─ 二日目夕刻 研究室 ─
ただいまん♡
これ、今日の…………あらん?
[各『海』の中央付近で採取した水のサンプルを手に、キランディは研究室を訪れたそこで見つけたのは、モニター前で眠るタプル(>>8)の姿だ。アシモフの件があったその翌日に配布された医療キットは、当然キランディの手元にもある。これを用意するのに相応の無理をしたであろう事は、容易に予測が付いた。]
……全く、無理しちゃって。
[サンプルを分かり易い様に机に並べると、一度研究室を後にする。少ししてタオルケットを手に戻って来ると、起こしてしまわない様に気を付けながら、そっとタプルに掛けた。船内は空調も効いているし、種族的に必要としない物かも知れないけれど、何となく放って置けなかったのだ。]
[ふと、モニターに視線を移す。イースターとアリババ、ケトゥートゥとハロが一緒に居るのが見て取れた。他は単独行動だろうか。船内にもタプルやヨーランダを始め、幾人か残っている様だ。通信の数とクルーの人数が合致しているのを確認して、キランディは談話室へと向かった。帰って来る者達や、艦内で仕事に精を出す者達に飲み物の一つでも用意しておこうと考えて。]
(9) 2021/11/11(Thu) 08時頃