─ 三日目・夜/談話室 ─
アタシがしたいのよ、受け取って頂戴♡
そ・れ・に、ライジちゃん『で』じゃなくて、ライジちゃん『が』いいのよねん♡
[強引な事を言いつつ談話室へ来れば、いかにも度数の高そうなウィスキーのボトルを出して来た。]
耐毒性が高いのか、度数低いと酔えないのよねアタシ♡
この腕じゃ、明日は探索に出ようったって止められちゃうでしょうし。
そう言えば、こうして飲むのは初めてだけど、ライジちゃんってイケる口かしらん?
水割りにするか、もっと度数低いのも確かあったと思うけど、どうするん?
[希望を聞けば、それに沿った酒類を用意する。両手が使えないので、開封は頼む事になりそうだが。互いのグラスが満たされれば、静かに飲み始めた。]
……辛い事、全部任せちゃったわね。
ライジちゃんにも、アリババちゃんにも、感謝してもしきれないわん♡
ね、お礼は何がいいかしらん?
アタシに出来る事だったら、何だってしちゃうわよん♡
[口調は冗談めかしているが、割と本気だ。そうするだけの恩義は感じている。誰かに縋って、本当に駆け付けてもらえた事なんて、もう永い間無かったから。**]
(125) 2021/11/14(Sun) 15時半頃