世界なんて見えない。僕は彼だけを映した。たった1つとなった瞳に。彼は僕を見て綻んだが、やはり眼帯については心配されてしまう。僕は目線を泳がせて。「ちょっと怪我しただけだよ、大丈夫。片目でもちゃんと見えるし。……コウこそ大丈夫?熱があるんじゃ……」抱き締めた彼の体温が高い。セックスの時の熱い肌とはまた違う。僕は彼が心配になった。殺そうとした相手の身体を慮るのをどうか笑わないで欲しいが。今はただ彼に浸りたい。僕はそんな想いでいっぱいだ。彼のお願いならなんだって聞く。するとーー差し出されたのは指輪だった。もう血は付着していない。彼は大切に大切にしっかりそれを握っていたようで、掌が汗ばんでいる。「何度だってプレゼントするよ。僕が指輪を贈る人は君しかいない。君だけなんだから……。」
(34) 2023/11/17(Fri) 23時頃
sol・la
ななころび
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