[目尻に落ちた彼の唇は、優しい速度で下へ。 どこまで降りるのだろう、そう頭の片隅で考える。 涙が顎先を伝う前に唇で堰き止められて、 はじめて重ね合わせる感触に、 肩がちいさく跳ねた。 微かな羞恥に、彼の腕の中で身じろぎする。 でも、同時に、わたしは確かに期待して。 応えるように自分から、もうひとつ甘やかな音を立てていた。]
(135) azure_blue 2023/05/02(Tue) 00時頃
sol・la
ななころび
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