─ 三日目・日没後/医療処置室 ─
[医療処置室へ運ばれた時点では、キランディはまだ目覚めていなかった。]
[右腕は完全に折れているし、無理に動かしたのだろうか腫れも強い。所謂、橈骨・尺骨骨幹部骨折というやつだ。側頭部の方は位置が位置なのでそれなりに出血しているが、ライジの言う通り(>>44)深くはない。念入りに検査しても、これといった異常は見られないだろう。]
[全体的に、落石に巻き込まれた────否、自ら突っ込んで行ったにしては、奇跡的とも言っていい軽傷だ。飛んでいた為、衝撃の大部分はいなせたのだろう。それはつまり、その瞬間。ハロが地面に居た(>>3:150>>3:151>>3:153>>3:156)事をも意味していた。]
────……此処、は?
[粗方、処置が終わった頃だろうか。キランディは薄く目を開いた。酷い悪夢を見ていた様な気がして……腕の痛みに、それが現実だった事を思い出す。]
(51) 2021/11/13(Sat) 18時半頃