――数年後の僕らは――
[珊瑚と命は命が18歳の誕生日を迎えると入籍した。
高校にまだ通ってはいたが嫌っていた大和の性は捨てて瑠璃川 命となり新しい人生を歩み始めた。
同棲する中でいろいろと喧嘩してしまうこともあったかもしれないが概ね穏やかかつ日々の営みも盛っていただろう。
一番消費の多いものがゴムであるとか若い二人にはあるあるな話で寝る時も一緒であるしお風呂も一緒であるし、トイレだけは流石に別なのだが新婚生活かな、新婚生活だったみたいな暮らしをしていた。
命は大学へと進学した。
望んでいた通り工学系の学校に入り街の再建の一助となりたいと思って勉学に励んでいた。
結婚も就職が決まってお給料を貰い始めてからと決めていた。
23歳くらいになるねと珊瑚と話しをして決めていたのだけれどそこに待ったが掛かったのは――珊瑚のお義父さんからだった。
命にしては寝耳に水なことだったがその心境の変化は珊瑚がよく語ってくれるだろう。
果たして、予定とは異なり学生の間に結婚式をすることになりそうなのだが乾と柊木にはそのまま招待状を送っていいものか。
それともW挙式にするのかなどまだまだ決めていないことが多数ある**
(0) 2023/11/17(Fri) 00時半頃