ふ、えっ。 えっと、その。
……お茶を飲みながら考え、ます。
[ただ、彼と言葉を交わすのが楽しい。
今日会える、という楽しみは毎週のこの曜日に抱けども
今日はどんな話にしよう、までは考えていないのも常だった。
話題を振ってくれる話し上手で聞き上手な彼に
ぽんと話題を投げられ、それに反応しと>>103
或いは私の方から世間話をして、それに彼が反応し。
大体その様な感じで彼との時間は、流れてゆく。
この店を紹介し、ドールをお買い上げする友人もいて
週に一度通い詰める程度の裕福さは、確かに彼が察している通りだ。
最近、養父に奴隷を持たないかと持ち掛けられたり、友人にもドールでなくとも、市場に足を運んでみてはと勧められたりする程度には。
とはいえ、今迄魔法の勉強一辺倒できた身の上。
早々にパーソナルスペースに誰かを迎え入れるというのも
決断がなかなかつかず、覚悟もなかなか持てず。
といった程で時間ばかりが重ねられている現状である。]
(107) 2024/02/20(Tue) 21時頃