― 三日目/安置室前廊下 ―
……。
忘れない限り、心の中で生き続ける。
その為に、ですか。
[ケトゥートゥ>>121の告げた答えは、以前にチキュウ>>2:45やヨーランダ>>3:30から聞いたものと似ていると。感情の洪水の中で思い浮かべる。以前共にそれを聞いた時の彼は、誰かの中で生きているという考えによく分からない>>2:51と答えを返していた筈なのだけれど。何か、そう思わせるきっかけがあったのだろうか。
もしももう一つの泣かない理由>>66を告げられたなら、イースターはそうは思わないと考えて、返すのだろう。なので、それを告げないという判断は正しい。]
分かっているのです。
イースター達『アルニカ』の人々は、データという明確な形で。死者と共に生きる為の物を遺してきたのですから。
けれど、それでも。
死というものは。つらい、ですね。
(136) 2021/11/14(Sun) 17時半頃