[給仕ロボットに紙とペンある?と告げると、どこからかアンケート用の小さな鉛筆と白いメモ帳を持ってきたので、礼を言って受け取る。
スマホのメモ機能は生きているから、それを使っても良かったのだが、最悪、何日か閉じ込められる覚悟が必要かもしれない、と考え。なるべくスマホの電池を消耗しない方向にした。
彼女──雛子ちゃん──と話した内容を軽くまとめていく。]
・招待状>>#1を受け取った時期、内容は同じ。
・指定された船で来た。同船者は居ない。
・煙崎るくあとの関係
[ここまで書いて、鉛筆を持つ指先が遊び始めた。さて、るくあと自分の関係はどう説明したらいいものだろうか…。]
雛子ちゃんはるくあちゃんと幼馴染なんだ。
じゃあずっと仲良しだったの?
[まるで警察の聞き取りみたいだな、と少し苦笑しつつ。
ここで嘘をつくわけにも行かないか、と、椅子の背もたれに寄り掛かって、自分の話もした。]
(128) 2023/11/16(Thu) 01時頃