― 安置室/イースターと ―
いーすたー ぼく おぼえる する。
ぼく うれしい。
[記憶から消えた時、人は本当の死を迎える。
そう思っているからこそ、ヨーランダは墓守として犠牲になったクルーのことを覚え続けているし、誰かの記憶に残ることが嬉しいのだ]
いーすたー おねがい ある。
ぎろちん かんばん、 かたみ ほしい。
つぎ ちょうさ ぼく つかう。
[自分がギロチンの死に直接関わっていないことはわかっている、だが、ギロチンが自分の仕事を引き継いでこうなってしまったことに対して、ヨーランダは申し訳なさを感じていた。
だからだろう、回収された機材の中にあった、ギロチンが作ったであろう看板を引き取ろうと思ったのは。
そうして次の調査でそれを使い、新しく入った人にギロチンという人物がいたと、伝えたいのだ**]
(116) 2021/11/12(Fri) 09時半頃