[眉を下げられると>>40、こちらも少し明け透けすぎたかと不安そうにしたが、言葉が続かないことにその気持ちを汲んだのか、安堵したように軽く息を吐く。
それから、その手を握って撫でる。]
大丈夫よ。……きっと、大丈夫。
私たち、生きてるんだもの。なんとでもなるわ。
[あの5つの夜を超えて、二人で一緒に、生きている。きっとひどく細い可能性だった。それを乗り越えられたのだから、少しは前向きになってもいいはずだ。先へ歩めと。生きて、立派に、と。明るい未来を望んでくれたひとがいる。それを覚えていられる限り、きっとふたりとも、だいじょうぶ。]
……そんなひとのところに、黙ってサラをあげちゃうことにならなくて、よかったわ。
わかった。じゃ、心配はおしまい。
追っかけられたら蹴っ飛ばしておくから安心して。
[それだけは、はっきり告げておく。友人が眠っている間、心配することはなにもないのだと。]
(44) jinrou465 2022/05/17(Tue) 22時頃