― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[つらい、疲れた>>89、と。そう口にしてもらえたことに、自分で思っていた以上にほっとした。
もちろん、そうでないなら、何らかの形でもう昇華されていたなら、その方が良かったのだろうけれど。]
……ウン。……アリババ、ずっと、頑張ってたもんネ。
[ケトゥートゥが自分のことで手いっぱいになっている間も、アリババがたくさん働いていたことをケトゥートゥは知っている。
死を無駄にしない為に。誰かへ伝える為に。先へ繋げるために。
その熱心な働きぶりが彼自身を誤魔化す為だとまでは気付けなくても、悲しくなかった筈はないと、その点には確信があった。
普段は少々(時々やりすぎなくらい)愉快な言動をする彼が、ちゃんと優しくて仲間想いだと、とっくに知っているから。
手が伸ばされる>>90のを見て、小走りにそちらへ近づく。
腕の中へ収まって、アリババだけが持つ身体の感触>>3:89に自分の身体を寄せる。]
(91) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 02時頃