─ 六日目・朝/ロビー ─
調子は、悪くないけれど。
目元は、確かに、何時もより重いかも。
[されるが侭で確かめられ乍ら>>35。御揃いね、とは思ったけれど、口には出さない。
只、可愛いし。と言われれば、有難う、貴方もよ。と返した。教わった『作法』に則るなら、否定迄はせずとも、黙って微笑む程度で、礼で受け止めたりはしないのだけれど。可愛い友人が然う言って呉れるからには、と。]
然うね。
手伝おうにも、恐らく、頭が痛んでしまうし。
[余り遣る気に為れない事がもどかしい。受け取った注射薬さえ、自力で投与する事は難しいだろう。
然うで無くとも、注射は難しそうだと思うが。]
でも、計画の相談くらいは。
一緒に、出来るんじゃないかしら?
[児戯にも似た空想、遊びの計画だと、自分自身に言い聞かせて。
彼女一人に、本当に全て任せるのは申し訳無いし。何より此れから起きる事を、出来れば自分も知って置きたかった。]
(36) sleepingxalice 2022/05/17(Tue) 01時頃