってやつだよなぁ。
[「君の父さんがアストロを動かしてくれるんじゃない?」という言葉>>139を聞いて、康生は“私”の方へと視線を向けた。尤も視界に映るのは、胸元に康生の右手が置かれているという光景だったのだが。]
(153) 2023/08/19(Sat) 22時半頃